匂い!! | 柾木玲弥オフィシャルブログ「Reiya's Blog」Powered by Ameba

柾木玲弥オフィシャルブログ「Reiya's Blog」Powered by Ameba

柾木玲弥オフィシャルブログ「Reiya's Blog」Powered by Ameba



みなさんはどんな香り、匂いが好きですか?


僕は北海道にいた頃は夏、学校へ行くときの香りが好きでした。

香りというか匂いですね。


朝の清々しい心地良い温度の中走る自転車。
片耳にiPodのイヤホンをつけて静かな住宅街をゆっくり漕いでいくのが好きでした。

そのときだけ感じる匂い。





話変わって最近、僕はお仕事で少し遠出しています。




そこは東京と神奈川の境目あたり。

静かな町で北海道を思い出します。


そんなある日、いつもとは違うルートのバスを利用しました。
iPodのイヤホンをつけて。




バスに乗客は少なかったです。

あぁ、地元のバスは常にこんくらいの人だったなぁ

としみじみしていました。


バスは町を抜け、山道みたいなところに差し掛かかりました。


螺旋状に登って行き、道が真っ直ぐになったとき、


窓の外の景色が
地元のバスに乗っていたときの景色と限りなく類似していたんです。

iPodの曲が当時よく聞いていた曲に変わったんです。



冷房がつきました。




冷房の匂いが当時の匂いでした。

地元でバスに乗っているときの匂いでした。


僕は眠かったせいか不意に目を瞑ってしまった。


夢ではないはずなのだ。

自分でも無意識に想像していた。


このバスを降りたあと、母さんの迎えの車が駅前にあって、コンビニに寄ってっていってコンビニに車が止まってコンビニの窓には蛾がたくさんいてちょっと躊躇ってから入ってすぐ右に言ってアイスをとって…



ここで冷房が消えて、この想像が遮断されました。


iPodの曲が、東京に来てから入れたものに変わった。


匂いもなくなった。



外の景色は変わらず地元風。


また冷房がつきました。


例の匂いがくると思ったんです。




が、ただの冷房でした。




そして冷房が消えました。



iPodの曲を地元で聞いていたものに変えました。



外の景色は変わらず地元風。


また冷房がついた。


匂いが来た。


地元の匂いでした。



3秒後、バス停についてしまったのですが。



こうやって条件が揃わなかったらその匂いはこないんです。


その匂いは思い出せないのに、いざその匂いに出会うと懐かしさを感じる。


精神的な環境の変化によって匂いが変わる。


僕だけなのかもしれない。
よくこんな不思議な体験をするんです。



匂いってすごいなって思う。



またあの匂いを感じたい。

誰かこんな経験をする方いませんか?