グランドファンク!ツェッペリン! | マサミのブログ Road to 42.195km

マサミのブログ Road to 42.195km

走る・観る・聴く・読む・歩く・食べる・楽しむブログ

2/24(土)は早番の仕事を終えてからこちらへ↓向かいました。

 

 

JR原宿駅を降りて…

 

 

3連休の真ん中とあって、見渡す限り人・人・人で埋まった竹下通りを抜け、明治通りに出てブラブラ渋谷のヒカリエ前まで歩き、宮益坂を登り、美竹通りを下ってまた明治通りへ。(原宿と渋谷の間はゆっくり歩いても25分ぐらいです)

 

時間があったので、久しぶりにこのエリアを歩きました。こういう超繁華街は用がなくても時々行くことにしています。何しろ東京は変化が早いので、たまに確認しておかないと街の変化に置いていかれますからアセアセ 

今回も「あの店がなくなってる!」「あのビルが取り壊されて更地になってる!」とか、いろいろ発見がありました。

 

分かってはいたけど、大混雑でしたね。ちょっとお茶しようと思って寄ったエクセルシオール、ベローチェ、コメダ珈琲、プロントがすべて満席で入口に行列が出来てました。結局、自販機で缶コーヒーを買ってガードレールに腰かけて休憩っていう笑い泣き

 

で、目的地はここ↓でした。

 

 

明治通りに面した老舗のライブハウス「クロコダイル」。私のブログでは、ライブハウスとしては最もたくさん登場しているかもしれません。この日のお目当ては…

 

 

1970年代に活躍したアメリカのロックバンド、GFR(グランド・ファンク・レイルロード)のトリビュートバンド「グリコ アンどファンクレイルロッド」です。私は、ジミー桜井さんが率いるレッド・ツェッペリンのトリビュートバンドと並んで、このバンドもライブがあれば基本的に追いかけています。

中心メンバーのエージ・ファーナーさんがめでたく還暦ということで、バースデーライブになりました。

 

 

クロコダイルは、いちばん後ろの席からステージを見てもこの近さ。お店の大きさ、見当がつきますよね?私はほぼ中央のテーブルでした。オール着席でスタンディングは無し。こういう昔のバンドのトリビュートバンドはファンもみんな高齢なので、基本的に椅子席です。助かりますニコニコ

 

 

ステージには楽器やアンプなど機材類がぎっしり並べてあります。熱狂的なGFRファンであるエージさんが「とにかくグランドファンクが使っていたのと同じギター、同じベース、同じドラム、同じアンプが欲しい!」と思って世界中からかき集めたヴィンテージ品ばかり。

ギターがたくさんあるのは、実際のグランドファンクが曲によって/時代によって使うギターを換えていて、それをきっちり揃えているからなんですよね。熱の入れ方、頭が下がります。

 

 

私から見たステージはこう。エージさんはこんなふうに曲の合間に、一生懸命集めた楽器や機材についてとても細かく丁寧に、そして楽しそうに説明してくれます。グランドファンクは、あの曲のあの部分の音をどうやって出しているのかを実演してくれたり、楽器を客席に回して触らせてくれたり、サービス精神が素晴らしい。

 

ステージにいる時間のうち、演奏時間とトークの時間のどっちが長いか?っていうぐらいなので、最近では「トークショー&ライブ」などと名乗るようになりました(笑) でもそういうオタクっぽい盛り上がり方、私も嫌いではないので…ラブラブ

 

 

 

 

演奏風景の写真は借り物です。こないだのライブとは別の日のもの。でも楽器やアンプだけでなく、着ているものや演奏中のポーズまで、そっくりコピーしていることは分かる人には分かると思います。

 

今回のステージは“前座”としてエージさん(ギター/ボーカル)とボンゾ・西川さん(ドラム)の2人だけで「ベースのないレッド・ツェッペリン」をやってくれました。これ、なかなか良かった!

 

続いてグリコアンどファンクが登場。「ハートブレイカー」「孤独の叫び」「アメリカン・バンド」「ロコモーション」などなど、GFRの代表曲を次々にやってくれて、いつものことなんですけど、私のような古いロックファンは胸が一杯でした。

 

ステージでエージさんも言っていましたけれど、エージさんは5年ほど前にガンの診断を受けて、抗がん剤を使った苦しい治療を乗り越えてライブに復帰したんです。さぁこれから!と思ったら今度はコロナでしばらくライブは無理に。

そういう苦しい時期を乗り越えてきたことを客席にいるほぼ全員が知っていましたから、エージさんへの声援がひときわ大きかったです。本当に、良かった。これからもずっと元気でライブを続けてもらいたいものです。

 

 

 

ーーー

 

 

 

初期の曲はもう50年以上も前の作品ですが、今でもこうやって情熱を込めて演奏する人がいれば、聴く人の胸を熱くするんですよね。私は時々思うのですが、ユーミンとかサザンなどのように一世を風靡したアーティストもいつかはいなくなるわけで、そうしたら彼らの楽曲はどうなるんでしょう? 

 

フレディがいなくてもクイーンが成立しているのとはちょっと違うかもしれないけど(オリジナルメンバーがまだいますし)、演奏者は変わっても、名曲は名曲として誰かが継承してくれたらいいのにと思います。レコードやCDは残るけど、やっぱりライブの熱さが欲しいですよね。