新サスケ「待ち合わせ」 | 新サスケと短歌と詩

新サスケと短歌と詩

短歌と詩を公開します。

僕の第1詩集「みだれた足跡」より、次の作品を紹介する。


  待ち合わせ

    新サスケ


車を停める

オロナミンCを自販機で買う

今夜の予定とは関係なし


戻ってシートをたおす

白銀の三日月がうかんでいる


私は耐ええない

手を組んで

うしろへ

ひたいへ


――レストランの看板の灯がきれいだ

コウモリが一羽

河をこえて去った


いつか三日月は金の翼