昨日(5月7日)は、4回目の歯科治療に行きました。

場所は日大松戸歯学部特殊歯科です。
この歯科治療については主治医の伊藤先生にもご協力頂き、発達障害児の歯科治療で、一つの研究(学習)資料としてすべてこのブログで紹介しています。

伊藤先生は、他の医師に対して「発達障害の人たちをよろしくお願いします」として、発達障害者(児)の診療方法についてアドバイスをされている立場の方です。

発達障害の人たちをよろしくお願いします
http://daigaku.shiraume.ac.jp/topics/file/kenkyu_prj01.pdf

発達障害児の歯科治療としてはとても貴重な内容ですので、このブログの最後に今までの記事のリンクを貼ってます。まだお読みになっていない方は、前回までの内容についてもお読みください。

さて、今回はいよいよ器具を口の中に入れて動作させることに挑戦しました。
1回目では治療台に寝ることも出来ない状態でしたが、1回1回受診を重ねるごとに出来ることが増えていってます。

治療時間はおよそ1時間。
またいつもの様に治療器具を触らせてもらって、様々な器具の特性を自分の体で感じて恐怖を「遊び」から取り除く事をしました。そして受診開始から、すぐに治療台に寝ることが出来ました。

しかし、器具を口の中に入れるとパニック。
でも???

この先は動画で纏めましたので、まずは下記の動画をご覧下さい。
なお、この動画は携帯で撮りましたので、音ズレがしています。また動画を簡単に編集しているので、ラフ動画で見づらいと思いますがご了承ください。

観て頂いてのとおり、初めはパニックを起こしていましたが、器具の動き、そして治療の順序、そして時間をキチンと確認していけばパニックは防げました。
これは障害特性によって一概にこうすれば良い!という方法はありませんが、真輝のように順序の拘り、そして時間の約束と事前に決めておくとシッカリと治療できる場合もあります。

伊藤先生からのアドバイスで「真輝君の場合は、聴覚過敏で音に反応して恐怖を感じる傾向があります。例えばイヤーマフなどを使って治療したらもっとうまくできるかもしれません」と言われていました。
マサキング子育て奮闘記 ‐広汎性発達障害の息子を抱える父親の日記‐-特殊歯科治療

確かに真輝はピストルの音や、機関車の汽笛、そして「大きい音が出る!」という瞬間など、恐怖を感じ耳を塞ぐ傾向があります。またテレビで大きな音が出るシーンは自分で音量を0にしてしまいます。
そんな聴覚過敏(音による恐怖観念)は確かにあります。

伊藤先生からのアドバイスを参考にして、近々イヤーマフを与えて、それで鉄道博物館や、少し生活の中で使用してみようかと妻と話しました。

次回は新しい方法を取り入れて治療をさせてみたいと思っています。

■歯科治療の過去の記事■
日大松戸歯学部にて懇談
http://ameblo.jp/masaking129/entry-10938963643.html

発達障害児の歯科治療1
http://ameblo.jp/masaking129/entry-11010956877.html

発達障害児の歯科治療2
http://ameblo.jp/masaking129/entry-11012047394.html

発達障害児の歯科治療3
http://ameblo.jp/masaking129/entry-11053506874.html

発達障害児の歯科治療4
http://ameblo.jp/masaking129/entry-11170922571.html