母の過去 1656 釣りは雨 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

1656

 

 

 

寝起きにボーとした頭で僕は思うのです。

昨日の2人組の女同士のお客様は綺麗だったと思いながら

気になる喫茶店に行くと

マスターがおはようの挨拶もしないで

今日は釣り堀ですねと小学生が遠足に行く時のように

ウキウキされ言われるのです。

ウキウキするとは言われませんが

マスターの動きが軽いのでウキウキされていると

僕が思ったのですが、

これはライフルで1機と先の的をぶち抜くのと同じように

的確に当たっていると思い

僕がマスターにそんなに釣りがしたかったのですかと聞くと

釣りがしたいのではなく店から出て遊びに行く事が嬉しいのですと言われ

僕は考えないようにしたことをまた考えるのです。

もう少しで気になる喫茶店の売り上げは喫茶店なら

ソコソコの売り上げになると思うのですが、

マスターは売り上げアップより遊びなのです。

どうしてなのか聞くと私の年になると先は見えています。

息子がしっかりしていますから

好きな事をしたいと言われるのです。

好きな事は何ですかと聞くと

うーんと考えら そうですね性欲もなくなりましたけれど

愛染恭子さんとデートがしたいと言われ

僕は聞いてはいけない事を聞いてしまったと思ったのです。

これはパンドラの箱をあけてしまったようなものだと思い

続きを聞くのが怖くなるのですが、

マスターの前で両手で耳をふさぐ事も出来ません!

マスターは続きを話そうとしておられるので

どんな所に話が進むのかと怖々聞くと

愛染恭子さんの事はそれきっりで

後はと言われパンドラの箱は半開きで閉まったと安心するのです。

マスターは後は後は愛染恭子さんと手つないで公園を散歩したいと今時高校生でも言わないような事を言われ

パンドラの箱は半開きのままだと思い閉める方法を考えるのです。

できれば愛染恭子さんとホテルにも行きたいと言われ

それもホテルで一週間は部屋から出ないで裸で過ごしたいと言われたのです。

僕はマスターに全部が愛染恭子さんとの事ですかと聞くと

すぐには思いつきませんが

店を喫茶店ではなくと言われた時に

何時もの様に日替わりのお客様が来られ

何時ものように1時半にはお客様が切れ

昼ご飯を食べないでおにぎりを持ち

釣り堀に向かうのですが、

僕の運転中にマスターは何がしたいかなーと言われ

旅行は好きではないです。

行き先に興味がある所があれば行きたいですが

ただ景色がいいとかでは行きたくないです。

青森にイエスキリストのお墓があると聞いた事があり

それを見に行きたいですと言われ

僕はそんな事なら今すぐにでも出来ますよ

サラリーマンなら出来ませんが

マスターは資産家ですから今すぐに行けばどうですと言うと

店がありますと凄く普通の事を言われ

僕は運転しながら対向車に当たるぐらい驚くのです。

マスターに普通の事は似合いませんとは言いませんでしたが、

ラーメン屋さんなら言われていたでしょう。

釣り堀につき竿と餌と網を借りておにぎりを食べながら釣りをしていると

空模様が曇り初めて雨が降りそうなのです。

30分前まで良い天気だったのに

これは雨が降りそうですねと言うと

マスターは降れば直ぐに帰りましょうと言われ

まだ一匹も釣っていないのにポツポツと雨が降り始めたのです。

僕とマスターは借りた物を帰しに行くと

半額のお金を帰して下さり又来て下さいと言われ

車に戻り気になる喫茶店に帰ったのです。

マスターは楽しみにしているとこんな物ですねと言われ

僕は今度の2時までの日に行きましょうと言うと

今度の2時までの日は釣り堀は休みですと言われ

マスターも遊びの事は覚えておられる凄いと思ったのです。

では来週に行きましょうと言うと

今度の2時までの日はどうしますと言われるので

久しぶりにプールに行きましょうと言うと

マスターもそれが良いですねと言われ

僕は愛染恭子さんの話が出なくて良かったと思いながら家に帰ったのです。

マスター口から愛染恭子さんと言う言葉が飛び出した時は

この先はどうなると焦りましたが

僕の早とちりで愛染恭子病は完治していたのです。

でもマスターはまだ密かに愛染恭子さんからの手紙を待っておられるのでしょう。

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