5/30(土)に開催された「横須賀・三浦みちくさマラソン42km」。私は8時間21分04秒という恥ずかしい自己ワーストタイムながら、それでも制限時間内にゴールしたので「完走」となりました。今回はそのレポートをお届けします。
通常のマラソン大会ですと、制限時間は6時間~7時間ぐらいのことが多いです。この大会の制限時間が長いのは、大会としては基本的にウルトラマラソン(フルマラソンより長い距離を走る)であって、「72km部門」と「63km部門」も同時に開催されるから。
今回の私のレースプランは「タイムは関係なく、少しでも余裕を持って笑顔でゴールしよう」というものでした。3月に走った「板橋Cityマラソン」は後半になるほどつらくてつらくて、フィニッシュの瞬間には、私のマラソン歴では初めて嗚咽してしまったほど苦しかった。
なので「横須賀・三浦みちくさ」では、ところどころで坐って休む「休憩時間」を入れて、体力を温存しながら走るつもりでした。その上で、いちおうの目標タイムは「7時間」と決めてスタートラインにつきました。
それがまさかの「8時間超え」となったのは…端的に言うと「脚に痛みが出たから」でした。特別な事故や事件があったわけでは、ないです。
そして、気になっていた「左足の小指」は、レース中も終わってからも、まったく問題はありませんでした。それなのにッ!
中間点のちょっと前あたりから、右足のかかとの上、ふくらはぎの下あたりにズキッ!と痛みを感じるようになりました。こんなところが痛くなるのは初めての経験です。今までの練習でもレースでも痛くなったことは無い場所。
スピードを上げると「うっ!」と言うほど痛い。着地して体重がかかった瞬間が痛みます。でも、歩く分には痛みません。スピードを上げるのに比例して痛みも増して来るのです。
我慢して進むうち、痛い場所が脚の前側、すねのほうに広がってきました。さらに、何でもなかった左足にも同じような痛みが出て来るじゃないですか。私は「もう、勘弁してよ!」と思いながら、歩きと小走りを交互に繰り返しながら進むしか、ありませんでした。
時々ちょっと痛みが和らいで「あ、行けるかな?」と思ってスピードを上げると、また痛む。ずっと、その繰り返しでした。最後の300mほどは「何が何でも、走ってゴールする!」と思ってスピードを上げてみたら、不思議に、そこだけはあまり痛まずにフィニッシュできました。マラソンの神様が、許してくれたような気がしました
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そんなわけで「いったい、何があったの?」と気にしてくださった皆さんには拍子抜けですよね。すみません。でもこれが事実なんです。ここから先は写真をズラズラ並べますので、ご覧ください。

スタート40分ほど前に三浦海岸に到着。ガラガラだった昨日とうってかわって、たくさんのテントが並んでいます。マラソンとは別の、何かイベントがあるらしい。

ブログを通じて、スキーの話題で繋がりができた「まりな」さんと待ち合わせ。「シューズサークル」をお願いしました。二人では「サークル」にならず「シューズライン」ですね


スターティングゲートをバックに、二人でガッツポーズ。まりなさんからは「モザイク入りなら写真掲載OK」と了解を頂いています。
まりなさんはブログの文面から感じ取れるように、とても気さくで明るくて話しやすい方でした。指導員の資格をお持ちなほどお得意のスキーや投擲競技のお話などゆっくりしたかったのですが、スタート前の慌ただしい時間だったのでご挨拶しかできず残念。

42km部門は300人がエントリー。少しずつ時間をおいてのウェーブスタートです。私はほぼ最後尾からスタートしました。

スタートしてすぐ。こんなに気持ち良い場所を走らせてもらえて感謝しかありません。ちなみに3月開催の「三浦国際市民マラソン」でもスタート後はここを走りますが、三浦国際は車道を走るので、この景色は見られないんです。絶対こっちのほうがいいな。

左側はずーっと海です。最高気温29℃の予報でしたが、湿度が低かったせいか風が爽やかでした。日差しも、ジリジリと肌を焼くような強さではなかったので、スタート直後に「今日は案外、大丈夫かもな」と感じました。

