アカデミー賞2024の続きですが、ZEGNA(ゼニア)としても衣装提供をしています。
まぁ提供なのかどうか不明ですが、そもそもブランドは、メディアでの露出が多いアカデミー賞は完璧に近い広告場として利用するものだと思いますのでスターに自分の衣装を着させたいですよね。
私がデザイナーでもそのように考えます。
特に新しいデザインや新しいコンセプトをメディアがどのように評価してくれるか。
ファッション雑誌などに書かれる内容や、テレビやネットでのコメントにドレスやタキシードの話題が出ますので、デザイナーとしてもその評価が気になるところでしょうね。
さて、ZEGNA(ゼニア)では、面白いデザインのタキシードが登場していました。
この2人は見て理解できると思いますが色は違うのですが同じデザインのタキシードなんです。
その色の違いを見て欲しかったのでは無く、面白いデザインなんです。
「ラペル」
です。
通常のこのような「ショールカラー」は下の方(ボタンにむかっていく)ところで曲線が出てボタン位置で身頃が切り替わるのですが、これはその切替場所が無い。
ボタンも見えないのは比翼仕立てというよりもラペルに隠れてる感じかも。
ショールカラーがそのまま切替無しで身頃に乗っかってるような感じの面白いデザインなのですが、私としては初めてです。
ブラックのタキシードではショールカラーを拝絹(はいけん)というシルクをつけていますが、パープルのタキシードはあえて共地の生地になっていますね。
デザインが面白いので、新しいショールカラーのタキシードとして定番になりそうです。
フォーマルらしいデザインですよね。。
さすがは、ZEGNAのアーティスティック ディレクターのアレッサンドロ・サルトリですね。
すばらしいデザインです。
オーダースーツ専門店DoCompanyはErmenegildo Zegna生地の正規代理店です