母の過去 1496 飲み屋街 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

1496

 

 

何時ものように気になる喫茶店にアルバイトに行くと

マスターは今までよりは愛染恭子さんの話をする事が

少なくなり 

手紙の返事も待たないようになられたのですが、

でもまだ期待はしていると思うのです。

愛染恭子さんの話より遊びに行く話が多くなりなり

僕は店の売り上げアップの話もしたいと思うのですが、

それは言うだけ無駄なので

僕もマスターに付き合い遊びに行く話をするのですが、

近くで行きたい所は行ったのでマスターは

店を休めば朝からなら少し遠くまでいけるので

たまには店を休みましょうかと言われ

それは大反対をしたのです。

マスターに使ってもらっている僕ですが、

店を休んで遊びに行く経営者が何処にいてますか?と言いたい所ですが、

それを言えば週に3,4回は言わなくてはいけないので

聞き流すのです。

近くで遊びに行く所はないかと考えていると

日替わりが終わってからのコーヒーを飲みに来られた2人のお客様が来られたのです。

このペースで売り上げアップをしたいなーと思うのですが

マスターは日替わりだけで充分ですと言われているので

コーヒーを運びカウンターに座りお客様の話を聞いてはダメと思うのですが、

聞こえてくるので話を聞いていると

仕事の話をされていると思っていたのが

奈良の新大宮と言う所に飲み屋街があり

飲みに行った時の話をされているのです。

サラリーマンは気楽だな、僕は売り上げの事を考えているのにと思い

僕も少し前までサラリーマンだったと思いだしたのです。

僕も営業をしていた時はサボりばかりだったので

この人達と同じだと思い話を聞いていると

どこどこの店のだれそれは買い物に一緒に行き何か買ってやると

ホテルまで付き合ってくれたとか低レベルな話をされているので

僕はそんな話は聞きたくないと思いながら

店の名前とホステスさんの名前をコッソリとメモに書き

ポケットに入れるのです。

そしてお客様が帰られるとマスターが遊びに行く所を

みつける為に本屋に行って来ますと

出て行かれ僕はポケットに入れたメモの確認をして

大阪スポーツ新聞を読み始めたのです。

大阪スポーツ新聞を見ながら遊びに行く所がなければ行かなくてもいいのにと思い

カウンターに大阪スポーツ新聞を置き

ポケットに入れたメモを鞄に入れ直して

あまり飲みに行かないからこのメモは意味がないと思ったのですが

捨てる事は出来ない所はマスターに偉そうな事は言えないと気が付いたのです。

そしてラーメン屋さんを誘い飲みに行こうかと考えるのですから

サラリーマンの話を低レベルと言えるような人間ではないのです。

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