平尾雅子 Masako Hirao のブログ
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マラン・マレ 若き宮廷人のエレガンス

4月6日にオールマレの演奏会を行います。ガンバの森川麻子さん、チェンバロの辛川太一さんとともに、マレが30歳の時に出版された第1巻の2台のガンバと通奏低音のための作品を演奏します。
メリトン氏のトンボーを始め、とても30歳とは思えないマレの味わい深い世界が広がります。森川さんとの初デュオ、とても楽しみです!チェンバロソロは、同じ第1巻の組曲イ長調を辛川さんが編曲して演奏されます。マレ自身、チェンバロなど他の楽器でも演奏することができると言っていますし、どんなサウンドになるでしょう・・・早く聴いてみたいです!
会場は霞町音楽堂というワインバーで、ワインが美味しく響きも雰囲気も良いところだそうです。
ご都合つきましたら、ぜひご来場くださいませ!
昼夜2回公演です。





      2月9日記

演奏会 もっと知りたい!もっと聴きたい!テレマン

オールテレマンの演奏会! 日本のテレマンの第1人者佐藤康太さん(筑波合宿でも講師にお呼びしたことがあります)のレクチャーを交えながら、カンタータや器楽曲を演奏します。ソプラノが藤崎美苗さん、リコーダーが宇治川朝政さん、チェンバロが福間彩さんです。有名なテレマンですが、まだまだ知られざる名曲も多く、私にとってもほとんどが新曲、ワクワクしています。ガンバは、テレマンゆかりのハンブルクで製作されたティールケの6弦を使います。テレマンにぴったりで、故郷の音楽に楽器が喜んでいるようです(笑)

【日時】
2025年2月24日(月・振休)
14:00開演(13:30開場)

【会場】
トーキョーコンサーツ・ラボ
https://tocon-lab.com/access

【出演】
佐藤 康太(音楽学)
藤崎 美苗(ソプラノ)
宇治川 朝政(リコーダー)
平尾 雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
福間 彩(チェンバロ)

【曲目】

『音楽による礼拝』(1725/26)より
アリア「魂よ、おのれを知りなさい」(Sop, Rec, BC)
Aria “Seele, lerne dich erkennen” from Harmonischer Gottes-Dienst, TVWV 1:1258 Nr. 1

『フランス年巻』 (1714/15)より
アリア「ああ私はみじめです」 (Sop, Rec, Vg, BC)
Aria “Ach, ich bin arm” from Französischer Jahrgang, TVWV 1:1499 Nr. 4

『コンチェルト年巻』(1716/17)より
アリア「ああ誰がその愛を語ることができましょう」 (Sop, Rec, BC)
Aria “O, wer kann die Liebe sagen” from Concerten-Jahrgang, TVWV 1:165 Nr. 2

『音楽による礼拝』(1728/29)より
四旬節第4主日(レターレ)のためのカンタータ《汝呪われしもの、おお恐ろしい声よ》 (Sop, Rec, BC)
Cantata “Du bist verflucht, o Schreckensstimme” from Harmonischer Gottes-Dienst, TVWV 1:385

コラール 来たれ聖霊 Komm, Heiliger Geist

ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジア ト長調 TWV 40:31

ほか

※ 曲目は変更になる可能性があります。


【料金】
前売[一般] 4,000円
前売[学生] 2,000円
当日 4,500円

・学生券は公演当日に学生証のご提示をお願いいたします。
・未就学児の入場不可
・本公演は電子チケットでのご入場となります。
受付にて電子チケットに記載のQRコード(スマホ画面または印刷したもの)をご提示ください。

お申し込み方法↓




高野紀子先生 ご逝去


日本のヴィオラ・ダ・ガンバの草分けとして、大橋敏成先生とともにご尽力下さった高野紀子先生がご逝去されました。12月のことだったそうですが、公にはされずに最近になってニュースが広がりました。

私は国立音楽大学でガンバに出会い、私のガンバ人生が始まりましたが、そのきっかけを作って下さったのが高野先生です。ちょうど大橋敏成先生が非常勤講師として教え始められた年で、私は夢中になってガンバを練習し、楽理科の卒論も高野先生のご指導の下、フランスのヴィオル(ガンバ)組曲におけるアルマンドについて調査しました。

高野先生は、本当に聡明で厳しい先生でしたが、根はとても優しく、フェアーな方で、みんなが大好きな先生でした。


大学一年の夏、大橋先生のお知り合いやお弟子さんが集まり行われた合宿!これがきっかけとなり、私はガンバに完全にハマり、ガンバ人生が始まったのでした。高野先生は何も知らない私にガンバについてたくさん教えてくださいました。


