ヘラクレスオオカブト亜種(一部)の差異について | マサノリの雑食ブログ~アレからコレまで色々~

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基本は飼っているクワガタムシ・カブトムシのこと、他にも何か雑記などを書いていきます。

久々となる今回の一杯は千葉県、八千代市。

佐倉での用事のあと、せっかくの昼時なので京成本線の特急で1駅隣、勝田台駅の南口から歩いてすぐの場所にある「中華そば金ちゃん BEYOND」へ。
元々山形県の南陽市にあった「中華そば金ちゃん」(2017年閉店)の暖簾分け店である「中華そば金ちゃん 八千代店」の2号店です。


わんたん中華soba
中華そばということで乾物と肉、野菜などを調えたバランス系かと思いきや、鶏ガラをベースとした鶏清湯系なじんわりとくるスープ。それでいて旨みもしっかりと出て、タレに負けることもなくお互いがいい塩梅にまとめてくれています。
鶏油も軽めのタイプなのか、コクを出しつつも重さはそこまで感じなかったです。

ワンタンは肉の少ないペラペラタイプでもパツパツに詰まったタイプでもない普通のもの。肉の旨みに生姜とネギの薬味が風味を加えて、スープと合わせて美味しく食べられました。

朝からでも食べられそうな中華そば、東北地方の南の方のラーメンが好きな人は刺さるかもしれないラーメンですね~爆笑


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本題へ。

前回の記事でヘラクレス・エクアトリアヌスヘラクレス・リッキーの両亜種は標高で棲み分けを行い、たまに両者の生息域が近い場所で交雑も起こる?といったことを書きましたが、それじゃあ実際にそれぞれの亜種はどう見分ければ?となりそうなので、そのあたりのことでも書こうかな、と。


BE-KUWA18号より。
ヘラクレス・リッキーはアンデス山脈の北半分という広大な生息域をもっており、ここまで広いと亜種というより各ポイントでも遺伝によって少しずつ形状が異なる個体がいてもおかしくなさそうですね。
ちなみに近接する地域にはヘラクレス・エクアトリアヌスヘラクレス・オキシデンタリスなどが。



同じくBE-KUWA18号より。
地域により他の亜種の特徴を備える個体も出現、とありますね。
ヘラクレスオオカブトの亜種の見分け方といえばまずは頭角の形状によって判断、となるのですがBE-KUWAにはそれぞれ1個体しか横からの写真はないし、、、と思っていたところ、アメブロに参考になりそうなものが!


てんとうむしさんのブログ「昆虫漂流記」です。

ヘラクレスリッキーの個体差異 (Dynastes hercules lichyi Form)←ヘラクレス・リッキーの標本コレクションによる個体差異の紹介。
頭角突起がサイズ差だけでなく個体差でけっこう変異が出ることがわかりますね。
やはりリッキーは頭角の先端が強く湾曲することとその次の突起が板状に出ることが一番のポイントなのかな?

ヘラクレス・エクアトリアヌスの個体差異 (D. hercules ecuatorianus )←ヘラクレス・エクアトリアヌスの標本コレクションによる個体差異の紹介。
リッキーと比べると頭角先端の湾曲は弱まり、次の突起も板状というよりは突起として突き出ている感じがします。

ヘラクレス・オキシデンタリスの個体差異 (D. hercules occidentalis )←ヘラクレス・オキシデンタリスの標本コレクションによる個体差異の紹介。
頭角基部の突起が1つになるものが多く、胸角も基部のあたりで湾曲する個体や基部寄りに突起が出る個体が基本型となりそうですね。



今回入手したヘラクレス・エクアトリアヌス。
頭角先端は湾曲していますが強くはなく、次の突起も板状というよりはしっかりとした突起。やはり限りなく純粋なエクアトリアヌスでしょう。



※今回は勝手に記事をがっつり参照しているため、てんとうむしさんからの意見次第ではこの記事は削除しようと思います。