やがて最初の登り坂です。私は「登りは、無理せず歩く」と決めていたので、焦らず一歩ずつ進みます。

登り切るとこの景色です。畑!その向こうに海!そのもっと向こうは房総半島!いいなぁ。大好きな景色です。
なお、私がこの大会に出るのは3回目ですが、個人的なトレーニング(というかお遊びジョグ)でこのコースを走ったことは何度となくあります。なので、コースマップには載っていないけれど「こことここにトイレがあるよね」「コンビニは、こことここ」みたいな点は頭に入っているので、その知識が何かと役に立ちました。

そして最初のエイドステーション。飲み物と軽食が提供されます。黄色いシャツの人が多いのは、大会の参加記念に貰えるシャツを着たみなさん。

「干潟」で有名な江奈湾。稀少な水辺の生き物が豊富だそうです。

そしてさっきより長い登り坂に差し掛かりました。ここを登り切ると…

二基の風力発電の風車が回る、宮川公園です。ここにもエイドがあります。

折り畳みコップが大活躍。でも1杯では足らず、エイドごとに2杯~3杯は飲まないと足りませんでした。

エイドによって、並んでいるフードは変わります。ここではあんことみたらしのお団子。そして2種類の蒸しパンが並んでいました。ランナーならお替り自由です

エイドを出ると、大きな橋を渡ります。

橋を過ぎると、左側に慰霊碑が建っています。かつて横須賀や三崎などの港には船乗り相手の遊郭があって、女性たちが遊女として働かされていました。夜ごと荒くれ男を相手にする日々のつらさに、多くの女性たちがここから身を投げたんだそうです。
私はここを通るたびに、この碑の前で立ち止まり、帽子をとって手を合わせることにしています。この日も、そうしました。

やがて城ケ島や三崎港を示す標識が見えてきました。まずは城ケ島に渡ります。

城ケ島大橋。この写真は、まりなさんのブログからお借りしました。

橋から見える景色。

城ケ島に入ると、灯台の下にエイドがあります。

このエイドで提供されるクッキーなどのお菓子類やドリンクには、ハーブを効かせた独特の風味のものが多い印象がありました。今年も同じでしたね。

城ケ島の灯台。

水平線の向こうには、肉眼だと伊豆大島の島影が大きくハッキリと見えていましたが、写真では分からないですねぇ。そしてまた城ケ島大橋を渡るのですが…

城ケ島の公園の出口にオフィシャルのカメラマンさんがいて、私を撮ってくれた写真が大会のサイトにアップされていました。ラッキー。
すっごいたくさんのランナーさんがいたのに、私しか写っていません。めっちゃイイネ!

城ケ島から“本土”に戻り、マグロの水揚げが多いことで知られる「三崎」の町に入りました。三崎には知っているお店が多いので、少しコースをそれて「みちくさ」してみました。

高齢のマダムが一人で切り盛りされるカフェ「キー」さん。ちょっとご無沙汰なので気になっていましたが、営業しているようで良かった。こんど、久しぶりに行ってみなくちゃ。

そしてこちらは…あーっ!大好きなマグロ料理専門店「海舟」さんだったのに、看板が無くなって「スタッフ募集」の紙が貼ってありました。閉店して、新しい店になっちゃうようです。悲しいなぁ!
海舟さんには20世紀の頃から、もう30年近く通っていました。ヨットの帰りなんかに何度も寄ったんですけどねぇ。うーん。冬しか出してくれない「大根のステーキ」もう一度、食べたかった。

そしてこちらは、三崎の町でもっとも風格がある「三崎館」さん。私は若い頃、こちらに飛び込みで入ろうとしたら玄関で着物姿の綺麗なお女将さんに「ご予約は…?」と訊かれ、予約がないと入れない店なんだと気がついて恥ずかしい思いをしました。
それ以来、まだ一度も入店したことがありません。昔よりは入りやすくなっているのかなぁ?ここも私にとって「生きてるうちに一度は」のお店です。
この三崎館さんの向かいにあるのが、物産館「うらり」。

1階はこんなふうにマグロを中心とした水産物の売り場ですが、ひそかなお勧めは2階です。野菜と肉類が並んでいて、日によっては、高級な「葉山牛」の肉が2割3割4割引きとかで売っているんです。観光客は1階にしか行かない人が多いけど、ここに来たらぜひ!2階ものぞいてください。
…あれ?何の話をしているんでしたっけ。あ、そうそう。マラソンの途中でしたね。先へ進まなくては。私はこういう話をするのが楽しくて仕方ないもので

