現状を打破するには、何かしらのリスクを取る必要があります。
— 三國雅洋:パワハラ解決コンサルタント (@artof_challenge) September 14, 2017
そして、そのためには、リスクが現実化した場合に備えておくことが大切です。
パワハラで言えば、退職に備えることができるからこそ、解決に向けた思い切った行動ができるのです。
パワハラの解決に向けて、取ってほしい行動はたくさんあります。
被害に遭うたびに被害メモを取ること、被害を録音・録画すること、同僚・上司に困っていることを打ち明けておくこと、ハラスメント対策室に相談に行っておくこと、労働局に相談に行っておくことなどです。
しかし、それらの行動にはリスクがあります。同僚・上司に困っていることを打ち明けたとしても理解も共感もしてくれずに、二次被害に遭う可能性もあります。ハラスメント対策室についても同様のリスクがあります。また、対策室の対応が悪ければ、さらに加害行為が悪化する可能性もあります。
しかし、現状維持では何も解決にはなりません。そこで、大切となるのがリスクに備えた行動を取ることです。
パワハラにおける一番のリスクは退職ですので、退職に備えた行動を取ることは大切です。転職サイトや転職エージェントへの登録などの転職活動は、必ず行っておきましょう。
最悪の事態を想定して、それでも大丈夫だと思えるからこそ、行動に移せます。女性看護師は離婚率が高いと言われますが、これは経済面で就業リスクが少ないからだと言われています。離婚しても困らないと思えるからこそ、行動に移せるのです。
今、できることが何もないと思ってしまっているなら、最悪の事態に備えた行動を取りましょう。そうやってリスクをコントロールすることができれば、今までは実行できなかったことも実行に移せるようになります。