マサミのブログ Road to 42.195km

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走る・観る・聴く・読む・歩く・食べる・楽しむブログ

板橋Cityマラソンの疲れもようやく癒えて、4月に入ってからジョギングを再開しています。大好きな「泉区のパン屋さん巡り」もまた出来るようになり、とても嬉しい。

 

でも、悲しいことに出くわしてしまったんです。弥生台の駅と国際親善病院の間あたりにあった、「ラ・ピニヨン」さん。去年の12月までは、こんなふうに↓普通に営業されていました。

 

 

 

 

私はこちらの、素朴で庶民的なパンが大好きでした。

 

 

この写真↑は、去年の秋に私が横浜マラソンを完走した時、「ラ・ピニヨンさんのパンのおかげです!」と、お店の方に記念タオルをお贈りした時の様子。喜んで受け取ってくださいました。

 

ところが、年が明けてから行ってみると、シャッターが下りて「しばらくお休みします」の張り紙が出ていて、驚きました。

それを見た私が激励コメントの張り紙をしたら、それにお店の方が答えてくださって、さらに輪が広がって…という顛末がこちらの記事です↓

 

2月、3月とこちら方面は走りに行きませんでした。そして4/9(木)、久しぶりのジョギングで「ラ・ピニヨンさん、どうなったかな。再開していてくれたら嬉しいんだけど」と思いながら行ってみると…

 

休業のお知らせが出ていた頃はこう↓だったんですが…

 

 

4/9(木)に行ってみたら、こうなっていました↓

 

 

ベンチとかシェードも撤去されてしまっています。シャッターに「閉店のお知らせ」とかは張ってありませんでしたが、これはもう完全に…閉店・撤退されてしまった感じですね。近所のお店の人に聴いて確かめることはしませんでした。

 

ああ、ラ・ピニヨンさん。大好きだったのに!季節に合わせた期間限定のパンをいろいろ作ってくれて、春先になると店頭に並ぶ「いちご大福パン」が美味しくて、今年も楽しみにしてたのに!

 

私泉区に引っ越して来たのは一昨年の9月ですから、ラ・ピニヨンさんとは1年数カ月という短いお付き合いでした。もっとたくさん寄って、いろんなパンを食べておくんだったなぁ。こんな突然のお別れは悲しいし、寂しいです。

 

でもまぁ、仕方ないですね。やむを得ない事情があったのでしょう。いちばんつらくて悲しいのはお店のスタッフの方たちだと思います。

 

TVやネットで紹介されて行列が出来たりするようなお店ではなく、地元のお客さんを相手に、地道に誠実にやっている感じがにじみ出ているお店でした。値段もすごく手頃で良心的でした。

 

ラ・ピニヨンさんのことは、ずっと忘れません。短い間だったけれど、お世話になりました。ありがとうございます。

 

 

虹

 

 

シャッターが下りたラ・ピニヨンさん「跡」の前で私はしばらくたたずんでいましたが、いつまでもそうしていられないし、お腹もすいているので走り出しました。

 

同じ道沿いに「ベッカライ・トーン・ガルテン」さんという、やはり大好きなパン屋さんがあるので、そこに久しぶりに寄ってパンを買い、弥生台駅前の広場のベンチに座って食べたのでした。ベッカライさんのパンも、相変わらず美味しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<追記>

前回のお金の話に続いて、楽しくない話題になってしまいました。お許しください。

実はレンタカーの鍵の件で2万円を請求され、まだ結論が出ずにモヤモヤしていた真っ最中に、ラ・ピニヨンさんの閉店を知ったんです。なのでなおさら、打ちのめされてしまいました。 

あまりにも良くない出来事が続くショックで、シャッターの前でへたりこんでしまったほどです。

 

私は昔から、大好きなお店が閉店すると、本当の親友を失ったのと同じようなショックを受けてしまうんです。「お店が一軒なくなったぐらいで、そんなに?」と思われるかもしれませんが、でも、そうなんですよね。自分の身体の一部がもぎとられたような、深い悲しみがあります。

 

 

 

湿っぽくなってすみません、次の記事は楽しい話題に、しますね。

このブログには、基本的に「良かったこと」「嬉しかったこと」など、ポジティブなことだけを書いています。でも現実はいろいろあって。

今日は、ちょっと愚痴らせてください。たまになのでお許し頂きたく。

 

・・・・

 

詳細は省きますが、この1年ほど、私の身内に関することで、お金がざぁざあと、本当に音をたてるようにして出て行っています。 

合わせていくらぐらい出ていったのか、計算するとイライラするので確かめていませんが、おそらく今の私の収入(勤務先からの給料)の1年分ぐらいにはなるかと。年収まるまるじゃん。

 

私はパートで月に80時間ぐらいしか働いていませんから、たいした金額ではないのですが、それにしても。

蓄えがあるからどうにかなっていますけれど、もう本当に「勘弁してよ!」と言いたい気持ちです。

 

いろいろ…本当にいろいろあって、やっと峠を越えた所ですけれど、これでスッキリしてもう大丈夫!という保証はありません。どうか今後は何事もありませんように、と願うばかりです。

 

・・・・

 

それに加えて、先日、ちょっと厚みのある封筒が届きました。開けてみると、今の家の火災保険満期の通知と、保険料振り込みのお知らせでした。2年間の保険期間がもうすぐ過ぎるということで。

 

私は「えっ、もう?」と思いました。でも納得。今の家を借りて引っ越したのは一昨年2024年の9月の終わりでしたけれど、契約は7月に済ませていたんです。

見つけてすぐに契約して、どんなふうに暮らすかじっくり考えて、家具やら何やら決めた上で引っ越しましたからね。7月から9月までの2か月は、住んでいないのに家賃だけは払っていたのでした。無駄を承知で。

