このブログで伝えていることを、簡単にまとめると、、、

「どっちかに偏り過ぎると生き辛くなってくる。
だから、日常の中で、バランスをとりましょう。」

ということをお伝えしています。

その理由は簡単で、

私自身もどっちかにすぐに
偏ってしまうタイプだからです。


だから、


「大切なのはバランスだ(中道)!!」


ということを色んな角度から書いてます。


私が、そんな風に思うようになった
エピソードを今日はご紹介いたします。



ーーー


「一瞬悟った話」


今では笑い話ですが、、、

二十代に頃の私は、
「悟り」の境地に憧れて、
瞑想合宿、断食合宿、ヒマラヤの奥地にいったり、
聖者に会いにいきマントラ伝授されたり、
南米の儀式へ変性意識状態を経験したり、、、
とにかく色々やってみた時期があります。







今思うと、学生時代に
「快楽主義」「物質主義」に偏った反動で、
「苦行主義」「精神主義」に偏ってみたくなったのかもしれません(汗)


一度ハマったら極端に向かう性格みたいです。



妻をも巻き込んで、ハネムーンと称して、
10日間の瞑想の合宿に参加した時のことです。


その変化は、その7日目くらいから起こりました。


小さな虫が飛びたつ瞬間も、
スローモーションでみえるほど
冴え渡った意識の集中を経て、、、


突然、身体の細胞が振動し始めました。

内と外が消えて、
全身が喜びでみたされ、
うっとるするような快感。


それは、自分と周囲のすべてが
解け合っていくかのようなエクスタシー。


螺旋状に上昇する
エネルギーのうねりの中で、、、


「そうか!!そうだったのか!!」


っていう感覚が押し寄せてきました。


なにが、 そうだったのか!!

は、覚えていないのですが、
なんか手に汗にぎって、静かに興奮していました。


それは、、、


『このままずっと味わっていたい』

って思わず執着しちゃうほどの快感でした。
執着と期待がでてくると、それは消えていきました。


別に神秘体験をしたことを自慢しているわけではありません。


外部の刺激がほとんどない状況で、
質素な食事で、十日間ずっと朝6時から瞑想だけしていれば、
誰でも、一時的に、悟ったような気になってきます。
そういうオプションが人間にはセットされているみたいです。



で、たしかに、賢者や聖人が言うように、
マインドの働きが静まると、苦しみの原因が消えます。

「いまここ」に存在することで、
自我が消えると、完全な調和、内なる幸福の源とつながります。



しかしです、、、


十日間の瞑想が終わって、山から下りるとき
自我のリアルな現実と向き合うことになります。



まず駅で、切符買うとき、混乱しました。


頭が働かず、計算ができず、、、
しばらく、フリーズしてしまったのです。



「あれ、、、計算が全然できないねw」


一緒に瞑想していた妻と笑いました。
もう駅員さんを頼るしかありませんでした、、、。


二人とも、頭が働かず、計算ができず、
目的地までの切符を買う事ができなかったのです。

ずっとマインドを使ってなかったので、

頭の中は「し~~~~~~~~~~ん」としていましたが、
未来を予測して、計算して、行動することができなくなってました。



ーーー


その体験から気づいたこと。


それは、、、


「大切なのはバランス(中道)をみつけること。」



社会で生きるうえで、マインドは必要である。

というシンプルすぎる結論でした(笑)
(ずっと洞窟で瞑想するなら別です。)


たしかに、
マインドの性質は、

未来を予測し、過去を振り返り、
不安や後悔を感じたりします、、、

自分や他人を裁判官のように裁いたりもします、、、

さらに常に強い刺激を求め続けて
「いまここ」にとどまることが苦手かもしれません、、、

でも、その恩恵は計り知れません。


論理的思考ができなければ、
この体験も言葉で人に伝える事ができません。

電気とネットが発明されてなければ、
このブログも読むことができません。


何がいいたいのかと言うと、、、


『どちらも高いレベルで統合していくことが重要である。』


ということです。


例えば、 、、


Doingモードで、
目標、目的地を定め、計画をたてたり、
ポーズや呼吸法を練習して深めようとすることも重要なこと


でも、一方で、

Beingモードで、
理想の自分も一旦脇にどけて、ありのままの自分を受け容れる。
今ここの完全さに気づている状態でいることも大切です。


陰と陽、

修習と 離欲、

努力と 放棄、

マインドと ハート

DOINGモードとBEINGモード、

他にも、魂と身体、自分と他人、境界線と無境界
大宇宙と小宇宙、自我と無我、男性性と女性性etc,,,。





私は、ヨガや瞑想を実践することで、


「今の自分のモードに気づく力」

と、

「自由に行き来していき、
どっちにもとどまれるようになる心の容器」


を養っていくことができると信じています。

この2つの力を育むことで、
より日常生活も人間関係も調和していくはず。

そんな信念のもと、
今日もクラスに全力投球。

まずは、真鶴でアシュタンガ、
そのあと、夜まで茅ヶ崎です★


では、いってきます。



ーーー


あとがき

これまでの記事では、

『私たち現代人は、マインドに偏り、
極端に、「DOINGモード」になっている。』

だから、

『「BEINGモード」になるような、
ヨガや瞑想を生活にとりいれると、
心と身体のバランスがとりやすいですよ~』

って、ことも中心にお伝えしてきました。


でも、
自我の境界線がしっかりしていない状態で、
「スピリチュアル」、「無境界」に偏りすぎると
これも、またしんどくなってくる。

なので今日は、自分の体験をシェアしました。


そして最後に、
全てをくつがえすことを言いますが、、、


「偏っていてもいい」


ということも追記しておきます。


今はわからなくても、後からみたら、
全体の大きな視点から眺めたら、
完全にバランスがとれているんだと思います。



最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。



昌生でした。



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