三崎の町の奥にある海南神社。ここも境内にエイドステーションがあります。

せっかくなので「完走祈願」をして来ました。お賽銭が少なかったかなぁ?うーん。でも「完走」は確かに出来ましたからね。ご利益があったと考えなくては。
まぐろ・まぐろ・まぐろの看板が並ぶ三崎の町を通り過ぎると、道はぐっと右にカーブ。いよいよ、三浦半島の西岸へと入って行きます。

すると見えてくる、このよしず張りの不思議な建物。なんだと思います? 私はもうすっかりお馴染みなんですけど…

こちら、実は「斉藤菓子店」という和菓子屋さんなんですよね。焼き菓子、上生菓子、お赤飯、飴など、このガラスケース一つだけですが、ちゃんとした商売をされています。
数年ぶりでお邪魔しましたが、ワンオペでやっているおばさん、元気そうで良かった。私はここを通りかかると、何か買わずにはいられません。今回は…

うさぎの形をした、可愛い「じょうよ饅頭」を頂きました。1個200円。そしてお店の向かいの、この漁港を見ながら頂くのも、いつも通りです。
え?遊んでないで早く先へ行けって?はいはい。では行きますよ!

小さな入り江をいくつか回ると、道は急にまた登りになります。この先に、確かあったのは…

ああ、そうそう。今年もありましたね。個人のお宅ですが、水道の栓にホースを繋いで「ご自由にどうぞ」と開放してくださっているんです。私は腕と顔に水をかけて先に進みました。
本当は頭からザバーッと水をかぶったら気持ちいいなとは思いましたけれど、私は両耳に補聴器を装着していまして、いちおう防水なんですが濡らさないほうがいいなと思って。でも、毎年ありがたいサービスです。
この先には、私が大好きなヨットハーバーの綺麗な景色が続きます。まず見えてくるのは…

日本最古のヨットハーバーとも言われる「油壷京急マリーナ」。どうですこの雰囲気。まるで山下達郎のアルバムジャケットそのまんまですよね。
この真正面の方向に富士山があるんですけど、今日は見えなくて残念。「油壷」と名乗っていますが、正式な地名は諸磯(もろいそ)湾になります。
海とヨットが大好きな私にとっては、ため息とヨダレが出るような景色を左に見ながら通過して…

また急な登りになります。登り切って左を見ると…

このヨットハーバーは「三崎マリン」。まるで湖にヨットが浮かんでるように見えますが、写真の奥のほうを左に曲がると相模湾に出ます。本当の「油壷湾」はこちら。ユーミンが『入り江の午後3時』で歌った場所とも言われています。
私は若い頃、コツコツ貯金していつかは小さくてもいいからクルーザーを買って、こういう所に置いてヨットライフを満喫するのが夢でした。それは夢のままに終わってしまったけれど、夢を持てただけで幸せだったと思うことにしています。
(さっき三崎のところで「ヨットの帰りに寄った…」と書いたのは、ここに写っているようなクルーザーでなく、友人とお金を出し合って買った小さなディンギーのことです)

三崎マリンを過ぎて突き当りを左へ行けば、かつて「油壷マリンパーク」があった場所ですが、そこを右へ。この左手は「小網代(こあじろ)湾」で、超ウルトラセレブなヨットハーバー「シーボニア」がありますが、そこには寄らず前進。しばらく海が見えなくなります。
自分でも書いてて思いますが、やっぱりこの界隈を走っている間は「うわのそら」でしたね。マラソン大会を走っていることは半分以上、忘れていました
でもまぁそれだけ「苦しさを忘れていられる時間」だったわけで、そこは良かったです。とにかく海とヨットがあればご機嫌な私。

国道134号線に出て左折すると、クルマの通りが急に増える。今回のコースでいちばん人口密度が高いゾーンだと思います。
だらだらした登りを進んでいくと…やがて向こうに…見えて来ました!

あはは。めっちゃ分かりやすいところに「看板」が設置されていますね。

はい。私が最初に就職した会社の後輩で、今もテニスに付き合ってくれているH君の自宅がコース脇にあって、私設エイドを出してくれました。もう3回目になりますが、今回はまりなさんと私の二人だけのための、超贅沢なエイドステーション。
実を言いますと、先週テニスをやった時に…

私からH君にこれを渡して「今年は二人で寄らせてもらうから、よろしくね」と頼んでおいたのでした。雨でも大丈夫なように、クリアファイルに入れる周到さ!