 

なので7月には火災保険の期限が来るので、数万円払わないといけません。

そして気がついたのは、2年過ぎたということは…そうです。家賃も、更新料を1か月分、払わないといけないんですよね。7月は家賃が2か月分発生するんだ。あ〜あ。

 

 

・・・・

 

 

まだ、あるんです。

 

 

これも先日、私の身内絡みの用事でレンタカーが必要になって、半日ほど利用しました。

そして返却したところ、営業所の人が「クルマの鍵が壊れています。弁償して頂かないと…」と言うんですよ。私が乗っている間は何でもなく使えてきたのに。

でも確かめると確かに壊れていて、ドアのロックとロック解除が出来ない状態です。私にはまったく覚えがないのに!

 

保険には入っていましたが、免責として、クルマをひどく傷つけて帰って来たら2万円。走行不能な場合は5万円払えと書いてあります。

よく読むと「クルマを離れている間にイタズラされた場合なども含む」と書いてある。つまり、借りた側に責任がなくても、払わないといけないんですよね。

 

でも私は納得がいかなくて、営業所で少しゴネました。クルマの鍵を乱暴に扱った覚えはないし、ついさっきまで問題なく動いていたんです。鍵が勝手に壊れたんじゃん!

それで2万円とは。3000円か5000円だったら、不承不承払ったかもしれません。でも2万円ですよ?

 

クルマをぶつけたりこすったり汚したりしたなら、運転していて「あっ、いけねえ!」って気がつきますよね。

でも鍵のリモコン部分が“いつの間にか”壊れてしまったことまで責任が発生するのか。これはいくらなんでも納得がいきませんでした。

 

その場はいったん保留にして、お互い、妥協点がないか探すことにしました。いろいろ突っ込んだ話し合いをしましたが、結局のところ……私が2万円払うことになりました。そして金曜日の午後、払って来ました。

 

 
 

レシートに「休業補償負担」て書いてありますよね。

 

あーあ!まだこれからフジロックのチケットを買わなきゃならないし、家電(ハンディクリーナーと毛玉取り器)も必要だし、観たいライブやバレエのチケット代もかかるし、初夏から夏に着る服や靴とかも欲しいし。お金がいるんですよね。それなのにッ! よりによってこういう時にッ!

 

いったい、どうしてこう重なりますかね?このバッドループから早く抜け出したいです。

まぁ、身体に問題は無くて元気なのが救いですね。流れが変わるのを待ちます。こういう時にジタバタしても良くない。

 

 

・・・・

 

 

この記事を書いていったん保存して、何度か読み直しました。グチグチグチグチ、ネガティブなことばっかりで、読んでも楽しくない話ですねぇ。お目汚し、本当に申し訳ないです。

 

いっそ削除しようかとも思いましたが、敢えて公開しますね。ここまでこんな記事に付き合わせてしまって、失礼しました。あー、早く忘れたい。

4/2(木)は赤坂区民ホールでのピアノコンクールを最後まで聴きたかったのですが、夜には別の予定があったのでやむなく夕方で切り上げ、横浜に戻りました。目的地はここ↓

 

 

JRの線路を挟んで横浜スタジアムの反対側にあるライブハウス「ストーミーマンデー」さんです。お目当ては…

 

 

 

 

私が敬愛するミュージシャン、太田エージさんを中心としたグランド・ファンク・レイルロード(GFR)のトリビュートライブでした。

 

 

GFRは1960年代後半から1970年代に活躍したアメリカのハードロックバンド。1971年に初来日。後楽園球場での暴風雨の中でのライブは伝説になっています。

当時、高校1年生だった私は「外タレのコンサートに行く」という発想がまだ無くて、参加しませんでした。行くんだったなぁ!

 

GFRはギター&ボーカル、ベース、ドラムの3人編成でスタート。その後キーボードを加えて4人になりました。

3人編成の頃も、スタジオで録音したアルバムはギターをダビングしたり女性コーラスを入れるなどしているので、この日のライブでは前半でそれを再現。後半は3人だけの演奏という構成でした。

 

 

私は例によって最前列をキープ。「GFRが使っていたのと同じものを揃えたい」というエージさんの、楽器やアンプへのこだわりは相変わらず凄いです。

 

 

ドラムに注目してください。ドラマーさんが叩きながら歌うボーカル用のマイクしかありません。

 

大きなホールなどではドラムにもマイクがセットされて、お客さんはマイクが拾ったドラムの音をPA経由で聴くことになります。

でもここではアンプやPAを通さない、ドラムの「生の音」が直接、耳に飛び込んで来るんです。私にはそれが最大の魅力。一般的なライブではなかなか経験できませんからね。

バスドラのペダルをバシバシ踏む「振動」も床を通して伝わって来ます!

 

 

映りこんでいるスニーカーは私の左足。どんだけステージが目の前か、お分かりいただけると思います。シールドを踏んでしまって申し訳ない。

床に貼ってある紙は、ベーシストさんが見るためのセットリスト(曲目表)。

 

 

 

 

GFRが使っていたのと同じWEST社のアンプ類。私は詳しくないのですが、分かる人が見たら「いまどきよくこれだけ揃えましたね!」と驚嘆するんだろうなと思います。

 

 

ライブ前半では、サブのギターと女性コーラスも加えてR&B的な風味のあるGFRを再現。

 

 

後半はいつもの3人GFR。

 

 

近すぎてうまく撮れませんほっこり

 

 

そしてお約束のポーズ!

