勝った
いろんな意味のある勝利
9試合ぶりの勝利
ホーム7試合目にして初の勝利
柱谷監督就任後初勝利
今季最多の3得点&2回目の無失点
雷雨のため1時間30分遅れで開始された試合、スタメンは前節負傷した井上に代わって途中出場した川島(大)がスタメン出場した以外は前節と同じ4-4-2。
この日の北九州は攻守ともに積極的で、7分の最初のピンチも村松が加藤に体を入れて自由にシュートを打たせず事なきを得ました。
34分には藤原が自陣から大きなパスを右サイドの安藤に出してチャンスに。
この時もすぐにエリア内に3人、4人と侵入して安藤からの攻撃の選択肢を増やしました。
その直後のプレーでした。
相手PAのすぐそばでダヴィが積極的にボールを奪い右に開いていた池元へパス。
それを池元はシュート、あまり強い球ではありませんでしたが、かえってそれが北野のタイミングをはずしたか、あるいはスリッピーな足もとのためか、北野はセーブできず先制点となりました。
59分にはダヴィからまたしても安藤へ長いスルーパスを通しエリア内に入りマイナス方向に池元にパス、これを池元がシュートすると2人のDFの間をすり抜けGK北野の足に当たりますがこれがゴールとなり2点目。
ここでも安藤の走りが実を結びました。
63分にも安藤は相手陣内でボールを奪って前へドリブル、左でフリーだったダヴィに渡して絶好の形を作りますがダヴィの強烈なシュートは惜しくもクロスバーをたたきます。
仕上げはアディショナルタイム、ピッチ中央のタッチライン際でダヴィが相手2人に囲まれながらこれを交わしてボールをキープ、中央の川島にパス、これを投入されたばかりのエリア内の佐藤に渡すと佐藤は斜めに走って左に開きながらシュート、プロ入り初ゴールを決めてくれました。
簡単ではない見事なシュートでした。
苦しい時にやはり頼りになるのはKing of KITAKYUSHU池元でしたが、3得点すべてに絡んだダヴィの働きも見逃せません。
欲を言えば34分の安藤のクロスからのヘッド、63分のシュートのどちらかは決めてほしかったですが。
あとはよく走って再三決定機を作った安藤、さすがとうならされるうまさと隙を見てロングシュートも打った川島(大)、前がよく見えていてスルーパスがさえた藤原も素晴らしかった。
一方鳥取も7分にはフェルナンジーニョのテクニックでエリア内にボールを置くようなパスでチャンスを作り、後半投入のレオナルドもスピードとパワーで一気にゴールライン際まで持ち込むシーンもありましたが、実を結びませんでした。
柱谷監督の4バックになってから選手がのびのびと動き出したように感じます。
福島戦では勝利までには至りませんでしたがホームの声援が呼び込んだ勝利でもあります。
ようやくチームは確かにいい方向に変わってきたと思いますが、これを維持していくのはさらに大変です。
これからのギラヴァンツに期待しましょう。