まとめ4.パラディア前期 2015.11.06-2016.11.15 | 日本スピッツ ジョージの悪性腫瘍闘病記

日本スピッツ ジョージの悪性腫瘍闘病記

肛門囊アポクリン腺癌で一か月の余命宣告から放射線治療、転移していた脾臓摘出を経てパラディア服用二年以上、そして肝臓転移の記録です。2018年3月9日旅立ちました。

パラディア前期は岐阜の動物病院で手に入れたパラディアです。

 

 2015年の段階では極めて品薄でした。ジョージの体重では25mgだったので、通常は10+15です。ところが10も15も手に入らない。そこで50mgを半分にする事になりました。割らないようにと説明書にはあるのですが仕方ありません。個人輸入も考えましたが海外も品薄状態でした。タブレットカッターも購入しました。

 

 日本では認可後一年程で、あまり情報がありませんでした。動物病院でも扱ったことが無い状態です。認可後既に6年が経過している(2009年6月認可)アメリカの文献をネットで読みました。ジョージのアポクリン腺癌には効果がある事、用法通りだと下痢、食欲不振がかなりの確率で出るので用法の下限近くが良さそうと言う事、万能薬ではなく効かない物には効かない事などを学びました。

 

 初めはおっかなびっくりです。下痢や食欲不振で続けられなくなるのではないかと。下痢止めのディアバスターは常備していました。

下痢をする事もありましたが、段々とコントロールの仕方もわかってきて、薬を飲んだ翌日が出やすい事、ディアバスターを少しだけ与えておくこと。調子が悪い時は間隔を空けるなどの工夫をしていました。

 肝臓の点、リンパ節の腫れが見られていました。パラディアを始めてリンパ節の腫れがわからなくなりました。肝臓の点も大きさはほとんど変わってきません。他の部分への転移の様子もありませんでした。お尻の腫れも変わらず、現状維持が続いていました。

 

 おかげで目標だった雪を見ることができ、桜が咲き、夏を迎え、紅葉の秋が過ぎました。放射線後一年が過ぎたのです。年単位では考えられなかった命が続きました。

 

パラディア投与(岐阜)

354,564円

 

 

 

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