母の過去 307 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

307
 
出前のカツ丼と狸そばを孫悟空の瞬間移動のような
速さで食べた僕ですが、
何かを忘れていると食べ終わると思ったのです。
でもお腹がいっぱいの僕にはそれが何だったのか
考える力が出てきません!
正しくは出て来ないのではなく、
考える気がないのが本当です。
出てくるのは天使がおいでおいでと手招きをする睡魔だけです。
妹が母の雑炊の後かたずけをすると言うのを聞き
思い出したのです!
そう悪魔の計画の第2弾があった事です。
それを父に報告する事をカツ丼と狸そばの魔力と魅力それに
美味力にあっさりと負けてしまい、
カツ丼と狸ソバと一緒に飲み込み、
頭の片隅にも無くなっていたのです。
頭からお腹の中に行ってしまったのですから
思い出すのに時間が必要なのも当然です!
第二の悪魔の計画!
こんな大事な事を忘れるのですから
勉強が出来るはずがありません!
これからは大事な事は忘れるといけないから
手に書いておく事にしようと思ったのですが、
それを実行すると朝に起きて学校から帰ると
何を書いたのか解らなくなるぐらい
手が真っ黒になると思ったから
この計画は2秒で断念しました。
そんな事より今は悪魔の計画の報告です。
この計画はパンフレットを見るとそうとうに
念入りに考えている計画だと推理が出来ます!
銀行の夜間金庫を襲撃するように
コッソリとヒソヒソとYさんと二人で慎重に進めたのは
間違いがありません!
もしかすると父を上手く丸め込んでいる可能性も
相当に高い確率であると思ったのですが、
これを報告しない訳には行きません!
父を上手く丸め込んでいるのなら、
それを引きはがしてでも阻止しなければ
一度目の海外旅行は良いのですが、
二回行くと、母の性格と浪費家の血が合体して
これからは行くのが当たり前になるのは
目の前1ミリの所で子供だった僕でも解ります。
微熱で帰って来た母が堂々と布団の中で
旅行のパンフレットを見てるのです!
それも父が仕事から帰って来ても同様する事なく
見ていると言う事は念入りに計画された事だと言う証明です!
それとも父も一緒に行く計画なのかも知れません???
 

 

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