1972年長野の塩沢での合宿の写真

高野先生34歳(左)、私18歳(右)

(大橋先生や千成さんも!あちらの世界でも高野先生を交えたガンバ・コンソートが始まっているかもしれません)





大学4年のとき、大橋先生の勧めでバーゼルに留学したいと強く思い始めた私でしたが、両親は一人っ子の私をヨーロッパに行かせることに不安で、最初はとても賛成できない様子でした。ところが、ちょうど同志社大学で学会があり、高野先生がわざわざ宇治の実家に泊まってくださり、両親を説得してくださいました。スイスは安全ですから、ご心配には及ばないと思います、ともおっしゃってくださいました。


大事な恩師、ご恩は忘れません。


  1月18日記


山岡家新年会

お正月二日は山岡家恒例の新年会でした。

本当は今年は息子の家ですることになっていたのですが、孫たちが暮れに相次いでインフルエンザになり、急遽うちですることに。


みんな持ち寄りでテーブルがいっぱいになりました。写真を撮り忘れたけど、夫のManzo brasato(牛肉の煮込み料理)もとっても美味しかったです。

山岡家新年会の締めはいつもラーメン。麺もチャーシューもメンマもスープも真沙実さん(重治さんの妹)の手作り!今年も最高でした。

いつも思うけど、一年分の美味しいものを食べた気がする一日でした(笑)


    1月3日 記












 





あけましておめでとうございます

🎍謹賀新年🎍

今年もよろしくお願い致します!

年女の私です


最近風邪やインフルエンザが猛威を奮っていますね。私も昨年11月前半から引いていた咳の風邪が長引き、12月に入っても一度咳が出始めるとなかなか止まらなずたいへんだったのですが、ようやくマシになったと思ったら、10ヶ月の孫がクリスマスパーティーの翌日からインフルエンザを発症、39度の熱が続いてとても心配でした。その二日後、今度は11歳の孫娘の方が発症、どうやら学校からもらってきたらしいです。

やっと2人とも元気になってきましたが、元日の家族新年会は取りやめになり、分担したお節を交換するだけに。

午後から、母のところに、私が作った母直伝の辛子蓮根、きんとん、黒豆、水引なますとお嫁さん担当のお煮しめ、松風、牛肉ごぼう巻きを届けました。お節は施設でも出るのですが、手作りの我が家のお節にとても喜んでくれました。



そんなわけで、今日は旦那さんと2人だけの元旦を過ごしました。いつもと変わりばえしないけれど、年に一度作るお節は良くも悪くも毎回少しずつ味が違います。今年は辛子蓮根ときんとんがうまく行き、リベンジのつもりだった黒豆は昨年とは違う理由でイマイチ。今年は丹波の大きい豆だったのに、十分に柔らかくならず… 来年こそと誓った私です!

お嫁さんのお節はとても美味しく大したもんです。

一つ一つの素材の味を引き出したお煮しめ絶品です。

昔、直江津の伯母からもらった輪島塗のお重に、2人分のお節16種類を詰めました。




明日は、インフルエンザ騒ぎで息子の家からうちに変更になった山岡家新年会です!


   2025年令和7年巳年元旦 記

冬至とクリスマス

後記

きのうの演奏会は12月21日、今年の冬至の日で、16時に開演し、途中16時32分に日没、17時過ぎに終演でした。バックのガラス越しに、一年で最も早い日没を感じながらの演奏会😊





冬至は、古代から日本でも冬至祭というのがあるそうですが、ヨーロッパでは12日間にわたる太陽の「死と復活」のお祭りで、ユールと呼ばれていたそうです。そして4世紀のローマ皇帝コンスタンティヌス帝の時代に、キリスト教会が日にちのわからないキリストの誕生日を「明日から日が長くなる、大地が生まれ変わる」という意味合いで、冬至の期間中の12月25日に定めたとのことです。北欧では現在もクリスマスのことをユールというのだとか。


      12月22日記



今年弾き納め演奏会 終了

今年の弾き納めは、西麻布のワインバー、Cave de Asuka。ちょうど冬至の夕暮れ時で、バックが全面ガラスだったので、まだ明るい午後4時に始まりだんだん暗くなっていく様子(日没4時32分)をお客さんと一緒に味わいながらの演奏会となりました。なかなかない体験でした。

D.レイ作曽根麻矢子さん所有の目にも耳にも美しいフレンチ・チェンバロでマレを気持ち良く弾かせていただくことができました。チェンバロを演奏された平井み帆さんは、即興性もあり、チェンバロならではの醍醐味充分!一緒に演奏するのがとても楽しかったです。

彼女のリクエストで最後に弾いたマレの「人の声」は、私は今までに何回も弾いたことがありますが、音楽作りに新たな発見もあり、つくづく演奏って生涯学習だなぁと思いました。年を取るほどに、見えてなかったものが見えてくるのは不思議な感覚です。演奏家として年輪を重ね、年相応の音楽表現を求めて、来年も頑張ろう!