 

短い動画を撮りましたのでご覧ください。爆音です。

 

 

これは↑前半の様子。

 

 

こちらが↑後半。ベースの人は交替しています。

 

セットリストは、ライブ終了後、床に貼ってあったのを剥がして、もらってきました。

 

 

いやー、やっぱり自分が中学~高校の頃にのめりこんで聴いていた音楽を目の前で再現してくれるのは有難いです。15歳の自分に戻ってしまう。

 

ちなみに8曲目の『Heartbreaker』は、この曲を聴いて感動した井上陽水さんが、同じコード進行で『傘がない』という名曲を作ったそうです。

 

 

レッド・ツェッペリンの再現に情熱を燃やすジミー桜井さんもそうですけど、1960~70年代のクラシックロックの熱さを伝えるライブ、増えていますね。嬉しいことです。

 

 

とっても気分が良かったので、お酒にめっちゃ弱い私なのに2杯も飲んでしまいました。1杯目は生ビール。まぁこれはお約束として、2杯目はカナディアンクラブをオンザロックで。

 

これだけ飲むといつもならかなり酔っ払ってしまうのに、この日は最後までほろ良いで気持ち良かったです。やはりクラシックロックは私に向いているなぁ。ニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<おまけ情報>

エージさんのバンドは、ちかじか名古屋方面に出張されるそうです。4つのバンドが対バンのライブ↓

 

 

GFR、イーグルス、クラプトン、そしてディープ・パープル&KISS。これが3,000円で楽しめるなんていいなぁ!私も出張しちゃうかもです。名古屋近郊のハードロックファンの方、良かったらぜひ!

 

4/6(月)、出勤前の時間を使って、横浜市民ギャラリーに行って来ました。

 

 

 

 

横浜開港アンデパンダン展。「アンデパンダン」とは英語のindependants。音楽業界では「メジャー」の反対勢力を「インディーズ」なんて言いますけど、その語源ですね。

 

「審査しない/賞をつけない」というのがポリシーの美術展です。なので出展料を払えば誰でも自分の作品を展示できます。 

私の大親友のS君(今もボクシングジムに通い、試合にも出るスーパー古希!)の作品も展示されているので、観に行きました。

 

会場風景1。

 

会場風景2。

 

会場風景3。


まぁ、有名な作家の展示と違ってアマチュアの作品がメインですから、いつもこんな感じで空いています。でも私はそこが好き。気に入った作品を好きなだけ眺められますからね。

 

今回、私が惹きつけられた作品をご紹介します。パンフレットを見ても大きさが分かる記号が無いので、ご了承ください。

 

 

 

緒方かおる『空想時間①」

 

同、部分。

 

 

緒方かおる『空想時間②』

 

同、部分。

 

緒方かおるさんのこの2作には圧倒されました。縦横それぞれ2mぐらいあるでしょうか。その隅々までびっしりと書き込んである。

作家さんのエネルギーを感じるし、見れば見るほどいろんな発見があって楽しいです。じーっと見ていて「あっ、そうなのか!」と気がつく瞬間がたくさんありました。

 

 

 

荒井令子『両界曼荼羅』

 

これは…なんか、色が綺麗だなぁと思って。表情もいいですよね。引き込まれる感じ。

 

 

 

岩水幸代『もう直ぐ発表会!』

 

私はバレエファンなので(浅いですけど)、おーっと思いました。モデルさんには失礼ながら、脚の太さや短さがリアルでいいなと。ザワっとしたスタジオの片隅の雰囲気が感じられます。

 

 

 

横倉洋子『コウチャン』

 

セーターの3色とジーンズ?の青の取り合わせが綺麗。何よりも絵のタッチが、私の好みなんです。モデルさんが性別不明な感じも好印象。

 

 

 

そして私の大親友、S君の作品は…

 

重田親人『闘拳』


木の板の上に、コルクで形づくったボクサーのシルエットを貼り付けてあります。二人のトランクスとグローブの部分は皮です。

絵の具で描いてはいないので「絵画」ではないですね。こういう作品を何て呼ぶんだろう。

 

本人が会場にいたので解説してくれました。「左の人が右アッパーを打ち込んだら、右の人がカウンターを返してヒットした瞬間」だそうです。ちなみに次の場面ではカウンターをくらった左の人が尻もちをついてダウンするイメージだとか。

 

単に頭の中のイメージを形にしたのでなく、「こういう瞬間が欲しい」と思いながらたくさんのボクシングの動画を観て「これだ!」と思う瞬間をコマ送りで探しだし、その画面をプリントアウトしてトレーシングペーパーを乗せて書き写し、それをコルクに貼ってカッターで切って削って切って削って…というプロセスだったそうです。

はぁ~。その熱量に感動してしまう。

 

 

 

本人と作品。「顔出し&名前出しで構わないよ」と本人は言っていましたが、少し修正を加えました。

少し脚を開いた構えが「素人ではない、やってる人だな」と感じさせますよね。

 


ボクシング  ボクシング  ボクシング



S君は3年連続でボクシングをテーマにした作品を出展して、好評だそうです。確かに多くの絵や写真の中では異色を放っていました。そこだけ、別の世界があって。

 

 

私は手先指先がめっちゃ不器用で絵心もないので、こういうふうに何かを生み出せる人がとても羨ましく思います。

ともあれ、絵でも写真でも音楽でもバレエでも、プロアマ関係なく、何かを表現する人が私は大好きです。



私が横浜市泉区にある今の住まいに越して来たのは、おととし、2024年の9月でした。あちこちジョギングするうち「ここは春になったら桜が綺麗だろうなぁ」と思える場所を何か所か発見しました。

