必ず、立ち直ります | マサミのブログ Road to 42.195km

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明けましておめでとうございます。

 

 

 

…と、この文章を書いている今は、2024年1月4日の夜です。本当はいつも通り新年のご挨拶を書こうと、画像も準備してあったし、何を書くかも決めてあって、元日の夜か2日の朝にはUPするつもだったのですが。

 

年明けから飛び込んでくる悲惨なニュースの数々を目にするうち、どんどんと気持ちが落ちていってしまいました。とてもじゃないけど、明るく前向きに「今年もイキイキ過ごしましょ~う!」なんて言えない気分。

 

それに引きずられたのか、自分の中で何かが「パチン!」と音を立てたように切れてしまい、ブログに向かうモチベーションがまったく湧かなくなってしまっていました。

 

別に、私自身とか、私の身の回りで何かあったわけでは、ないんです。

 

ショックだったのは、押し詰まった年末に、何人かの方が急逝したという知らせが重なったこと。もう年賀状は出してしまってからです。

 

まず、私の以前の勤務先でお世話になった方のお父さん(享年94)。私は故人とは直接の面識はありませんでした。

 

次に、私の高校時代から今にいたるまで親しくしている友人のお母さん(享年92)。彼の家は近所なので、私は高校~大学時代にしばしば彼の家に遊びに行き、彼の部屋でテニスのこと、スキーのこと、ヨットのことなど語り合いました。私が行くと彼のお母さんはいつも、すっごく甘いコーヒーを淹れてくれて、それが私にはとても美味しかったんです。

いくらでも時間はありましたから、3時間、4時間、5時間と語りあっていると、またお母さんが顔を出して「お腹すいたでしょ?何かとってあげるからね」と言い、近くのお蕎麦屋さんから「おかめうどん」をとってくれるのでした。あの甘い甘いコーヒーとおかめうどん! もう50年近くも前のことですが、お母さんの明るい笑顔と優しい声が脳裏に浮かびます。

 

そしていちばんショックだったのは、私のフネが置いてあった同じ海岸で、しょっちゅう顔を合わせていたヨット仲間の奥さん(享年53)が亡くなったこと。ヨットを通じて知り合ったカップルで、私も彼らがお互い独身のうちから一緒にセーリングしていました。グループは別だったのに、わざわざ私を結婚式に呼んでくれて、盛大にお祝いしたのに!

その後はあまり海には来なくなりましたが、年賀状のやりとりは続いていました。今年も年賀状を送ったら、その返信に「卵巣がんで妻を亡くしました」だなんて…53歳は若すぎる。「痛ましい」と言う言葉しか思い浮かびません。元気でいれば、これから人生が楽しくなるところなのに。

 

 

 

ーーー

 

 

 

年末から体調が思わしくなかったところに、こうした悲しい知らせが届き、なかば呆然としていたら今度は地震、津波、航空事故のニュースと映像。元々メンタルがひ弱で周囲の影響を受けやすい上に、体調不良も引き摺っていた私は、もう、どうしていいやら…という感じの正月でした。「どんより」という言葉が、あまりにもぴったり。

 

 

 

でも、私は、落ち込んでいる自分が大嫌いなんです。どんよりしている自分は、自分とは思いたくない。落ち込んだら、身体を動かすのが一番の解決策だということを、長年の経験から学んでいます。

あちこち痛くて去年の12/8以来走っていませんでしたが、幸いなことに大晦日あたりにはかすかな光明キラキラが見えてきた気がしていましたから、グズグズした気持ちを振り払おうと、今年に入ってもう2回、走りましたよ。ゆるゆるペースのリハビリジョグですけど。

 

1/1 7.09km 1時間02分20秒

1/3 9.10km 1時間20分42秒

 

身体のあちこちに気を配りながら、超ゆっくりのジョグです。いまだに走り始めて3kmあたりで左の臀部に違和感が出ますが、十分に注意しながら走り続けると、気にならなくなる。走った翌日も、特にイヤな感じはどこにもないです。

調子に乗って一気に距離を伸ばしたり負荷をかけたりせず、じわじわと走りを思い出していこうと思います。東京マラソンは3/3ですから、時間はたっぷり、あるので。

 

 

 

そんなふうで、新年一発めのご挨拶が微妙な雰囲気になってしまいましたが、もう「底は打った」感覚はあります。今日1/4(木)が仕事初めで、ようやっと通常モードに戻れますし、だらけた身体に少しずつ刺激を入れながら進みます。

 

 

今年も相変わらず振れ幅の大きなブログになってしまうかもしれませんが、引き続きご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

そして皆さんにとって2024年が、あとで振り返って「いろいろあったけど、まぁまぁ、良い年だったよね」と思える年になりますように。

 

 





すみません、大事な言葉を忘れていました。能登半島地震で被災された方々に、少しでも早く、手厚い支援が届きますように。

また、羽田空港での事故で殉職された海上保安庁職員の皆さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。


そして…的確な判断で乗員乗客すべての命を救ったJAL機のクルーには最大の敬意を表します。X(旧Twitter)で流れてきた言葉なんですが「これで分かっただろう。アテンダントさんたちはドリンクや食事を運ぶサービス係じゃない。いざと言う時に人の命を救う保安要員なんだ!」ということ。納得ですね。あんな緊急時に、頭で考えるより身体がスムーズに動くようになるまで、どれだけ繰り返し訓練をしたのか。頭が下がります。