どう思います? | 元気な障害者

元気な障害者

2004年発症。当初はうつ病の診断。転院を繰り返し、発症から10年目で初めて双極性障害という言葉を知りました。休職、復職後、2016年3月に定年退職。2017年7月から障害者枠のパート勤務。
病気のことだけでなく、日々感じたことを書いています。

今朝、出かけたときのこと。

 

電車に乗ると、3人がけの優先席の真ん中に一人の男性が座っていました。

30~40歳代で、足が悪いらしく、杖を持っていました。

その座席を連結部分側からA、B、Cとします。

その男性が座っていたのはBです。

AとCは空いています。

 

私がAに座ると、すぐにその男性は杖をついて立ち上がり、私の前に立ちました。

(私は高齢者で障害者なので、優先席に座る「資格」があると思っているので、よく優先席に座ります)

ぶら下がるように吊り革につかまり、連結部分側のドアに寄りかかりました。

BとCの席は空いています。

「なんでわざわざ私の前に立つの?嫌がらせ?」

電車が揺れるたびに、よろけて倒れそうになります。

依然としてBとCは空いたままなので、私は席をゆずる必要はないと思い、そのままAに座っていました。

15分くらい経ったころ、不自由そうに連結部分のドアを開けて、隣の車両に移ってゆきました。

もう空いている席はありません。

窓越しに見ていると、何度もよろけて倒れそうになりながら、ドアのところに行って、ドアに寄りかかりました。

近くにいた人の中には、「誰か席を譲ってあげればいいのに」という感じで周りを見回している人がいましたが、誰も席を譲りません。

(それはそれで残念なことですが)

そのうちに、電車が大きく揺れて、その男性はよろけて、しゃがみ込みました。

座っていた女性が席を譲ろうと、その男性に声をかけていましたが、男性は手を振って断っているようで、終点までずっとしゃがんだままでした。

終着駅でよろよろと立ち上がり、杖をつきながら、ゆっくりと電車を降りてゆきました。

 

どう思います?

私はAの席に座ってはいけなかったのでしょうか?

どのような障害があって、どのような事情があったのか、分かりませんが、私が隣に座った途端に立ち上がって、私の前に立ったことが不愉快でなりません。

誰も隣に座って欲しくなかったのでしょうか?

しかし、公共交通機関でそんなことは許されませんね。

私が座らなくても、いずれ誰かが座ったはずです。

明らかに足に障害があって、わざわざ(かどうか知りませんが)それを見せるようによろよろと隣の車両に歩いて行った上に、席を譲られたのに断る。

いったいどうして欲しかったのでしょう。

 

モヤモヤモヤモヤ。