日の目を見ない素人の書いた脚本載せてます -4ページ目

日の目を見ない素人の書いた脚本載せてます

趣味で書き始めた脚本を載せてます      
シナリオ形式なので読みづらいかもしれませんが
よかったら読んでみてください        

〇から始まる文は、シーンです        
×××は、時間が経過したことを表しています  

 

【登場人物】

 中村 汐里(しおり)(33・21)…看護師(成人のイメージ:三浦透子さん)

 中村 龍人(りゅうと)(31・19)…汐里の弟・宅配業(成人のイメージ:岡崎体育さん)

 日野 倫代(ともよ)(29・17)…汐里の妹・主婦(成人のイメージ:見上愛さん)

 日野 (こう)(へい)(30)…倫代の夫(イメージ:森永悠希さん)

 中村 (ひろ)()(58・46)…汐里達の母親(イメージ:片岡礼子さん)

 中村 和彦(かずひこ)(47・40)…汐里達の父親(イメージ:佐藤二朗さん)

 中村 健次(けんじ)(46・35・28)…和彦の弟(成人のイメージ:波岡一喜さん)

 

 

〇中村家 居間(朝)

 テロップ「数か月後」

    「アシカ急便」と書いた作業着を着た龍人、朝食をとっている。

 龍人「そろそろ行かなきゃ」

    と、コーヒーを飲み干して席を立つ。

    キッチンから聞こえる汐里の「待って」の声。

 汐里「(弁当を手に)はい、これ」

    と、龍人に手渡す。

 龍人「姉ちゃん夜勤明けだろ?毎日弁当作ってくれなくても、いいよ」

 汐里「だって、外で食べるとお金かかるでしょ」

 龍人「そうだけど…」

    不安げな龍人。

 汐里「何?どうかした?」

 龍人「大丈夫だよね?」

 汐里「え?何が?」

 龍人「アイツ、もう、来ないよね」

 汐里「そうね…そんなこと心配しなくていいから、アンタは仕事に集中しなさい」

 龍人「うん、わかった。いってきます!」

    と、玄関に向かう。

 汐里「運転、気を付けるのよ!」

    玄関の閉まる音。

 汐里「さて…寝るか」

    と、あくびをしながら二階に上がっていく。

 

〇中村家 汐里の部屋

    ベッドで眠っている汐里。

    玄関のチャイムの音、少し経ってまた鳴る。

    目を覚ます汐里。

 汐里「そうか、今日、倫代来るって言ってたっけ」

    と、スマホの時計を見る。

    12:40を示す時計。

 汐里「えーっ、ちょっと早くない?」

 

〇中村家 廊下

    何度も鳴るチャイムの音。

    目を擦りながらゆっくりと玄関に向かう汐里。

 

〇中村家 玄関

 汐里「(玄関を開けながら)ちょっとぉ、早くない?もう少し寝かせ…」

    グイっと引っ張られる玄関の扉。

    驚く汐里、表情が固まる。

    健次(46)が立っている。

 健次「おう。久しぶりだなぁ」

    身がすくむ汐里。

 健次「汐里か?大きくなったなぁ」

    と、汐里の頭に手を伸ばす。

    慌てて身を避ける汐里。

 汐里「な…何の…用ですか?」

 健次「何の用って、俺、叔父さんだよ。叔父さんが、久しぶりに姪っ子たちに会いに来た

   のに、そんな言い方はないんじゃない?」

    ゆっくりと部屋に上がり込んでくる健次。

    ジリジリと後退りする汐里。

 健次「(キョロキョロと部屋を見渡しながら)博美さん、死んだんだってなぁ。ガンだって?」

 汐里「ど、どうして、それを…」

 健次「今は調べようと思えば、何でもわかるんだよ。情報は溢れてるからなぁ」

    と、汐里の顔を覗き込むように近づく。

    健次から離れる汐里。

 健次「博美さんの形見分け、貰いに来たよ」

 汐里「形見分けって…そんなもの無いです」

 健次「それはないよ。義理の弟だぜ、俺。なんか無ぇのかよ」

    と、引き出しを勝手に開けだす。

 汐里「か、帰って下さい!」

 倫代「お姉ちゃーん。起きてるぅ?ごめん、ちょっと早く来ちゃった」

    倫代が入ってくる。

 汐里「倫代!」

    と、倫代に駆け寄る。

    健次を見て驚く倫代。

 健次「倫代?倫代ちゃんかぁ、大きくなったなぁ。倫代ちゃんは、(倫代の頭から足元まで

   ジロジロと見ながら)お母さんに似て美人だなぁ」

    ヘラヘラしながら倫代に近づく健次。

    倫代の前に立ちはだかる汐里。

 汐里「この子に近づかないで!」

    倫代の手を取って奥の仏間に逃げ込む汐里。

 

…続く…