ジャケットのオーバーサイズ感が流行だろうけどそれを「テーラード」というのはどうなのか? | オーダースーツ屋 「スーツ・スタイリスト」春貴政享のブログ(できる男のスーツスタイル)東京 南青山・福井

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そもそも数年前から気になっていたのですが、既製品のスーツやジャケットなのに売り出してるネーミングとして「テーラード」と書かれているのが不思議で仕方なかった。

製品自体の本質ではなく、広告やCMなどではイメージを大切にすることもあるので既製品でも「テーラード」と使うところは流行的広告用語として仕方ないのかと思っていました。

なぜなら、本来の「テーラード」とは仕立て服としてるので既製品とは違うわけです。

 

まぁ、流行的広告用語であれば良いかと思っていたのですが、本来のテーラードの意味合いが一般の方々に間違った認識になることもあることを考えれば、ちょっと雑誌などで使うのもやめて欲しなぁと思います。

 

特に、最近のオーバーサイズ感あるようなラインのジャケットなど。

オーバーサイズ感が今の流行になって、身体のサイズと服のサイズが合っていないことがイケてる感あるのは良いのですが、「テーラード」と言われると「オーダー?」と思ってしまいます。

 

 

肩幅は左右で4cm~6cmは大きい。

着丈も3cm~6cmは長い。

バスト周り、ウエストも大きい。

 

これが現在主流のライン。

これは既製品でデザイナーズスタイルだから出来るサイズ感であってテーラードでは無いと思います。

私だけなのか、それとも同じ業界の人も思っているのかは不明ですが、私はこれをテーラードと表現するのはどうかと思っています。

 

そろそろ、言い方を変えた方が良いのでは?

その表現、キャッチなどは専門家の方々が得意だと思いますが、是非新しい表現で正しい意味合いをお客様に理解していただきたいですね。

 

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