どうもマサオです。

昨日の続きです。

前回、ヨガスートラについて触れながら、
「思考」との一体化について書きました。

今日は、「思考」について、私の体験から補足します。



自分の「思考」と、うまく付き合っていくにはどうしたらいいのでしょう?


例えば、
もしも自分を苦しめる「思考の癖」があって、
それが辛い「感情」を産み出したり、自分を制限していることに気がついたら、、、

「思考」を外側から眺めることは有効です。


自分の「無意識の思考パターン」と、
その裏にある「思い込み」から、
自分を解放するだけでも楽になります。



・・・・・・・・・・・・・・・


23歳のころの私は、
自分を傷つけたり、不安を感じるような思考と
一体化してとてもしんどい状況でした。

なんとかしたい思いで、瞑想を始めてみると、
ふっと、自分の「思考の癖」に気づくことができました。


ある日、瞑想中に、それまで真実だと思っていた、
自分の頭の物語が、全部妄想だったことに気づきました。



あれも幻想だった、、、


これも幻想だったのか、、、


とても大きな開放感を味わいました。


わざわざ過去の許せない経験を頭の中で再生して、
自分で自分を苦しめていたことに気づきました。


それは昔、友人や親に言われた一言だったり、
過去の失敗経験だったり、嫌な感情の元となる思考です。


頭の中で古いテープが、
自動的に再生され続けていて、
心にエネルギーが亡くなっていたのです。


なんでそんなことが起こるんでしょう?




実は、これは「自我」の性質なんです。
自我には、すこしマゾなところがあります。


自我は、たとえそれが嫌な感情であっても、
刺激が強いものを引きつけられる性質があります。

まるで電気ショックのような、強い感情を感じることで、

「私は確かにここにある」

といった実感を得る事ができるからです。

だから、ネガティブな感情でも反芻して味わいたがります。


それを解除するには、その性質に気づくこと。

これはゴミだ!

いらない!

とまず自覚すること。


逆に、自我は「いまここ」にあることを嫌います。
意識的であること、瞑想をしようとしたとき、最初は抵抗してきます。


私の場合も、

「こんなことをして何になるの?」

と言ったような思考が湧いてきましたが、
心をトレーニングしていきました。




『あ~、これまた考えている、
自分はこれが気になっているんだね。 気づいたよ。』


とか、


『あ、また過去の終わったこと、
友人に言われたことを反芻して嫌な感情を味わっているね。』



といったように、、、。



自分の「思考パターン」に気づいて、


そして、また

気づいたら手放す

気づいたら手放す

気づいたら手放す

気づいたら手放す


を繰り返しました。

私たちは、気づいたら要らないものを、
カタく握りしめていることがあります。

ぎゅ~っと、握っていることに気づいたら、手放す。

要らないゴミをまた握りしめていることに気づいたら、それを手放す。



この方法で、
自分を制限する思考パターンを
ひとつひとつ解除することができます。


ゴミを握っていることに気づくこと

そしてそれを、手放すこと。



たったそれだけのことですが、
私の場合、みるみる心にエネルギーが溜まり、
見違えるほど、心が元気になりなりました。



・・・・・・・・・・・・・・・




このような自分自身の体験から分かった事があります。


それは、、


精神的な不調和を感じている人は例外無く、
「自分自身との関係性」を崩しているということです。


精神的に辛いとき、
まずは、自分が、自分自身と、どんな対話をしているのかを
見直していく必要があると思います。



そして、その根本の原因にある「思考」に、光を当てていくと
「未消化な感情」や「勘違い」を発見することができます。



それが根っこです。



心の不調和を改善するために薬を飲んでも、
多くの場合、それは対処療法にすぎません。


ごまかすことはできても、
根っこは残ったままなので、
またピヨ~って「苦」が生えてみます。



根本的な解決には、まず、

「思考」に巻き込まれて一体化している状態から、
「思考」に気づいている観察者の状態を取り入れること。


無意識の奴隷状態から、
意識の光を強くすること。

マインドフルネスな時間をもち、
アウェアネス(自覚意識)の力を高めることです。


言い換えると、
「いまここ」にある時間をもつことです。



「いまここ」にただ在る状態

「いま」を感じている時には、苦しみは生まれません。


私たちは、「思考」するとき、「未来」や「過去」に意識が向かいます。

そして想像して、不安や、恐れを感じます。
イメージした世界がまるでリアルな現実かのように感じ、その感情と一体化します。


人が苦しむとき、

それは、いまここの現実ではありません。

頭の中の過去や未来の物語によって苦しむのです。



・・・・・・・・・・・・・・・・



私は、大学で演劇のメソッド(スタニスラフスキーシステム)を学びました。

その時、「感情の記憶」というテクニックを教わりました。

どんな手法かというと、
過去の記憶を思い出して、芝居の役柄に必要な「感情」を再現するというテクニックです。

過去に経験した出来事を思い出して頭の中で追体験することで、
その役にふさわしい「感情」を発生させ、役になりきります。

俳優は、意識的に、
「思考」の中の物語の中に浸り、
「感情」を産み出し、そのように振る舞います。


これと同じ原理で、実人生でも、
無意識の「思考」の中の物語が、あなたを創ります。

あなたの「思考」が、
現実のあなた特有の「感情パターン」、「行動パターン」を産み出します。

つまり、
「思考」が、人生を創造します。


自分はどんな「役造り」をしているのか?


どんな在り方で生きたいのか?


それを再構築するためには、
自分がどんな「思考」をしているのかに、
気づくことが重要です。



「思考」はあなたではない。
本当のあなたは、それを「観察する意識」である。


この考え方は、
人生に心の調和をもたらす上でも、
理想の自分を「役造り」していく上でもとても役立ちます☆



今回は以上です。



最後に、
この記事の関連動画はこちらです。

ジャッジメント
※思考が体内で物質化されることについて話してます。


あなたのお役にたてたら幸いです☆
ありがとうございました。

マサオ




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神奈川県(湯河原~真鶴)で活動中のヨガ・瞑想講師 
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