時短パーマ・時短セットの開発の物語   | パーマ大好き元美容師のブログです

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           すべての日本女性を美しくしたい・・・特に髪が細くボリュームの出ないシニア女性に
ボリュームの出る、手入れが楽、セットが楽な
パーマをかけるお手伝いをしたい・・・
と日々 研究開発をしている元美容師です

《美容師の化学》

 

毛髪診断(硬毛と軟毛)

 

私が考える毛髪診断は

パーマが早くかかるか!?

というところから端を発した毛髪診断で

パーマ剤が毛髪に浸透するのに何分かかるか、

という事を毛質から推測する方法でしたビックリマーク

 

  

   硬毛       軟毛

 

硬毛は毛小皮が8〜10層重なっていますサーチ

パーマ剤は毛小皮と毛小皮の間の

細胞膜複合体(CMC)の隙間のわずか

10Å(オングストローム10⁻¹⁰)という

超薄い隙間を上から下へスルスルと通って

毛皮質に浸透して、毛皮質の側鎖結合の

シスチン結合に作用をしてパーマがかかります

 

硬毛は毛小皮が沢山重なっていますから

パーマ1剤の浸透に時間がかかりますが、

軟毛は毛小皮の重なりが少ないのでパーマ1剤は

早く浸透してパーマが早くかかるのですベル

 

一般的に太い毛・細い毛がパーマのかかり具合の

目安になりますが、太い毛・細い毛では無くて

硬いか柔らかいかが大切なのです!!

 

 

 

硬毛の判断法】

 

ワインディングをしている時、1度巻いたロッドの

1本の輪ゴムを外した時

ロッドが動かなかったら軟毛〉

ロッドが勢いよく外れたら硬毛〉です

その中間が普通毛〉です