以前書きましたが、私が中学の頃まで実家は機織り工場でした。
朝から晩まで「ガチャコン、ガチャコン」とうるさく、機械が動いて
いました。
まだ、ヨチヨチの私は工場の片隅の柵に入れられ、うるさい音と
ともに毎日を過ごしていました。
たまに、私の耳が聞こえにくいと思うのは、こんな幼少期の生活
だったからではないかと思っています。
さて、そんな工場は私の遊び場でもあり、いろんな道具が置いて
ありました。
その中のひとつがシャトル。
糸が交差する間を左右に高速で走り抜けていく道具です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%88%E3%83%AB_%28%E7%B9%94%E7%89%A9%29
今思えば、0系新幹線みたいですね。
このシャトルの中に糸を巻き付ける棒(名前忘れた)は、完全に
チャンバラごっこの道具になり、何度も怒られました。
なぜ、これを思い出し方というと、アンジェリーナ・ジョリーの映画
「ウォンテッド」の舞台は紡績工場の暗殺軍団。そこで修行する
時に、高速で行き交うシャトルを素手で取るというシーンがあった
からなんです。
映画の感想は、また後日。