日の目を見ない素人の書いた脚本載せてます

日の目を見ない素人の書いた脚本載せてます

趣味で書き始めた脚本を載せてます      
シナリオ形式なので読みづらいかもしれませんが
よかったら読んでみてください        

〇から始まる文は、シーンです        
×××は、時間が経過したことを表しています  

 

【登場人物】

 吉岡 千晶(ちあき)(33)…会社員

 小池 結香(ゆか)(33)…書店員

 武田 梨(り)恵(え)(33)…元保険外交員

 渡辺 康(やす)信(のぶ)(52)…ラーメン店店主

 渡辺 理子(さとこ)(53)…康信の妻

 松下(24)…コンビニ店員

 加藤 充(みつ)亮(あき)(41)…書店店主

 派遣社員、その他

 

 

〇ラーメン屋 店内(夜)

テロップ『半年前』

 理子「そうやって、面倒なことは全部私に押し付けて!」

 康信「俺には仕込みがあるんだよ!」

 理子「仕込みなら私だってやってるよ!」

 康信「うるせぇ!俺は疲れてるんだ!」

    手に持っていたモップを放り投げる里子。

 理子「疲れてるのは、アンタだけじゃない!」

    扉を激しく閉めて店を出ていく理子。

 康信「勝手にしろ!」

 

〇ラーメン屋 前(夜)

    店から出てきた理子、小走りで去っていく。

 

〇商店街(夜)

    シャッターの下りた誰もいない商店街を一人歩く理子。

    涙を拭いながら歩く理子、何かを目にし、足を止める。

    宝くじ売り場ブースの前に『キャリーオーバー発生中!』の幟(のぼり)。

 

(フラッシュ)

 千晶「このスポーツくじ。コンビニでも売ってるんでしょ」

 

〇商店街(夜)

 理子「コンビニ…」

    キョロキョロする理子、商店街の脇道を曲がっていく。

 

〇コンビニ 店内(夜)

    入ってくる理子、キョロキョロと店内を見渡す。

 松下「いらっしゃいませ」

    レジの松下、小さく声を掛ける。

    誰もいない店内をキョロキョロと歩く理子、レジの松下に近づく。

 理子「あのぉ…」

 松下「はい」

 理子「スポーツくじ、どこですか?」

 松下「スポーツくじ?」

 理子「あの…キャリーオーバー発生中!ってテレビでやってるヤツ…コンビニで買えるって」

 松下「あー!あ、こちらに…」

    と、レジから出てくる松下、店の奥にあるコピー機まで理子を案内する。

 

〇コンビニ コピー機前(夜)

 松下「この画面をタッチして…」

    と、スポーツくじ購入の画面をタッチする。

 松下「画面の通りにタッチしていって、出てきた用紙をレジまで持ってきてください」

 理子「あぁ、ここで買うの!わかりました。ありがとう!」

    と、画面操作を始める。

    レジに戻っていく松下。

 

〇コンビニ レジ(夜)

    用紙を持ってレジにやってくる理子。

 理子「お願いします」

    用紙をレジにスキャンする松下。

 松下「300円です」

 理子「あ、はい」

    と、エプロンのポケットから小銭を出し、松下に渡す。

 松下「はい」

    発行されたくじを理子に手渡す松下。

 松下「当たるといいですね」

    と、ニッコリ微笑む。

 理子「え…あ、ありがとう」

 松下「18億でしたっけ?」

 理子「そう、18億。あ、もし18億当たったら、何に使う?」

 松下「僕ですか?僕、今、留学資金貯めてるんです」

 理子「留学資金?」

 松下「映像の勉強したくてアメリカの学校に留学したいんですけど、お金スッゴく掛かるん

   ですよ」

 理子「円安だしねぇ」

 松下「だから、18億あったら、即留学行きます!」

 理子「そう!」

 松下「お客さんは?18億、何に使います?」

 理子「私?うーん、そうねぇ…パーッと使っちゃうかなぁ!」

 松下「え?パーッと?」

 理子「そう、パーッと!今までずーっと我慢してばかりだったから、もうなーんにも考えず

   にパーッと使いまくりたいわ!アハハハ!」

 松下「アハハハ!それもいいですね!」

 理子「当たるように念じててよ。あ、そうだ!当たったら、私が留学費用出してあげる!」

 松下「本当ですか!?わっかりました。お客さんの為に、毎日念じますよ!」

 理子「ありがとう!」

    と、コンビニを出ていく。

 

〇本屋 店内カフェ(現在)

    本屋に併設されたカフェで働く結香。

    近づいてくる店主の加藤。

 加藤「小池さんの淹れるコーヒー、評判いいよ」

 結香「えっ!本当ですか?」

 加藤「本の売り上げも徐々に上がってる。居心地がいいから、色んな本を手にとってみてく

   れるのかもなぁ」

 結香「なるほど…」

 

〇駅 改札前

    スーツ姿の梨恵、キョロキョロしながら立っている。

    梨恵に近づいてくるスーツ姿の女性。

 梨恵「あ、横山さんですか?担当営業の武田です」

    と、名刺を差し出す。

    名刺のアップ『人材派遣のRE:スタッフ 営業 武田梨恵』

 梨恵「緊張してます?企業面談、初めてですか?」

 女性「はい…緊張して…」

 梨恵「大丈夫!私がサポートしますから!じゃ、行きましょうか」

    歩き出す二人。

 

〇ビジネススクール(夜)

    部屋の前に『社会人のためのパソコン教室』の貼り紙。

 

〇ビジネススクール 教室内(夜)

    授業を受けている千晶、眉間にシワをよせパソコンに向かっている。

    近づいてくる教師、千晶のパソコン画面を指さし何か囁く。

 千晶「あっ!そうか!」

    と、キーボードを叩く。

 千晶「あっ!できた!やった!よしっ、次は…」

 

…続く…