母の過去 1104 | 不思議なトントン日記

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1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

1104

 

僕の横に座られているラーメン屋さんの

声のトーンが少し何時もとは違い大きいのです。

そして息も少し激しくしておられるので、

もしかすると研修生はお金を持ち逃げでもしたのか?

と思ったのですが、

ラーメン屋さんの話を聞くとそうではないのです!!!!

ラーメン屋さんの話をそのまま書きますと

あのガキ!!!研修生の事です。

うちに研修に来て1週間もしない間に

もう辞めるタイミングを考えとったんや!!!!

こっちは親身になり一生懸命に手取り足取り

3か月で一人前になるように頑張って教えていたのに

来て一週間もしないで辞めようと思うかー!?????

まだラーメン屋がどんな仕事かも解ってないやろ一週間では

それを辞めると決めていたんやから

信じられへんは!!!!

ラーメン屋を始めようと思った理由も 儲かりそう言うだけで

始めるのに最初に払う代理店の保証金も店の店舗の保証金も

いろいろ必要な金額を合計すると2千万円ぐらいかかるんや!

若いからそんな金があるのかと思ってたんやが、

本部にそのお金は両親に借りると嘘を言っていたんや!

研修に来て直ぐに代理店はする気がなかったんや!

僕がどうしてそんな事が解るのか聞くと 

ラーメン屋さんは本部が辞める時の書面を約束の日に

持ってこないから

電話をすると研修生のお母さんが出られて

要件を聞かれるから本部が今までの事を言うと 

そんな大きなお金はありませんと言われ

ラーメン屋の研修も知らなかったようや、

それで色々な話を聞いたらしいわ!!!!!

僕は ではお金もないのにどうしてラーメン屋が

儲かるか研修生になってまで知りたいの?

儲かると解っても始めるお金がないと

オープン出来ない事は研修生も解っているやろと

言ったのです。

するとラーメン屋さんはそうなんやそこが研修生と連絡が取れないから

解らなかったようやけれど これは問題にするかもしれないと

研修生の母に伝えてくれと頼んだら

研修生から電話があり直ぐに書面をもって本部まで来たようや!

それでお金の事はどう言うたと思う?

研修が終わる時に両親が人の保証人になっていて

本人が夜逃げをしたから

自分に貸してくれるお金を保証人やから返済してなくなったと

嘘を言うつもりでいたらしい!!!

そしてここからが巧妙で 2千万円全額は無理やが700百万円だけは

残りがあるから本部に足りない1300万円を借りるつもりでいたらしい、

頑張り研修を済ませればなんとか借りれるかもと

人のふんどしで相撲を取る気でいてたんや!!!!

700万円でも大金です。

僕は700万は本当にあるのか聞くと

見たわけと違うが研修生はあると言っていたようや!

 

確かに本部がお金を出して代理店をオープンさせた事はあったようやけど 

それはアルバイトからはじまり社員になり

この人なら大丈夫と5,6年働いているのを見て来た人が

例外で代理店をさせてもらったんや!

その話をどこかで聞き研修に来て三か月で

何とかしようと考えていたんやろ!

僕はそこまでずる賢い奴ならどうして途中で研修を辞めたのか聞くと

ラーメン屋さんはマスマス興奮して話し始めるのっです。

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