母の過去 930 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

930
 
 
スポーツ雑誌にもほとんど乗っていない
まったく人気のない卓球に挑戦する事になった母は
ラケットはお客様に借りますが、
ウエア―はどうしようと僕が仕事から家に帰り居間に座ると言うのです。
そんな物は皆もジャージでしてると言うと
僕の言葉を信じないでお客様に電話をして
ウエア―の確認をするのです。
そして僕の言った通りと解ると 今度は家にあるジャージを着て
これでいいかなと独り言を言い 
新しいのを買おうかとまた独り言を言うのです。
結局は新しいのが欲しいだけなのです。
嫌!お金を使いたいだけなのです。
そんな事をしなければ今頃は優雅に暮らせていたと思うのですが、
これこそ後の祭りです。
続けられそうかもわからない卓球に初めて行くのに
新品のジャージは不要なのです。
一度行き卓球が面白いこれなら続けられそうだと
思ってからジャージを買ってもなんの問題もありません!
と言うよりそれが普通だと思うのです。
新品のジャージで卓球に行き ラケットにボールがあたらないで
面白くないから辞める事もあるのです。
僕がそんな事を言うと 母は言います。
新品のジャージなら使わないと勿体無いと思うから
ラケットにあたらなくても続けられると 
信じられない事を言います。
長い間 母の息子をしている僕は解るのです。
初めて卓球に行きラケットにもボールがかすりもしなければ
新品のジャージは家で着る事になるのは全財産を賭けても
勝てる賭けです。
ほんの少しでもラリーが出来れば話も変わりますが
それは卓球にいかなければ解らない事なのです。

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