君の声が聞こえる18【last】 | 嵐は宝物。相葉雅紀さんは特別な存在。そして、なにわ男子道枝くんを愛でるブログ

嵐は宝物。相葉雅紀さんは特別な存在。そして、なにわ男子道枝くんを愛でるブログ

マトリョーシカこと、マトちゃんです。

嵐相葉雅紀さん、なにわ男子道枝駿介くんが大好きです。

櫻葉erを卒業いたしましたが、櫻葉腐小説は残してあります。
嵐は宝物。



前回のお話







抱き締める雅紀は、とても暖かくて。

お日様みたいだった。



俺のせいだった。

他の人にどう思われるだろう?とか、

無理、とか、

どうせ無駄、とか、

そんなネガティヴな思考が、先に立っていた。


だから…

俺の心を映す鏡の様な…こと?


でも、今雅紀は俺の腕の中にいて、

それが嬉しくて、幸せで。

この幸せを、ずっと守っていきたい。

そう思った。

誰に笑われても、否定されてもいい。



雅紀を好きでいる事を、心の中にしまっておけばいい。

そう思った時もあった。

それで、

それだけでいいんだ、って。



「翔ちゃん…さとみさんは?」

「あ…だから、雅紀は消えたのか?」


腕の中で、ぶんぶん首を振る。

「違うけど…でも、ヤだったから」

「だよな…バカだな…俺は」

くふふふって笑う。


「雅紀…もう、何処にも行かねぇ?」

「うん、行かない」

「今夜は、帰らない?」

えっ?

と、上げた顔が……

途轍もなく、色っぽい。

やっべ……。


「急なお泊りは、母さんが心配するから」

あれ?

母さん?って…?


雅紀は、たんぽぽじゃねぇの?


「オレは、翔ちゃんと同じ小学校に通っていた一個下の後輩じゃん」

「う、うん…」

あれ?


「でも、今夜は…帰りたく、ないかな?」










◻︎◻︎◻︎




仕事帰りに待ち合わせして、俺のアパートに行く。


「翔ちゃん、今日はね〜」

「うんうん、今日のメニューは?」

「パスタに挑戦でーす!」

おっ!と拍手する俺。


「翔ちゃんの好きな貝、たくさん分けてもらったの」


最近、レストランでバイトを始めた雅紀。

相変わらず、俺の好きな物をたくさん作ってくれる。


仕事終わりに待ち合わせをして、帰る日々。


アパートの前で、藤井に会った。


「あれ?相葉くん、今日も可愛い笑顔だね〜」

「藤井くん、ありがとう!」

「おい、コラ!藤井は、見んじゃねえ」

と、雅紀の腕を掴んで部屋に入る。

油断も隙もありゃしないわ。



いつの間にか、藤井も他のやつの記憶に、

雅紀はちゃんと存在していた。

これも、不思議な事だって…思う。



「そろそろ、引っ越そうかなぁ」

「えー?どうしたの?」

「ここ、会社の寮だし、狭いし…」


夕飯の下ごしらえを始めた雅紀。

口がひし形になって、“ヘェ〜”と言った。


「少し広い部屋で、2人で暮らさないか?」


周りに何と言われようとも、

根拠のない情報に、右往左往されない。

全ては、迷わない我が心だけ。



「ずっと一緒?」

首をかしげる雅紀に、そっとキスをした。





おしまい☆





ゆるりと、のんびり
そんなお話を書いてみたくなって…書きました。
1話目から段々読んでくださる方が減っていく(笑)
否定されてる様に思えてきたけど、このお話が好きと言ってくれる方もいる。
「自分の書きたい事を、自分のペースで書いていいんだよ?」って声をかけてくださって嬉しかったですm(_ _)m
最終話まで読んでくださった貴女へ。
感謝の気持ちで、溢れてます♡
どうもありがとうございました。

マトちゃん☆