どうも、昌生です。
今日は光の当たり方が、フェルメールの作品のように劇画調、
シリアスモードで書いてます


前回、

「今まさに人生の正念場だ」

ってことを言いましたが、その言葉の裏には、
ずっと逃げてきた自分、弱い自分がいるからです。

今日は、25歳の頃の「私」について書こうと思います。

それは、オーストラリアにワーキングホリデーに行っていた時期のこと・・・


でも正直、この時期のことを書くと、、、


「ヨガの先生としてどう思われるかな?」


「人格疑われるんじゃないか?」


って感じていたので書けませんでした。



でもやっと、自分の中で、
この時期のダメな自分にもオッケーがだせるようになり、
このダメさも「愛おしい」って感じるようになってきたので、
思い切って、公開することにしました。

まぁ、、、気が変わって、そのうち消してるかもしれませんが。



前置き終了。

ではいきますね。






正直に言うと、プロフィールではかっこつけて、


「世界35カ国を回った!!」


って威勢よく書いてますが、、、

実際のところは、ヒッピー(フーテン)でした。



これが、25歳のころの私





うけるでしょ?(苦笑








約一年間、この車で生活していたんです。

車の中で自炊、公園で、洗濯、シャンプーしてました。




「引きこもり」ならぬ、「外こもり」。







世間知らずの、おぼっちゃんとお嬢ちゃんの、
のらりくらりと、当てもない二人旅。





ここではないどこかへ行きたかった。




もう日本でどう生きたらいいのか分からなかったから。




自分が何者で、何になりたいのかわからなくなったから。






昔から、好奇心が人一倍強かった私は、、、

だれもいない島や森へ好んで入っていきました。




人がいない大自然で、地球を感じたかった。



その奥の奥へと、秘境を目指し突き進み、






何日間もずっ~~~~~~~~~~~~~とまっすぐな道を走り、
気づいたら、オーストラリア大陸をぐるっと回ってました。






時には、、、、







スリップして事故!!

呼吸が止まり、すべてがスローモーション。
本当に、死ぬかと思った。






もうね、パンク修理もお手のもの。




どうだい、ワイルドだろ!?(苦笑)










夜は、カンガルーとワラビーに囲まれながら、キャンプファイヤー

マントラ唱えて、ファイヤーダンス、儀式もやったなぁ






フレーザー島の砂漠。





タスマニアでは、山登りにハマり、



テントを担いで、山頂でキャンプ。







二人が、世界の中心だった。






この世界には私たちしかいなかった。





オーストラリアを回って感じたこと。
それは、この世界は涙がでてくるほど、光輝いていた。



毎日、朝日と、夕日を拝み、
自然があまりに美しすぎて、泣いていた。
かなり浄化されました。









でも、そんな充足感や、高揚感の裏には、



いつもあった、

「これからどう生きたらいい?」

という悶々とした問い。




時々押し寄せる、

自分を否定する攻撃的な思考、

将来に対する不安、

親に反対されて出てきた罪悪感、

同世代の友人との比較して感じる劣等感。





逃げ続けるのもしんどいんだ。





そんな不安をなんとかしたくて、瞑想にハマります。
毎日、本やCDで、色んな瞑想法を実践しました。


いま思うと、
これも現実逃避だったのだけど・・・


でも瞑想しているときは、心が穏やかになる。

分離感から、一体感を感じる。



だったら、

もうずっと瞑想していればいいや。





思考に、気づいていればいいんだ!!





そうだ、帰ったら、出家しよう。







そうだ!!出家しよう!!!







悟っちゃおうぜ!!





な~んて思ったこともありました。
すぐに、家族に止められて辞めたけど。





その後は、、、

帰国したらヨガに没頭。

鎌倉で人力車をやって、インドへ半年間♪




そして、ご存知かもしれませんが、

今では、ご縁の合った真鶴でヨガ講師となるわけです。



でもね、

私は聖人君子じゃありません。



旅の間、悪いこともざんざんやったし、

自分の快楽ばかり追求してきた。



今思えば、かなり無茶なことをしていた。




久しぶりに回想してみて、そう思う。



で、これを、またやりたいか?


って言われると、もうしたくない。



もう大人になった。

あの頃の私はもういない。

あの頃の彩ももういない。

あんな無茶な冒険は二度とできないんだ。



だからこそ、こうやってあの頃の写真を眺めると、
ふつふつと、愛おしさ、感謝が込み上げてくる。


こんな貴重すぎる体験は、
全て、家族、兄弟、出会った方々、
沢山の人のサポートがあったお陰です。


あまったれの僕らを助け、
応援してくれる存在がいたからだ。



本当に感謝しています。
ありがとうございます。




そして、気づかされる。



どれだけインドにいっても、
どれだけ瞑想の合宿にいっても、
どれだけ立派なヨガの講師になったとしても、
この弱い自分はずっと一緒にいるということを。



自分のダメさ、弱さを抱きしめながら、
自分という大地に、ずっしりと根をはやし、
ここでグラウンディングしていこう。


ヨガ講師として。


読んでくれてありがとうございました。


昌生より