そのH君エイド、まりなさんのほうが私よりかなり先に到着していました。お待たせしてしまって恐縮です。
上の写真は、到着直後のワタクシ。まだ足の痛みはそれほどでもなかったけれど、口が開いて、かなり消耗した雰囲気ですね。

テーブルには、H君と奥様が心を込めて用意してくれた品々が並んでいました。みずみずしいカットフルーツとか…

カロリーメイト、ソイジョイなどの栄養補助食品とか。

キリっと冷えたスポーツドリンクも。多くのランナーがあの看板を横目で見て「え?」という表情を浮かべながら通過していくので、とても愉快な気持ちになります。
一人、男性ランナーでしたけど「いいんですか…?」と言いながらフルーツに手を伸ばしてきた人がいました。私は笑って「どうぞどうぞ」と言いました。いろんな人がいるなぁ。

まりなさんも喜んでくれて、良かったです。私はパラソル付のチェアに座ってひとしきり休憩。まりなさんは先にスタートして行きました。
私はさらにトイレを借りて、H君が「冷やしておきました」というエアコンの効いた部屋で一服してから、ようやく再出発。
ここまでしてくれたH君には感謝しかありません。この次のテニスの日には、一杯おごることにします。

私設エイドを出てすぐのあたりが25kmポイントでした。私の右脚がはっきり痛み出したのはこの辺からだったと思います。

三崎口の駅を過ぎたあたり。右足の踵とふくらはぎの間あたりが、着地するごとにズキっと痛みます。スピードを上げると痛いけれど、歩くぶんには痛くないので、歩くしかない。

しばらく行くと家や建物の数がだんだん減ってきて…

コース脇の景色はこんなふうになります。

かと思うと、「船舶解体」の専門業者さんもあったりして、いかにも三浦半島って感じですよね。ちなみにシンジロー君のポスターは…もう、横須賀といえばこの人!なので。

途中で左に曲がって、「それいゆの丘」を目指します。これはトウモロコシ畑かな?私は、畑の中から、バットやグローブをかかえたプロ野球選手が出て来そうな雰囲気を感じました。ほら、ケビン・コスナー主演の映画『フィールド・オブ・ドリームス』…

またまた登り坂です。30km過ぎてこの坂はキツい。歩くしか、ありません。

そしてこの坂の向こうが「それいゆの丘」です。私はいつもここへ差し掛かると、心の中に「曲」が浮かんでくるんです。まったくの出鱈目だし、毎回違うんですけど…
お前の汗を この坂は知っている
お前の涙も この道は知っている
歯を食いしばり、喘ぎ、重い足を運ぶ
さぁ進め、そしてその手に掴め
いま輝く、お前だけの栄光(Glory)
はい、もちろん声はハウンド・ドッグの大友康平さんです
なんかね、こういう歌詞とメロディが、この坂を登る時に聴こえてくるような気がして、ついついジーンとしてしまうんですよね~。馬鹿でしょ?笑ってやってください。
で、目に涙を浮かべながら坂を登り切ると「それいゆの丘」に設置されたエイドがあって、そこを通過すると道は一気に下ります。そして突き当りが…

海です!また海に出ました。そして、写真では分からないけど、正面に江の島が見えるんですよ。三浦半島の東京湾側をスタートして、相模湾側のイメージリーダー?的な江の島が見える所までやってきて、すごくホッとした気持ちになりました。
私にとっては、相模湾の象徴は、富士山より江の島なんだなと、あらためて実感しました。ここから、また海沿いにしばらく走ります。

くねくねと曲がった道ぞいに、小さな漁港が次々に現れます。

左手は漁港、右手は住宅や食堂、飲み屋さんなどが並ぶ道を進むランナーたち。

このあたりは海岸線が入り組んでいて、バス停の一つごとに違った入り江があり、違った漁港があります。江の島から小田原までずーっとのっぺりした直線が続く、いわゆる「湘南」とはまったく違う雰囲気。
雑誌やTVで紹介されるような「お洒落な」お店が無い点も、湘南とは大違いですが、私は逆に、そういうところが大好きです。