 

しかし2025年の春になっても、結局は地元の桜をほとんど見ないままで終わってしまいました。そして今年2026年。「上野毛自然公園」の桜を見たので、もう桜はいいかなという気分でした。

 

とは言っても2年続けて地元の桜を見ないで済ませてしまっては、なんとなく地元に申し訳ない気がします。なので4/3の金曜日、出勤前の時間を使って「花見ウォーク」して来ました。

 

 

市営地下鉄で「湘南台」まで行き、相模鉄道に乗り換えて「いずみ中央」まで来ました。マイ地元、泉区の総合庁舎(区役所)の最寄駅です。

 

駅を降りると目の前が…

 

 

「地蔵原の水辺」という公園で、和泉川という川沿いに桜並木になっています。向こうに見える桜の樹の下まで行くと…

 

 

たくさんのグループがお花見を楽しんでいました。

 

 

見上げればこの景色。絶好のお花見びよりですね。

 

 

お酒を飲んで酔っ払って騒ぐ人は皆無。静かに品よく過ごす人ばかりでした。

 

ここから和泉川の上流に向かって数100mの桜並木が続くことは分かっていたので、長後街道を渡り、そちらへ進んでみました。

 

 

桜の向こうに建つのは、泉区総合庁舎。

 

 

土手の上が桜並木です。片側が和泉川で、反対側は遊水池。両側が開けているので、枝が両方に伸びています。これって珍しいパターンなのかな。

 

歩きながら、私は「あれ?」と思うことがありました。「桜って、こうだったっけ?」みたいな感じ。というのも…

 

 

枝の先っぽがすごく細くなっていて、そこにも花がぎっしり咲いています。「枝」というより「蔓(つる)」みたいな感じ。なので、ちょっとした風にも細い枝がゆらゆらと揺れるんです。まるでピンクのカーテンが風にそよぐような。こういう桜は初めて見たような気がして、不思議でした。

 

 

 

陳腐な言葉しか思い浮かばなくて悔しいですが、“桜のトンネル”がいいでしょう? 歩いているうち、さっきのいずみ中央駅前の公園と違って、ここには独特の空気が流れていることが分かってきました。

●そもそも、人が少ない。

●花見客相手の露店も皆無。

●「桜まつり」とか書いたぼんぼり?提灯?みたいなものもぶらさがってない。

●道幅が狭いから、桜の木の下にシートを敷いて宴会する人もいない。

こんないい場所なのにもったいない気もしますが、ゆったりと静かな時間が流れるのを、一人で心ゆくまで堪能しました。

 

 

うふふ~良い場所を発見しちゃった!とても心が落ち着きます。なんでこんなに落ち着くんだろう?と考えながら桜の下を歩いていると…「そうだ!ここはお金の匂いがしないからだな」と気がつきました。変な言い方ですけど。

 

私の実家があった弘明寺(ぐみょうじ)という街は横浜市内でも桜の名所の一つで、大岡川という川沿いに桜並木が続くんです。京浜急行の駅でいうと弘明寺~井土ヶ谷~南太田~黄金町~日の出町あたりまで数kmにわたります。「大岡川プロムナード」という名前もついていて。

 

南太田から日の出町にかけては、伊勢佐木町や野毛といった繁華街が近いので、桜の季節は花見客で大混雑。そういう人を目当てにした露店もズラ~っと途切れなく並び、歩くのに難儀するほど混むこともあります。

桜の樹の下にテーブルと椅子を置いてお酒を飲ませる店も多いですから、昼間から酔って騒ぐ人も…夕方から夜はちょっと怖い雰囲気になってしまう。

 

そういう桜も、まぁ賑やかで悪くはないし、お金も回るからいいんですけど、私はやっぱり、上野毛自然公園とか、この和泉川沿いの桜のように、ひっそりと咲く桜のほうが好き。「経済」という仕組みに飲み込まれない桜も、いいですよね。

 

 

桜

 

 

この日は「もう満開は逃してしまったかもなぁ」と思いながら行ったのですが、まさかのベストコンディション。幸運に感謝しながらUターンして、いずみ中央の駅へ戻りました。その途中で…

 

 

これは↑なんの木だろう?木肌を見ると桜っぽいのですが。そしてこの枝とつぼみ。私にはなんとなく「楽譜」のように見えて、面白かったです。見えませんか?ニコニコ これはバッハかな。

 

 

 

そしてこちらは超複雑なので、リストか、ラフマニノフあたりでしょうか爆笑  前の日にピアノコンクールを聴いたばかりだったせいか、そんなことを思いながら「見に来て良かった!」と大満足で駅に戻り、赤坂見附での仕事に向かったのでした。

 

 

 

ーーー

 

 

 

さらに次の日。泉区の桜の名所といえば、相模鉄道の「弥生台」という駅周辺の桜は、ライトアップされることで有名らしいです。去年は見逃したので今年こそと思い、4/4(土)、日が暮れるのに合わせて行ってみました。かなり風雨が強くてどうかと思いながら…

 

 

前の日に桜を見た「いずみ中央」のふたつ先が「弥生台」です。電車を降りてホームに立つと…

 

 

おっ、桜の花びらが。これは期待できますね。

 

 

ホームにある待合室のガラスにも桜が描かれているし。

 

 

こういうポスターが張り出されているのも見つけました。やっぱり弥生台といえば「桜」なんですね。よしよし。来て良かった。でも…

 

 

