日の目を見ない素人の書いた脚本載せてます -3ページ目

日の目を見ない素人の書いた脚本載せてます

趣味で書き始めた脚本を載せてます      
シナリオ形式なので読みづらいかもしれませんが
よかったら読んでみてください        

〇から始まる文は、シーンです        
×××は、時間が経過したことを表しています  

 

【登場人物】

 中村 汐里(しおり)(33・21)…看護師(成人のイメージ:三浦透子さん)

 中村 龍人(りゅうと)(31・19)…汐里の弟・宅配業(成人のイメージ:岡崎体育さん)

 日野 倫代(ともよ)(29・17)…汐里の妹・主婦(成人のイメージ:見上愛さん)

 日野 (こう)(へい)(30)…倫代の夫(イメージ:森永悠希さん)

 中村 (ひろ)()(58・46)…汐里達の母親(イメージ:片岡礼子さん)

 中村 和彦(かずひこ)(47・40)…汐里達の父親(イメージ:佐藤二朗さん)

 中村 健次(けんじ)(46・35・28)…和彦の弟(成人のイメージ:波岡一喜さん)

 

 

〇中村家 仏間

    手を取り合ったまま座り込む汐里と倫代。

 倫代「お兄ちゃんと航平に!」

    と、急いでスマホでメッセージを送る。

 倫代「大丈夫、お姉ちゃん。アイツに何かされてない?」

 汐里「大丈夫。でも、形見分けよこせって」

 倫代「なによ、それ!(スマホに着信音)あ!お兄ちゃんだ」

    と、スマホに出る。

 倫代「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」

 

〇配送バン 車内

    運転席の龍人、ハンズフリーで通話をしている。

 龍人「大丈夫か、倫代!姉ちゃんは?」

 

〇中村家 仏間

 倫代「一緒にいる。お兄ちゃん、お父さんの形見のジャケット、どこにある?」

 

〇配送バン 車内

 龍人「あのジャケットなら、仏間のタンスの中にしまってある」

 

〇中村家 仏間

 倫代「わかった。お兄ちゃんのジャケットは絶対に守るから!」

 

〇配送バン 車内

 龍人「今、近くを走ってるからすぐにそっちに向かう!いいか無茶するなよ!危ないと思

   ったらジャケットなんていいから、すぐに姉ちゃんと逃げるんだ!わかったな!」

    と、電話を切ってスピードを上げる。

 

〇中村家 居間

    散らかった室内。

 健次「(大声で)おーい!この家、なんにも無ぇのかよー!」

    と、机を蹴とばす。

 

〇中村家 仏間

    身を寄せ合って息をひそめる汐里と倫代、居間から大きな音がするたびに体をビク

    つかせる。

    スマホを確認する倫代。

 倫代「航平、まだ既読にならない。お兄ちゃん。早く帰ってきて!」

 

〇中村家 居間

    散らかった部屋の物を蹴とばしながら歩く健次。

 健次「ホントに何にも無ぇのかよ。どっかに何か隠してあんだろ!?そうだ…」

    仏間に向かう健次。

 

〇中村家 仏間

    開けられないように扉を内側から押さえている汐里と倫代。

 

〇中村家 仏間 前

    扉の前に立つ健次、ニヤッと笑って扉に手をかけ、勢いよく開ける。

 

〇中村家 仏間

 汐里・倫代「キャー!」

    勢いよく開けられる扉。

    吹き飛ばされる汐里と倫代。

    部屋の隅に逃げる汐里、タンスに背を向けて立つ倫代。

 健次「貴重品どこだよ!現金でもいいから早く出せよ!」

 汐里「そ、そんなもの、ないわよ!」

    タンスの前に立ち健次を睨みつける倫代。

 健次「ん?その中に何かあるのかなぁ?」

    目が泳ぐ倫代。

 健次「そうかそうか。お前、わかりやすいなぁ(笑う)」

 

〇中村家 玄関

 龍人「倫代―っ!姉ちゃん!」

    勢いよく入ってくる作業着姿の龍人。

 

〇中村家 仏間

 倫代「あっ!お兄ちゃん!お兄ちゃーん!」

 

〇中村家 廊下

    仏間に急ぐ龍人。

 

〇中村家 仏間

 龍人「倫代!」

    部屋の入口に立つ大柄の龍人。

 倫代「お兄ちゃん!」

    安堵の表情の倫代と汐里。

 健次「龍人?」

    向かい合う大柄の龍人に細身の健次。

    体格の差に顔を見合わせて笑顔になる汐里と倫代。

 龍人「何しに来たんだよ!もう、俺たちとは縁が切れた…ウッ」

    龍人が最後まで言い終わらないうちに健次の蹴りが龍人の脇腹に入る。

    うずくまる龍人、何度も蹴られる。

 汐里・倫代「えーーーっ!」

    落胆する二人。

 倫代「お兄ちゃん、弱…」

    うずくまっている龍人の髪を掴み顔を覗きこむ健次。

 健次「お前、金持ってんだろ?よこせよ」

 龍人「な、なんでアンタなんかに…ウッ」

    最後まで言い終わらないうちに龍人の顔を殴る健次。

    口から血を流し倒れこむ龍人。

 汐里「龍人!龍人!」

 健次「ピーピーうるせぇんだよ!ガキどもがぁ」

    と、龍人のポケットから財布を抜き取る。

 汐里「アンタに渡すお金なんか無いわよ!」

    と、健次から財布を取り返そうと掴みかかる。

 健次「チッ!どけ!」

    汐里を振り払う健次。

    健次に平手をくらわす汐里。

    ゆっくりと顔を正面に向ける健次。

 健次「いい度胸してんなぁ、お前」

    と、ゆっくりと汐里に近づく。

    ジリジリと後退りする汐里。

 汐里「…」

 健次「大人しくしてりゃいい気になりやがって、生意気なんだよ」

    汐里に近づく健次。

    後退りする汐里。

 健次「気が強いところ、お前の母親そっくりだな。俺、気が強い女、大っ嫌いなんだよ」

 汐里「…」

 健次「お前らは兄貴の代わりなんだから、黙って俺の言うこと聞いてればいいんだよ!」

    と、汐里の肩を掴み、大きく手を振り被る。

 汐里「!」

 

…続く…