どうも、昌生です。
今日は光の当たり方が、フェルメールの作品のように劇画調、
シリアスモードで書いてます
前回、
「今まさに人生の正念場だ」
ってことを言いましたが、その言葉の裏には、
ずっと逃げてきた自分、弱い自分がいるからです。
今日は、25歳の頃の「私」について書こうと思います。
それは、オーストラリアにワーキングホリデーに行っていた時期のこと・・・
でも正直、この時期のことを書くと、、、
「ヨガの先生としてどう思われるかな?」
「人格疑われるんじゃないか?」
って感じていたので書けませんでした。
でもやっと、自分の中で、
この時期のダメな自分にもオッケーがだせるようになり、
このダメさも「愛おしい」って感じるようになってきたので、
思い切って、公開することにしました。
まぁ、、、気が変わって、そのうち消してるかもしれませんが。
前置き終了。
ではいきますね。
正直に言うと、プロフィールではかっこつけて、
「世界35カ国を回った!!」
って威勢よく書いてますが、、、
実際のところは、ヒッピー(フーテン)でした。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/53/3d/j/t02200293_0270036012886583451.jpg?caw=800)
これが、25歳のころの私
うけるでしょ?(苦笑
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/35/75/j/t02200165_0360027012886580494.jpg?caw=800)
約一年間、この車で生活していたんです。
車の中で自炊、公園で、洗濯、シャンプーしてました。
「引きこもり」ならぬ、「外こもり」。
世間知らずの、おぼっちゃんとお嬢ちゃんの、
のらりくらりと、当てもない二人旅。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/85/2b/j/t02200293_0270036012886581744.jpg?caw=800)
ここではないどこかへ行きたかった。
もう日本でどう生きたらいいのか分からなかったから。
自分が何者で、何になりたいのかわからなくなったから。
昔から、好奇心が人一倍強かった私は、、、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/64/91/j/t02200165_0360027012886581745.jpg?caw=800)
だれもいない島や森へ好んで入っていきました。
人がいない大自然で、地球を感じたかった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/5c/cb/j/t02200165_0800060012886582308.jpg?caw=800)
その奥の奥へと、秘境を目指し突き進み、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/1d/60/j/t02200165_0360027012886582307.jpg?caw=800)
何日間もずっ~~~~~~~~~~~~~とまっすぐな道を走り、
気づいたら、オーストラリア大陸をぐるっと回ってました。
時には、、、、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/46/43/j/t02200165_0360027012886582306.jpg?caw=800)
スリップして事故!!
呼吸が止まり、すべてがスローモーション。
本当に、死ぬかと思った。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/5c/2f/j/t02200165_0360027012886582600.jpg?caw=800)
もうね、パンク修理もお手のもの。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/86/b9/j/t02200165_0360027012886582599.jpg?caw=800)
どうだい、ワイルドだろ!?(苦笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/c0/cd/j/t02200293_0270036012886582882.jpg?caw=800)
夜は、カンガルーとワラビーに囲まれながら、キャンプファイヤー
マントラ唱えて、ファイヤーダンス、儀式もやったなぁ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/94/a6/j/t02200165_0360027012886583449.jpg?caw=800)
フレーザー島の砂漠。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/50/0f/j/t02200165_0360027012886583212.jpg?caw=800)
タスマニアでは、山登りにハマり、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/9d/8f/j/t02200165_0360027012886583210.jpg?caw=800)
テントを担いで、山頂でキャンプ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/19/bd/j/t02200165_0360027012886583211.jpg?caw=800)
二人が、世界の中心だった。
この世界には私たちしかいなかった。
オーストラリアを回って感じたこと。
それは、この世界は涙がでてくるほど、光輝いていた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/b2/e8/j/t02200165_0360027012886583752.jpg?caw=800)
毎日、朝日と、夕日を拝み、
自然があまりに美しすぎて、泣いていた。
かなり浄化されました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/2a/1f/j/t02200293_0270036012886584163.jpg?caw=800)
でも、そんな充足感や、高揚感の裏には、
いつもあった、
「これからどう生きたらいい?」
という悶々とした問い。
時々押し寄せる、
自分を否定する攻撃的な思考、
将来に対する不安、
親に反対されて出てきた罪悪感、
同世代の友人との比較して感じる劣等感。
逃げ続けるのもしんどいんだ。
そんな不安をなんとかしたくて、瞑想にハマります。
毎日、本やCDで、色んな瞑想法を実践しました。
いま思うと、
これも現実逃避だったのだけど・・・
でも瞑想しているときは、心が穏やかになる。
分離感から、一体感を感じる。
だったら、
もうずっと瞑想していればいいや。
思考に、気づいていればいいんだ!!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/5f/cd/j/t02200165_0360027012886583753.jpg?caw=800)
そうだ、帰ったら、出家しよう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/a4/5a/j/t02200293_0270036012886583450.jpg?caw=800)
そうだ!!出家しよう!!!
悟っちゃおうぜ!!
な~んて思ったこともありました。
すぐに、家族に止められて辞めたけど。
その後は、、、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/e0/07/j/t02200293_0800106712886585247.jpg?caw=800)
帰国したらヨガに没頭。
鎌倉で人力車をやって、インドへ半年間♪
そして、ご存知かもしれませんが、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140325/15/masaonoblog/ce/41/j/t02200155_0800056312886585246.jpg?caw=800)
今では、ご縁の合った真鶴でヨガ講師となるわけです。
でもね、
私は聖人君子じゃありません。
旅の間、悪いこともざんざんやったし、
自分の快楽ばかり追求してきた。
今思えば、かなり無茶なことをしていた。
久しぶりに回想してみて、そう思う。
で、これを、またやりたいか?
って言われると、もうしたくない。
もう大人になった。
あの頃の私はもういない。
あの頃の彩ももういない。
あんな無茶な冒険は二度とできないんだ。
だからこそ、こうやってあの頃の写真を眺めると、
ふつふつと、愛おしさ、感謝が込み上げてくる。
こんな貴重すぎる体験は、
全て、家族、兄弟、出会った方々、
沢山の人のサポートがあったお陰です。
あまったれの僕らを助け、
応援してくれる存在がいたからだ。
本当に感謝しています。
ありがとうございます。
そして、気づかされる。
どれだけインドにいっても、
どれだけ瞑想の合宿にいっても、
どれだけ立派なヨガの講師になったとしても、
この弱い自分はずっと一緒にいるということを。
自分のダメさ、弱さを抱きしめながら、
自分という大地に、ずっしりと根をはやし、
ここでグラウンディングしていこう。
ヨガ講師として。
読んでくれてありがとうございました。
昌生より