ホームに立ってあちこち見回しても、桜はちっとも見えません。(あとでこの画像を見て、ホームの屋根の向こうに写りこんでいることに気がつきましたが) 「あれ?桜はどこに?」と思いながら階段を上がって改札口へ向かうと…

 

 

改札口の向かいに、こんなふうな、桜を見るための?大きな窓が設置されていました。のぞいてみると…

 

 

雨に濡れた窓ガラスにスマホを密着させて撮った一枚。ふーむ。ともかく、改札を出てみることにしました。

 

 

線路沿いを歩きながら見えるのは、ずーっとこういう景色。桜の樹は、人や車が通る道と線路の間の「斜面」に植わっているので、樹の真下は立ち入り禁止なんです。

 

 

駅全体が見渡せる陸橋の上まで行ってみましたが、肉眼で実際に見えるのはこの景色。金網の隙間にスマホのレンズを当てて撮って…

 

 

トリミングしても、こんなふうです。なんか、ちょっとね。駅の反対側にも陸橋があったなぁと思い、ザーザー降りのなか、行ってみました。

 

 

傘を風に飛ばされながらなんとか撮った一枚。なんだよもう!って感じですよね。諦めて駅へ戻りました。そしてホームから桜を探すと…

 

 

こういうことでした。駅のホームと道路の間の斜面に桜がある感じ、お分かり頂けますか? ここがいちばん桜が綺麗に見える場所のようです。うーん。

相模鉄道さんは、桜を植える場所とか、桜のビューポイントとか、考えてなかったんだろうか。地元をディスりたくないですけど、そう言いたくなってしまいました。まぁ仕方がない。人生いろいろ。桜もいろいろ。桜に罪はない。

 

 

 桜  桜  桜  桜

 

 

そんなわけで、昼の桜は大満足だったわりに、夜の桜はかなり残念な感じでしたが、そうそう良いことばかりはないですよね。ともかく、2年続けて地元の桜を見逃さずに済んだことに感謝します。

 

 

 

 

 


 

 

 

<おまけ>

いずみ中央の駅の和泉川沿いに「え?」と思う木があったんです。

 

 

これです。花は咲いていませんが、枝がピンク色! 枝そのものに色が着いてる木なんてあるんだ! 

たった一本だけ、こんな木がありました。ちょうど芽吹いていてこれから花が咲きそうなので「経過観察」してみますね。気になるぅ~

 

4/2(木)、仕事は休みでしたが、職場へ向かいました。私の職場の建物内にあるホールで開催された音楽コンクールを聴くためでした。

 

 

日本ルーマニア音楽協会が主催するコンクール。「ピアノ」「ピアノ連弾」「弦楽器」「管楽器」「ギター」「声楽」の部門があり、高校3年生までが対象で、入賞するとルーマニアでの演奏旅行に参加できます。

 

私はブログでお付き合いのある加林あき子さんの記事でこのコンクールのことを知りました。そして私の職場内のホールが会場だと分かってびっくり。誰でも入場できますので一昨年から「ピアノ」の部門だけ聴かせて頂いています。

 

全国各地で予選会が開かれますが、四国での予選会は徳島で開催。その予選会の審査員を加林さんが務められています。

本選に参加するお子さんたちと一緒に加林さんも会場にいらしていたので、去年と今年、ロビーでご挨拶させて頂くことが出来ました。

 

 

 

 

本選会場となった赤坂区民ホール。

 

4/2(木)が「ピアノソロ」と「ピアノ連弾」部門。4/3(金)は「弦楽器」「管楽器」「ギター」「声楽」部門のコンクールでした。私は「ピアノソロ」の部門の約50人の演奏を聴きました。

 

去年も同じことをこのブログに書いたと思いますが、一人3分~5分の演奏時間ですし、曲は弾く人が自由に選べるのでバリエーションが豊富。聴いていてまったく飽きませんでした。

 

私はピアノについてはまったくの素人ですけれど、聴いていて「なんかこの人の演奏には惹かれるものがある!」と思うシーンが、必ずあるんですよね。テクニックが凄いとかではなく、もっと他の、深い何かを感じるんです。

 

その意味で今回特に印象に残ったのは、リスト『2つの演奏会用練習曲S.145より第2番 嬰ヘ短調「小人の踊り」』を弾いた田中凛緒さん。 

どこがどうって言葉に出来ませんが、私は「ああ、この人はピアノの悪魔と取引をしたなぁ」というような印象を持ちました。

 

単に親に言われて“習い事”としてピアノ教室に通っているという雰囲気ではなくて、魂と指とピアノという楽器が一つになっている感じ。同じ曲を弾いた人がもう一人いましたが、そこまでの没頭感は感じませんでした。

 

あと、素人の感想ですが「テクニックが凄い!」と感じたのは、カプースチン『8つの演奏会用エチュードよりOp.40-8「フィナーレ」』を弾いた齋藤伎一さんと、ベルコヴィッチ『パガニーニの主題による変奏曲』を弾いた小林なゆ花さんが印象に残りました。

 

また、「ピアノの響きが綺麗だなぁ!」と感じたのは、三宅榛名『赤とんぼ変奏曲』を弾いた尾崎玲花さんと、ショパン『ノクターン第2番変ホ長調Op9-2』を弾いた天野有彩さん、そしてドビュッシー『2つのアラベスク第一番ホ長調』を弾いた箱崎ゆら乃さんの3人でした。

 

皆さん同じピアノを弾くのに、音の響きがぜんぜん違うのでとても不思議です。鍵盤へのタッチの仕方と、ペダルの踏み方の違いによるものなのでしょうか。本当に面白い。

 

