2年ぶりの再会
先輩がその子を連れてくる日がやってきた。
いつもは散らかっている部屋を少し片付けた。。
ピンポ~ン。
きた。
玄関のドアを開けた。
第一声なんか憶えていない。
でも少し大人びて綺麗になってる彼女がいた。
先輩も一緒だからあんまり話も出来ない。
でも顔がみれただけで嬉しかった。
その日はそんなに長く居なくて帰っていった。
でも家のTELは当然知ってる。
俺はたまらず電話をかけた。
そして色んな話をした。
お互いに2年前のことを謝った。
そしてまた心が通じ合った。
次に会ったときはもうお互い心も体も許してた。
もう彼女が北海道に行くことはない。
もう離さない。
今までの想いが爆発するように毎日お互いを求め合った。
また愛し合う日が始まった。。。
束縛・別れ・そして・・・。
若気の至りってやつかな。
俺は彼女を大事にしてあげたくて束縛していたみたいだ。
彼女はまだ中学を卒業したばかり。
友達とも遊びたいし色んな事をしたい。
外に出たくても一緒に住んでいるからなかなか出られない。
彼女はバイトを始めた。
もちろん自由が欲しかったんだと思う。
俺は仕事行ってるし彼女はバイトに行ってる。
でも実際は何をしていたかわからない。
シンナーの匂いをさせて帰って来た時もあった。
当然俺は殴った。
女の子だから体を大事にして欲しい気持ちもあった。
でもそれ以上に誰と一緒に居たかとか嘘をつくからだ。
そうやっていくうちに段々お互いの距離が遠くなっていった。
俺ももう限界だった。
そして別れた。
家はマンションを借りた。
俺も19歳になっていた。
別れたから職場も変えた。
先輩が勤めている鳶の会社。
社長は元本職の人で指も両手あわせても5本しかなかった。
ガラは悪いが優しいオヤジだった。
その頃その先輩が自動車学校に通っていた。
その自動車学校にある人物が・・・・。
先輩がいつも会うよって話してくれた。
北海道に行って別れてしまった彼女が帰ってきてたのだ。
俺はすぐにでも会いたいと思った。
先輩にうまく言ってもらって俺の家に一緒に来ることになったのだ。
彼女の妊娠
彼女と付き合い始めて4ヶ月がたった。
もうすぐ彼女も中学卒業。
俺は彼女のあにきと一緒に仕事をしていた。
家族の一員みたいだった。
ある日、彼女の生理がこない。
まさか・・・。
妊娠・・・・。
若いのもあって確かに毎日のようにやってた。
検査してみた。
やっぱり妊娠してる。
2人で話し合った。
産ませてあげたい。
でも彼女はまだ中学生。
2人では決められない。
俺は彼女の親に話した。
やっぱりまだ産まないほうがいいとの結論。
かわいそうだけど彼女を説得した。
2人で泣いた。。。
病院に行って先生と相談。
中絶は・・・・・・。
まだ赤ちゃんは小さいけど出産のようにすることに決まった。
入院して2日目。
付きっ切りだった俺に彼女が破水したって言ってきた。
すぐに看護師さんを呼んだ。
そして出産室へ。
俺は呼ばれた。
看護師さんが手にしていたのは手のひらぐらいの赤ちゃん。
男の子だった。
俺は涙が止まらなかった。
なんてかわいそうなことを。
彼女にも赤ちゃんにも・・・。。
退院して二人で火葬場に行った。
小さな小さな木箱と喉仏用の骨壷をもって。
火葬が終わった。
ほんのわずかな時間だった。
骨を拾うのも爪楊枝ぐらいのほんとに小さな骨。
でも形はちゃんと人の形だった。
涙で骨もよく見えないけど拾って小さな骨壷に入れた。
自分の快楽の果てには悲しみと刹那さと彼女を傷つけた事実しか
残らなかった。
このブログを読んでくれた方々。
そしてこんな経験のある若い人達へ。
中絶は形が目に見えない。
だけどたくさんの人が傷つく事をわかって欲しい。