桜の花びらが舞う頃94《櫻葉》 | 嵐は宝物。相葉雅紀さんは特別な存在。そして、なにわ男子道枝くんを愛でるブログ

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マトリョーシカこと、マトちゃんです。

嵐相葉雅紀さん、なにわ男子道枝駿介くんが大好きです。

櫻葉erを卒業いたしましたが、櫻葉腐小説は残してあります。
嵐は宝物。

【好きが高じて妄想が止まらない、素人のお話です。嫌悪感を感じる方は、どうぞ引き返してくださいね】








しばらく2人で海を見ていた。

誰も来ない…2人だけ。


でも……

俺の心の中は、ざわざわしていた。


なんか嫌な予感…しか、無い。




「翔さん…どうしたの?」

「あ、いや、別に」

「さっきから、黙っちゃって…」

手を繋いだままベンチに座って海を見ていた。

雅紀の手に、ギュッと力が入る。


「……気をつけろよ?」

「んー?なにを?」

「………葉山さん……」

雅紀が、キョトンとしてる。

ん?って顔で、

首をちょっとだけ傾けてるのが、可愛い。


「だって、翔さんの指導者だったんでしょ?」

「だからだよ。あの人…手が早いんだって」

益々、キョトン顔。

か、可愛い。


あひゃひゃーと笑いながら、

“オレ、いちおう上司。で、男だよ?”って。


その、上司で男の雅紀を頂いちゃったのは……

俺なんですけど。



「まぁ、いい人だけどな。気をつけろよ」

「うん…わかった…」


ちょっと不思議そうな顔をしていたけど、

ニコッと笑ってくれた。


ま、気のせいだと思うけどな。




陽がだいぶ昇って、俺たちはまた、

細い道をあがり、車に戻った。

近くの神社に行って、お参りする。


おさい銭を入れて、手をあわせる雅紀の横顔が綺麗すぎる。

目をつむって、真剣にお願い事をしてる。


じーっと見ていたら、“ん?”と気付いて、真っ赤になる。


「なっ、何見てんのっ!」

って…

怒られるのも…

好き、かも。




明日に備えて夕食は、

俺のウチで簡単に済ませた。

買ってきたお節と、雅紀が作ってくれた、雑煮を食べて…。

ちょっとだけ、イチャコラしてから、

雅紀は、タクシーで帰った。



「明日は、ずっと一緒だね」

と、首に両腕を回して言うから…

タクシーの運転手から、“到着しましたよ”って電話がなるまで、

俺たちは、玄関でずっとお互いを抱きしめ、

キスし合っていた。





つづく