向こうに見えるマンションみたいな建物は、県営団地。窓から見える景色はどんなに素晴らしい眺めなんだろうかと憧れますが、暮らしの便利さという点ではどうでしょうね…

海沿いの道が小田和湾に突き当った所で右折すると、また住宅街です。このあたりまで来ると、右脚の痛みが左脚にも伝染?するようになり、とても走るどころではありません。
無理して「一歩も走れなくなってリタイア」だけは避けたいので、ゆっくりと進みます。

道の右側にあるのは、ここも魚介料理が美味しくて大好きな「しらすと地魚料理 夕凪」さん。テニスの帰りにH君と来たこともあります。お店の名前が、ヨット乗りにとってはちょっとアレなんですが…(凪とは、風が無い状態のことですからね
)
このあたりで、脚の痛みが限界に達して、なんとかしなければと思いながら歩いていました。そして「たしかこの先にクリエイト(ドラッグストア)があったよなぁ」と思いながら進んで行くと…

ありました!私の記憶が間違っていなくてよかったです。このクリエイトに寄って…

エアサロンパスのスプレーも考えたのですが、意外に重いので、膏薬を選びました。ランニングタイツをめくって、両脚のふくらはぎの下のほうに全部、いっぺんに貼りました。こういう時のために、ある程度の金額をチャージしたカードを持っていて良かったです。

「長井」の交差点で、ふたたび134号線に出ます。ここを左へ。

するとこんなふうに、左側にはずーっと茶色いフェンスがどこまでも続きます。

ここは自衛隊の施設なんです。陸上自衛隊の駐屯地が大半を占めていますが、海上自衛隊の施設や工科学校などもあります。

見えづらいけど「防衛庁」って、杭に書いてありますね。

はじめてここを走った時、どこまで行ってもこの景色がずっと続くので、私はとてもつらかった記憶があります。実際は1kmちょっとですから、慣れればどうってことないのですが。

林の交差点に近づくと、自衛隊の敷地内でなにか大きな工事をやっていました。この先、林の交差点で右に曲がります。

この辺りを走るたびに気になるのが、道路の向こう側にある「おもちゃセンター ナガシマ」さん。おもちゃ屋さんですかね?
いまどき、おもちゃを買うといったら私なんかは「トイザらス」しか思い浮かばないんですけど、何を売っているんだろう。とても気になります。

ちょっと行って、次の信号を右に曲がると、いよいよ最後のエイド。

あと6kmですか!もう時計はぜんぜん見ないけれど、少なくとも制限時間に間に合うだろうなということは分かるので、気は楽です。

ここでは「厚焼き玉子」が美味しかった!すごく品の良い、高齢の女性がふるまってくれました。

最後のエイドを過ぎると、また山道に入ります。さっき貼った膏薬のおかげでここまではちょっと楽だったのに、坂道になったせいか、また痛みがぶり返してきました。登りでもあるし、我慢して歩きます。

72km、63kmのランナーさんや、42kmのランナーさんもまだまだ走っているので、心細くはなりません。
そしてこの辺で「この先に、確かアレがあったなぁ」と思い出したのは…

はい、このバス。どう見たってビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」のバスを思い出しますよね?黄色いし。

ほら、この映画に出て来る…

このバス。
私が見たバスは、反対側に回ると「なんとか幼稚園」と書いてあるのが見えました。子供たちの送迎用バスだったようです。
おっと、また脱線。先を急ぎましょう。脚は痛いけれど。

光線の加減で、午後もだいぶ時間が進んでいることが分かりますね。このあたり、道の右側を見ると…

こういう景色です。さらに進んで…

この先が40kmポイント。前を行くランナーさんの憔悴っぷりが心に響きますね。頑張って。あと少し! そして40kmポイントを過ぎて左に曲がると…

ここは北海道か!と思うような景色が広がります。初めての人はきっと驚くはず。

右を見れば、遠くにサイロ?があるし。

左はこんなふうだし。

農作業の帰り?のお婆さんは、ランナーには一瞥もくれようとしないし。 ここ、神奈川県なんですけど、信じてもらえますか?(このあたりも、畑の向こうには海が見えています)
こういう、松山千春的な(笑)北の大地ゾーンを5分ほど走ると、道は急な下りになります。

