キャリアアップと自身のスキル | 夢追い人のブログ

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IT・経営コンサルタントを経て、㈱Dream-LINKを設立。
個人の夢が縦にも横にも繋がると、社会全体の価値を高められると信じて、誰もが、いくつになっても夢を持ち続けられるために活動しています。
夢ややりたいことを個人/法人両方の観点から捉えた記事を書いて参ります。


2月から参画しているITコンサルティングの案件でのことです。
(前回の記事を踏まえると、現状「コンサルティング」には至れているとは言えません)

一緒にチームを組んでいる、年上のマネージャの方がお客様から、誤解を恐れずに言えば「心配されて」しまっています。
性格も非常に温厚で、周りの和を尊重しながら仕事を進めていくタイプにも見えますが、うまくいっていません。

彼がマネージャとして、今のプロジェクトにおいて、一番足りないのは決断力だと僕は見ています。

彼はもともとパッケージシステム関連のSEとしてキャリアを積んできたらしいのですが、今後はマネージャとしてのスキルを積みたいと考えているようです。しかし、はたから見ていると、いわゆるSEとして知識の収集能力は高いのですが、コミュニケーション相手との対話能力、そこで求められる決断力、チームリーダーとして他者に仕事を割り振る能力にはまだまだ不足の部分が多いと言わざるを得ません。

ここではマネージャとはどんな人物かというのは、論点ではないので割愛しますが、少なくともお客さんから求められていることを察知できず、適切な対応ができない(もしくは、それを身に着けようという努力を行えていない)ことは、致命的といわざるを得ないと思います。

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起業をして、人の夢やキャリアというものを考えるようになって、でも未だに答えがでないのは、やりたいことと自分のできることの差についてどう考えるかという点です。

彼はマネージャとしてのスキルを身につけ、キャリアを積んで行きたいと考えています。
でも、現状のままでは厳しいでしょう。頭では分かっていても、行動が伴ってきていないですし、それが必要であるにも関わらず、自分のこれまでのやり方からの脱却に上手く取り組めていない。

「頑張ればできるようになる」と口で言うのは簡単です。でも、どんなに頑張ってもやっぱりできないものはできない、というのも間違ってはいないと思います。

向き不向きというものをどこまで自分で折り合いをつけ、自分のできることの範囲でやりたいことを見つけていくか、これは非常に難しいテーマだなと改めて感じます。

それでも!

自分のやりたいことへ向かっている、努力していることに価値があると僕は信じたいと思います。
だって、そう思わなければ、楽しくない。ともすれば絶望的な気持ちになってしまうじゃないですか。今自分が頑張っている先には、道が開けている。そう信じて一歩、一歩前へ進んでいける、そしてそれを応援しあえる世の中がいいな。とそう思います。