審査結果はすでに発表になっていますが、私の印象と審査結果がどれくらいシンクロするでしょうね。楽しみに確かめてみます。

 

 

ーーー

 

 

 

本選の会場になった赤坂区民ホールに備え付けのピアノは「ベーゼンドルファー」というオーストリア製のグランドピアノです。

 

 

私は最近、なぜか急にピアノという「楽器そのもの」に興味が湧いてきました。つい先日、たまたま古本屋で『音楽の手帖 ピアノとピアニスト』という1980年に刊行された本を買って読んで、とても勉強になったところです。

 

その中でベーゼンドルファーのピアノについても書いてあって「鍵盤の数が標準の八十八鍵よりも多く(低音部)、弾く人がとまどわないように、特別な鍵盤は黒く塗ってある」ということを知ったばかりでした。また、「弱音の美しさが特徴」なんだそうです。

 

そういう知識をつい最近得たばかりでしたので、私は加林さんに「このホールのベーゼンドルファー、お聴きになっていかがですか?」と訊いてみました。私は音の響きに関する感想をお聴きできればと思ったのですが、加林さんは実際に弾いてみた生徒さんの感想を伝えてくださいました。

 

「日本でピアノと言えばヤマハとスタインウェイが大部分なので、ベーゼンドルファーは初めて弾く子がほとんどです。弾いてみて『鍵盤が重い』と言う子が多いですね。いつも弾いているピアノと感触が違うので、とまどった子もいたかもしれません。

でもこのホールにあるのはベーゼンドルファーだとHPに記載されていますから、事前に情報は伝えておきました。「低音に黒い鍵盤がある」なんていうピアノを初めて見る子もいますから」

 

…というお話でした。私は「黒い鍵盤」のことを知ったばかりだったので「ああ、そうか!」と思ったのでした。

 

4/3(金)は「弦楽器」「管楽器」などの部門のコンクールが開かれましたが、私は出勤日で、演奏を聴くことはありませんでした。

そしてコンクール終了後、警備員としてホール内を巡回していた私は、内緒ですが、ステージの片隅に片づけられたベーゼンドルファーの「蓋」を開けて、鍵盤を確かめてみました。すると…

 

 

おお、たしかに!鍵盤の左端に、黒く塗られた部分があるじゃないですか。なるほど~。そういうことかぁ。

ベーゼンドルファーのピアノには、低音に黒い鍵盤がある」というのはピアノやクラシック好きな方には常識かもしれませんが、こういう「豆知識」みたいなのが増えるのがとても楽しいです。

 

『音楽の手帖 ピアノとピアニスト』という本には、読んで楽しいことがたくさん載っていました。またあらためてご紹介しますね。

 

 

 

会場でお会いした加林さんには、私から差し入れのお菓子を差し上げましたが、加林さんからもお土産を頂きました。

四国銘菓『金時のさぶ』というサブレです。「鳴門金時」というお芋が使われていて、金時芋の風味と甘さが素晴らしい。美味しかったです。

 

素敵な機会と新しい知識を与えてくださった加林さんには、改めてお礼を申し上げます。

 

 

 

 

加林さんの演奏風景はYouTubeにいろいろありますが、フォーレのノクターンをご紹介します。

 

3月はこんな感じで↓走りました。カッコ内はキロ当たりのペース。

 

3/3 8.13km    56分39秒(6分58秒)

3/7 10.26km 1時間11分23秒(6分58秒)

3/10 8.44km    57分10秒(6分47秒)

3/15 42.70km 6時間19分57秒(8分54秒)…板橋Cityマラソン

 

<3月の累計走行距離 69.53km>

 

はい。板橋Cityマラソンのあと、まったく、これっぽっちも、走れていません。

 

過去1年の走った回数と距離はこちら↓

 

2025年

3月 8回/98.54km(板橋Cityマラソン途中棄権を含む)

4月 2回/30.44km

5月 7回/84.61km

6月 9回/102.66km

7月 9回/88.46km

8月 12回/130.12km

9月 12回/167.79km

10月 10回/126.635km(横浜マラソン完走を含む)

11月 0回/0km

12月 5回/55.19km

2026年

1月 13回/177.08km

2月 6回/77.18km

3月 4回/69.53km(板橋Cityマラソン完走を含む)

 

こうなります。まぁ仕方がない。もっと早くジョグを再開したかったのですけれど、次のような事情で、走れない状態がずっと続いて来ました。

 

1、微妙な腰痛。

2、駅の階段をサッサッと上がる時などに感じる、大腿四頭筋の疲労感。

3、たまにズキ~ン!と来る、左足小指の痛み。

 

でも1と2は、有難いことに、ようやく解消しました。3だけが残って気になります。これ、長引きますねぇ。もう1年になるのに完治しない。イラつきます。

 

でも日常生活には影響がないし、板橋Cityマラソンのあと悪化したわけでもないので、大丈夫と思います。近いうち、皮膚科に行く予定。

そして次の週末あたり、天気が良ければ久しぶりにジョグ再開します!

