桜の花びらが舞う頃93《櫻葉》 | 嵐は宝物。相葉雅紀さんは特別な存在。そして、なにわ男子道枝くんを愛でるブログ

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マトリョーシカこと、マトちゃんです。

嵐相葉雅紀さん、なにわ男子道枝駿介くんが大好きです。

櫻葉erを卒業いたしましたが、櫻葉腐小説は残してあります。
嵐は宝物。

【好きが高じて妄想が止まらない、素人のお話です。嫌悪感を感じる方は、どうぞ引き返してくださいね】








初日の出なんて、初めて見た。

太陽が昇ると、回りが少しずつ鮮明になって、

それに伴って、海をキラキラさせていった。


古いベンチがいくつかあって、その1つに並んで座った。

雅紀は、長い脚を男らしくガバッと広げて座る。

可愛いのに…やっぱかっこいい。


男を好きになるって、自分ではあり得ないって思っていた。

でも…雅紀は、守ってあげたいとか、その辺の女子みたいに弱々しくない。

むしろ男らしくて。

そこに…惹かれている。



「なに、考えてるの?」

顔を少し傾けて、俺の顔を覗き込む。


「今日は、どうやって…抱こうかな?って」

「なっ、なっ、な、な、なに言ってんの‼︎」

真っ赤になってる。


「だって、俺の頭の中、朝からそればっかだもん」

「なーんだ、そうなの?」

ん?って雅紀を見ると、


「なーんだ、今日はオレが愛しちゃおうって思ってたのに」

は?


「オレが、どうやって翔さんを抱こうかな?って思ってたのにな…」

俺が、パクパクしていたら、


あひゃひゃ〜

雅紀が、大笑いして

「翔さん、冗談だよ!だいたい、分かんないよ…どうやるのか…」

「なんだ…びっくり…したわ。って言うか、怖ぇって思った…」

本当にびっくりした…って言うか、正直ゾワッと怖かった。


「ごめんね、翔さん…」

怖かった…。


雅紀の手を握り、俺の胸に当てた。

「凄くいっぱい…覚悟してくれてんだな…」

「どうしたの?」

「だって…俺…抱かれる方、って思っただけでさ、動揺した。怖いって思ったから」

「…………?」

「ありがとう」

「翔さん?」

胸の手を口に持って来て、キスをした。


「オレは全然怖くなかったよ?翔さんが、オレを想ってくれて、いつも優しくて」

手を解いた雅紀は、首に腕を回して言った。


「だから、今日はどうやって抱いてくれるのか…楽しみだな」



鼻血出るかと思った…。

俺の暴れん坊くんが、ムクムクした。


早く帰りたいな。


「あっ、でも翔さん…今日は遅くならないように、帰らなきゃ」

「え?泊まっていけないの?」

「だって…明日から初売りでしょ?」


俺はそうだけど…。

雅紀は本社の人間だから、仕事始めはまだじゃないのか?


「あれ?聞いてなかった?」

「なにを?」

「オレも、明日の初売りは新宿店のフォローに入るんだよ?」

「は?営業の勉強は1週間で終わったんだろ?」

「会社を継いでも、営業は役立つし見込みあるから…勉強すればいいって…」


首に回した手を緩め、俺の顔を見る。


「葉山さんが、そう言うから…父さん、あっ、社長がそうしろって」





つづく