ああ、このお二人はずっと、私と抜きつ抜かれつでした。そして京浜急行のガード下をくぐると…

海が見えて来ます。ついさっきまで「北の大地」にいたのに! この急展開が三浦半島の醍醐味ですね。

ここまで来ればフィニッシュまであと数100メートル。脚はますます痛くてボロボロですが、歯を食いしばって一歩ずつ。

砂浜では、ライフセービングの競技会が開かれていました。朝、来た時に見たたくさんのテントは、これだったんですね。
歩いてゴールするのは悔しかったので、最後だけは無理して走り、さらに無理して笑顔を浮かべてフィニッシュゲートをくぐりました。
ゴールの瞬間は写真に撮ってくれることになっているんです。まだアップされていないので、ご紹介はあらためて。

ゴールして、振り返って撮った1枚↑

まりなさんからは「ゴールしました」というLINEが入っていたのでひと安心。私よりかなり先にレースを終えられたようです。素晴らしい。
やれやれの思いでリュックを降ろし、帰る支度を初めてから「あっ、写真を撮らなきゃ!」と思い、ボランティアさんに頼んで撮ってもらいました。
この写真でも分かりますが、快晴の中を8時間走って来たのに、シャツもパンツも汗でぐっしょり濡れて肌にへばりついているようには見えないでしょう?
もちろんたくさん汗をかいてそれが乾いて、シャツや帽子は真っ白に塩が吹いていましたけれど。
本当に、この日はずっと乾いた風が気持ち良くて、暑くてつらいという感覚はまったくありませんでした。まぁ私がちょっと異常なほど暑さに強いっていうのもあるかもしれませんけどね。
ただ、日焼けには注意して、うなじから首筋にかけて日焼け止めを何度も塗りました。その効果はあったようです。
でも「生足」のランナーさんをかなりの人数を見かけましたが、ゴール近くになると、皆さん脚が真っ赤になっていて、あれはあとから大変だろうな、と思いました。

さすがに8時間もかけてゴールしたので体力的には余裕がありました。板橋Cityマラソンのように、苦しみぬいて足を引き摺りながら涙のフィニッシュ…ではなく、ほんの数100メートルでもラストスパートして終われたのは、良かった。
何とも言えない気持ちでしたが、身体にはゆとりがあったので、お風呂に入って帰ることにしました。シャツからナンバーカードをはずしただけで京急に乗り、京急久里浜へ移動。

テニスのあとに何度もお世話になっている銭湯「やすらぎの湯 万葉」さんへ。マラソン帰りの人もちらほら見かけました。
ここで汗を流してさっぱりして、駅前の中華料理「十八番」さんに入店。ここは前日、マラソンの受付をした帰りにふらっと入ったらわりと良かったので、目をつけておいたんです。ママさんも私を覚えていてくれて「あら!」と歓迎してくれました。まぁ昨日の今日ですからね。

中ジョッキと餃子、野菜いためで毎回恒例の「一人打ち上げ」。
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これを書いている今は、6/2(火)の、午前0時過ぎです。マラソンをゴールするまで8時間以上かかりましたが、この記事を書くにも、画像の準備を含めれば同じぐらい時間がかかっています。馬鹿みたいですね
でも、走るのも楽しいけど、こうやって、それを記事にするのも同じぐらい楽しいんです。皆さんに読んで頂いて「ウケました」とコメントを貰えたら、私には最高の喜びです。
正直、今回のマラソンに関してはいろんな思いが心に浮かんでいますが、とりあえず事実関係のレポートを済ませておきます。今後のことは、ゆっくり考えて、気持ちがおちついたらご報告します。
長々とここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。「へぇ、三浦半島って、こういう所なんだ」と感じて頂けたなら嬉しく思います。
<追記>
真っ青な空の写真がふんだんに出て来ますが、ちょっと前に書いた「シマシマ模様」は見えませんよね? 今までは元の画像を「圧縮」していましたけれど、今回は「圧縮」はせずに「サイズダウン(50%)」してみたところ、実にうまく行きました。元画像はどれも5メガぐらいあるんですけど、50%サイズダウンすると1メガほどになって、シマシマ模様も無し。
ヒントを与えてくださった、ブログフレンドの「たーきー」さんに心からお礼を申し上げます。感謝しかないです。