 

板橋で思うような成績があげられず、ちょっと落ち込んでいましたが、気持ちの面でも回復しました。

前にも書いたように、一つのシーズンに2回のフルマラソンを完走できたのはマイ人生でやっと2回目です。それだけでも私には快挙と言わなくては。タイムがどうこう言うのは贅沢ですね。そう思えるようになりました。

 

それに加えて有難いのは、3月に受けた健康診断の結果が良かったこと。基本的に「指摘事項ゼロ」でした。もう5年ぐらい「どこにも異常なし」が続いています。今回の結果は↓

 

 

細かく言うとクレアチニン(腎機能)とγーGTP(肝機能)の数字が、基準値をわずかに上回っています。でもドクターによれば「横浜市の健康診断の基準値からは外れていますが、ほかの物差しで見れば十分にOKですから、気にしないで大丈夫」だそうです。

確かにネットでクレアチニンとγ-GTPの基準値を調べると、今回の私の数値でもOKになることが多いようです。

 

尿検査もメタボ検診もクリア。体重はBMI「22.1」という、自己ベストが出ました。ほぼぴったり標準体重です。

生まれてこのかた、還暦近くまでずっと「太りすぎ」か「太り気味」で生きて来た自分が、まさか標準体重をキープできるようになるなんて。日頃のジョギングと食事管理の効果ですね。有難いことです。

 

というようなわけで、あと少しで板橋Cityマラソンの後遺症も消えて、いつも通りのジョギングが出来るようになりそうです。大好きな「パン屋さん巡り」を早く再開したい!

 

5月末には「横須賀三浦みちくさウルトラマラソン」で42kmを走りますが、事実上「制限時間なし」に等しいので、日常生活の延長で完走できるかなと思っています。

だから特別なトレーニングはしないし、精神的なプレッシャーも無し。今から楽しみです。

 

 

虹

 

 

3月のジョギング中に撮った写真を並べておきますので、ご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんにとって、2026年4月が、充実した楽しい1カ月になりますように!ウインク

 

4/1(水)は、あちこちで「新社会人だな」という人たちを見かけました。リクルートスーツの集団が、人事担当の人に率いられてカルガモのように…🐤🐤🐤

都内はあいにくの天気になってしまいましたが、「実社会」への門出をお祝い申し上げます。

 

私は新社会人の皆さんに「これだけは言いたい」ということがあるんです。それは…

 

キャリーケースは「身体の後ろに置いて引っ張る」のではなくて、

「身体の横に置いて押す」のが正解ですよ!

 

ということ。ピン!と来る方も多いと思いますが…

 

 

これ↑は失格。こうやってキャリーケースを「引っ張って」歩くと、どんだけ危ないか!

 

 

そうです。これ↑が正解。自分の「視界」の中にキャリーケースを置くのが基本ですね。混雑した場所では、のお話だけど。


👣

 

私がどこかの会社の社長で、入社式で新入社員に訓示を述べるとしたら

入社おめでとう。皆さん、どうかキャリーケースは引っ張らないで、身体の横に置いて、押して歩いてください。以上!

で終わりにしちゃうかもしれません。こういう訓示、いいと思うんだけどなぁ?ニコニコ

   

 

このところ「ピアノが聴きたい!」という気持ちが強くなっていました。CDを聴くとかYouTubeを見るとかでなく、生演奏が聴きたくて。なので3/29(日)、こちらへ行って来ました。

 

 

魚市場の最寄り駅だった「築地」で降りて、ちょっと歩いて…

 

 

朝日新聞の東京本社。ここに隣接しているのが…



 

クラシック専用の音楽ホール「浜離宮朝日ホール」です。この日、私が聴きに行ったのはこちら↓

 

 

失礼ながら髙木竜馬さんのお名前は存じなかったのですが、プログラム(演奏予定曲目)を見て「いいな!」と思い、チケットを買いました。どんな構成かと言うと…

 

 

こうです。私でも知っている親しみのある曲が多いし、何よりも『展覧会の絵』をやってくれるのが嬉しかった。

 

高校生の頃の私は、プログレッシブ・ロック界の巨星「エマーソン・レイク&パーマー」が大好きでした。1972年、雨の後楽園球場での初来日コンサート、行きましたよ~。 

そのEL&Pの3枚目のアルバムが『展覧会の絵』だったんです。

 

左からキース・エマーソン、グレッグ・レイク、カール・パーマー

 

 

ムソルグスキーの『展覧会の絵』を大胆にロックにアレンジしたアルバムは大ヒットしました。NHKテレビでやった『ヤング・ミュージック・ショー』も夢中になって観た記憶があります。

 

まぁそんなこともあって、髙木竜馬さんのピアノ・リサイタルには期待を込めて向かいました。

 

 

ロビーのお花。

 

 

私は2階席の最前列という良い席が取れて、とても見やすかった。

 

 

これは↑休憩時間中の調律風景。使われたピアノは「Shigeru Kawai フルコンサートピアノ SK-EX」というものだそうです。

最近発売された『Pictures』という髙木さんのセカンドアルバムでもこのピアノが使われています。

 

「このピアノは、浜離宮朝日ホールに備え付けのピアノなんだろうか?」と気になったので、私は終演後、ロビーにいた関係者っぽい雰囲気の女性に訊いてみました。

そうしたら「いえ、ピアノのメーカーから髙木さんへ貸し出されているものを持ち込んで使っています」とのことでした。そうなのか。髙木さんは「自分の求める音は、このピアノでないと出せない」というこだわりがあるのでしょうね。

 

私は難聴で両耳に補聴器を使っています。特に高音が弱くて、ピアノだと高い音(鍵盤の右のほう)へ行くほど鍵盤を叩く「カタカタ…」という音しか聴こえないことがほとんどでした。

でもこのShigeru Kawaiというピアノは、高い音でもハンマーが弦を叩いて鳴らす“響き”が聴こえるような気がして「おっ、なんか違うぞ」と思いました。

 

