パリ到着して3日目は、オランジェリー美術館で絵画鑑賞です。
7時半にいつものカフェで朝食を摂り、よく晴れたパリ市内を気持ちよく歩きます。
今回はテロや拉致も気にしていましたが、社員アドバイスは「スリに注意」でした。
いつもヨーロッパに来るとそうなんですが、日中の何気ない行動に神経を使います。
最近の手口はナイフで鞄やジャケットに穴を開けて盗むのだそうです。
鞄は目の前に持ち、周囲の人の動きに気を配り、電車では目をパッチリ開けてます。
公衆トイレで用を足してる時、大柄な男性が両脇に立ち、挟まれた事もあります。
早々に用足しを切り上げ、さっさと立ち去ったので事なきを得ました。
それだけ注意してたが、今回も「金持ち日本人」を見過ごしてはくれませんでした。
オランジェリー美術館前の広場で、ポカポカ太陽の下、のんびり歩いていた時。
ちょっと色黒の少女が二人、署名板のようなものを持って近づいてきます。
言葉は分かりませんが「ここに署名してくれ!」というような事を訴えて来ます。
僕は何の署名か確認しようとしましたが、説明もままならず理解不能です。
すると嫁が「これスリやで!本で読んだ事ある!」というので退散することに。
しかし、彼女らはしつこい。。。どこまでも大声で付いて来ます。
嫁が「ノー!ノー!」と払っても無視して私の前に回り込んで来ます。
もう50Mダッシュの勢いで走って、オランジェリー美術館に逃げ込みました。
署名したら、その間にもう一人の子供がスリを働く。
または別な大人が出てきて、署名を根拠に法外な寄付を迫るという手口のようです。
さて海外旅行の洗礼を受けて最初の目的地オランジェリー美術館に到着しました。
この美術館には、ユトリロ、ルノワール、ルソー等の大御所の作品が多くあります。
◆ユトリロはやっぱり好きですね。壁の角を黒い線で描くあたり凄い。。。
◆この絵画は中学か高校の美術の教科書で観た事がある!という感動でした。
◆これぞルノワール・ワールドですね。柔らかな表現に癒されます。
そして、今回の一番観たかったモネの「睡蓮」が四面展開で展示されています。
◆ここは「撮影禁止」だったのでネット上から拝借しました。
◆こちらもネットから拝借。近づいて観ると雑な感じも遠くから観ると素晴らしい!
この展示会場だけ別のフロアにあったので、危うく見逃すところでした。
規模的に1時間程度で回れて、知っている絵画を数多く観られるのがいいです。
そこそこ期待していましたが、こちらは充実していて大・大・大満足です。
時間は12時前、お待ちかねランチの時間です。
この日の予定は「フランス地方料理」を振舞うレストランを目指します。
シテ島の入り口近く、賑やかな広場がある「St.Micel」駅から徒歩5分にあります。
その名も『Maison de la Lozere』です。
着いた時は満席も「30分後にまた来る」と伝えるととても喜んでくれました。
こちらでは、どのお店も”リピート”や”再来店”を凄く喜びます。
カラフルな目立つ店構えも、店内は昔ながらの落ち着いた雰囲気のあるお店です。
◆今年の定番は「野菜スープ」ですが、お店によって千差万別。こちらも美味しい。
◆私は「ポークステーキ」。お肉も然り、添えられたポテト達もベリーグー!
◆嫁は「牛フィレステーキ」。噛んだ歯応えとレアの柔らかさが良い。
◆パンは好きなだけ、食べたいだけ自由にカットしていただきます。美味しいです。
◆嫁がオーダーした「ブルーベリータルト」は素朴に美味しい。何個でもいけます。
と、今日も大満足なランチをいただきました。
こちらのお店では相席だったのですが、60歳後半くらいのロシア人ご夫婦と同席。
ご主人は「24」に出てくる大統領補佐官マイク・ノビックのような風貌。
ホントに良くしゃべる方で、日本の事もよくご存じで楽しく過ごさせて頂きました。
このレストランから西側は「サンジェルマン・デュプレ」地区で商業地帯です。
パリにはアコーディオンが似合うのです、これを聴きながら浸って下さい。
カフェにはいつも人がいっぱい、話し好きな方々が集います。
「ルイ・ヴィトン」や「カルティエ」などファッションブランド店も多くあります。
古い石造りの建物にお花屋さん、雑貨屋さん、様々なお店が立ち並びます。
飲食系でも近年日本に進出している「PAUL」や「Laduree」等あります。
今回の目的の一つは「KUSMI TEA」です。
こちらも日本に進出していますが、日本に出荷されていない商品もあるようです。
前回、パリで買って来た「Chocolate&Orange」味。
関西では探し回ったが見つからなかったので、そのリピート購入です。
この味をもう一度味わいたくて、再訪、購入しました^^
パリ3日目も満足、満足。
楽しい時間はアッと言う間に過ぎて行くのです。
.