    12月22日記












被団協 ノーベル平和賞受賞

人類が核で自滅しないように!


1945年8月15日玉音放送で戦争終結を知り、危篤の祖父は、安堵したように、「争いごとはするなよ」という言葉を残して旅立ったそうです。

チェコ人ヤン・レツルが設計し、平尾鐵工所が鉄骨組みを請け負った広島県物産陳列館が、負の世界遺産〈原爆ドーム〉として残ることを、祖父はあちらの世界でどう受け止めたでしょうか……

地獄を見た、という21歳の父は祖母を連れ京都に逃れ、そして母と知り合い私が生まれました。

原爆がなければ私は存在しなかった……  複雑な思いですが、被爆2世として、今の時代に生きる人間として、核兵器は絶対に防止しなければならない、無知で浅はかな数人の独裁者のエゴイズムを阻止しなければなりません。

父は、「アメリカ人が悪いのではない、戦争が悪だ」と言っていました。復讐は更なる復讐を呼ぶ。復讐をしない勇気を持つ偉人、未来の地球を救う知恵を、諦めることはできません。

父は82歳で亡くなりましたが、生きていれば今年100歳になります。広島、長崎の被爆者がどんどん少なくなる昨今、2世としてやるべきことを実感しています。


    12月11日記




冬至の演奏会

今年最後の演奏会は、西麻布のワインバーでの限定20席の贅沢な催しです。

D.レイ作、曽根麻矢子さん所有の美しいチェンバロ(クラヴサン)を使い、4公演行われるフォリアの祭典。私はもちろん、マレの〈スペインのフォリア〉を弾きます!

他にはドゥマシのプレリュード、マレのシャコンヌ付き組曲ニ長調(I)や〈人間の声〉、クラヴサンの平井み帆さんはルイ・クープランのプレリュードとパッサカイユを演奏されます。


冬至の夕刻、ヴィオルとクラヴサンによるフランス音楽に耳を傾けてみませんか。



私は11月に引いた咳の風邪がぶり返し、大変な思いをしましたが、ようやく回復してきました。

皆さまもご自愛くださいますよう!!


 12月11日記


福岡 バッハ カンタータ106番

昨日は久しぶりに福岡で本番でした。

カンタータ106番、場所は大好きなあいれふホール。響き豊かな会場でリコーダーとともに始まるソナティーナはいつもながら心が洗われます。ずいぶん106番は演奏してきましたが、通奏低音がオルガンなしで、リュートとヴィオローネだけというのは初めて。最初少し戸惑いましたが、何か家庭的な親密なアンサンブルになり、これはこれで美しい響きになったように思います。

グレゴリオ聖歌に始まりジョスカン、パレストリーナ、ヴィクトリアらを経てバッハに至る道を辿りたかったとおっしゃっる指揮者小沼先生の演奏会のコンセプトがはっきりしていて、にも関わらず決して偉ぶらず、我々奏者の意見も真摯に聞いてくださるお人柄。合唱団の方々もしっかり彼を信頼していらっしゃる様子がよくわかりました。

優秀な若い歌手の方々ともお知り合いになれて嬉しかったです。年齢に関係なく一緒に演奏できること、これは音楽家の特権です(^^)

器楽の面々は、気心知れた奏者あり、初めてご一緒した方ありでしたが、3日間でよくまとまっていいアンサンブルになりました。

ただ、私は先日の発表会の時から引いていた風邪の咳がいまだに少し続いていて本調子ではなかったのがちょっと心残り。本番中、飴を口に入れていました。8年前に106番を福岡で演奏した時も、体調がイマイチでおなかをこわしていらっしゃいましたね、と記憶力の良い共演者達から言われて、そういえば… と(汗) 106番の演奏会があるときは(も!)気をつけるべしです(笑) 


今回は福岡を新幹線で往復しました。うちは新横浜から近いし、車中色々できるし、楽ちんでした!


      11月26日記







夜、天神へ クリスマスマーケット開催中✨


福岡になぜかナポリ名物、スフォリアテッラが!

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