ドビュッシー『月の光』やラベル『亡き王女のためのパヴァーヌ』など、私でも知っているお馴染みの曲も多く、飽きずに聴くことが出来ました。そして『展覧会の絵』。


私はムソルグスキー版を聴くのは2回目でしたが、50年以上も前の高校時代に聴いて聴いて聴きまくった懐かしいフレーズが次々に飛び出して来て、記憶の中にあるキース・エマーソンのフレーズと脳内でドッキング。とても楽しかったです。

 

この日のプログラムにはない曲ですが、YouTubeに髙木竜馬さんの演奏風景があるので、よろしかったら。5分ほどです。

 

ラフマニノフ:前奏曲『鐘』作品3-2

 

そしてアンコールはシューマン『トロイメライ』でした。フジコ・ヘミングさんもアンコールでしばしば演奏されていましたよね。

 

 

休憩を挟んで約2時間半のコンサート。感想は…良かったです。そんな、子供じみた言葉しか浮かんで来なくて恥ずかしいのですけれど、良かった。


やっぱり生演奏はいいですね。特に、演奏している人の手元が見えるのがいいんですよ。

「あの指先から、いま自分が聴いている音が生まれて、空気の振動になって自分の耳に届いているんだ」という興奮があって、すごくドキドキする。

 

実は数日後にもまた、ピアノの生演奏をたっぷり聴く機会があるんです。ピアノに関する面白そうな本も古本屋で見つけて読んでいるところですし、このところちょっとピアノづいているワタクシ。またレポートしますね。

 

桜の開花情報と、むこう1週間の天気予報、そして自分のスケジュール。これらを見比べて「桜を観に行くなら、今日しかない!」と決断したのが昨日3/30の月曜日でした。

夕方から仕事だけど、その前の時間を使って「プチ花見」することに決定。

 

では、どこへ行くか。実家の近くの大岡川プロムナードや、今の住まいから近い和泉川沿いの桜並木、そして鎌倉や北鎌倉…

桜を観に行きたい場所はいくつかありますが、私にとって最優先の場所を選びました。

 

 

毎年、このブログで記事にしていますのでお馴染みですね。横浜から東横線で自由が丘まで行き、大井町線に乗り換えて「上野毛」へ。

 

 

ユーミンが「カンナ8号線」という曲のモチーフに使った、環状八号線(通称カンパチ)の通りを渡り、多摩川のほうへ。

 

 

世田谷区が「保存樹木」に指定した木が、普通の住宅のお庭に立っていたりします。ここは「稲荷坂」。

 

 

右側の石垣の上に建つ大きなお屋敷は、美空ひばりさんと小林旭さんが結婚後に暮らしたお家だそうですが、もう何年も誰も住んでいない感じ。寂しいですね。

 

 

坂の途中に、坂の名前の由来になった「稲荷神社」があります。そしてその2~3軒先にあるのが…

 

 

私が高校生の時からずっとファンの作家、吉行淳之介さんと、パートナーの宮城まり子さんが住んでいたおうち。

表札の文字は吉行さんと宮城さん、それぞれの自筆だそうです。「本目(ほんめ)」は、宮城さんの本名。

 

吉行淳之介さんは1994年の7月に、宮城まり子さんは2020年の3月に亡くなりました。でもお家がこうやって残り、表札もそのままになっているのは嬉しいです。

宮城まり子さんが始めた福祉施設「ねむの木学園」(静岡県掛川市)の事務所が、こちらに設置されているようです。

 

 

道の反対側から見た、吉行さんと宮城さんの家。建物は黒い門の奥にあって見えません。この真向いに…

 

 

上野毛自然公園があります。小高い丘の上の広場には、この季節になると桜が咲きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

住宅街の中の小さな公園で、特に「桜の名所」でもありませんから、満開の時期でも空いています。静かで落ち着いた空気の中、ベンチに座ってぼんやり過ごす少しの時間が、私には大切なひととき。

 

空を見上げて「吉行さん、今年も来ましたよ」と心の中で呼びかけると「やぁ、いつもありがとう」と答えてくれる吉行さんの声が聞こえるような気がします。私は吉行さんの声を一度も聴いたことがないのですけれど。

 

そういえば、ビデオとかで吉行さんの「動く姿」も見たことがないなぁ。YouTubeで探せばあるのかもしれませんが、別にそこまで…と思っています。

 

 

 

ーーー

 

 

 

家を出る時、横浜市内はどんよりした曇りでしたが、上野毛に着いたら晴れ間から日差しが差し込んで来ました。ありがたい。ラッキーでした。

 

そして私は、吉行さんが贔屓にしていたというお蕎麦屋さんでお昼を食べようと思い、行ってみました。

場所は把握していたので、何年も前から「いつか、行こう」と思い続けていて、今年こそと思ったんです。ところが…

 

 

こちらの「さくら庵」さん。でもシャッターが閉まっている。「ああ、定休日だったか。仕方がない。また来よう」と思いました。でも、あれ?なんかちょっと雰囲気が…

 

 

たしかここに掛けてあった看板が無い!シャッターに「閉店のご挨拶」みたいな張り紙はないけれど、どうやら閉店した感じですねぇ。

ああ、遅かったか!もっと早く来るんだった。チャンスは何度もあったのにッ!

 

 

悲しい

 

 

「いつか、そのうちに」なんて思っていてはダメだなと、つくづく痛感した日になりました。

まぁ、仕方がないですね。吉行さんがお気に入りだったという「鍋焼きうどん(上)」を、このお店で食べたかったのですが。

 

 

そんなふうなことを思いながら上野毛の駅に戻り、二子玉川から田園都市線に乗って青山1丁目で降りて、職場まで出勤したのでした。お昼を食べそこなったので、結局はコンビニで買ったパンが昼食になってしまった。