明日の医療と今日みた夢と

明日の医療と今日みた夢と

医師。夢療法家。エドガー・ケイシー研究家。臨床分子栄養医学研究会認定医。
「からだ」と「こころ」と「たましい」の医者として患者さんに寄り添います。

 

母親とともにケイシーのところに相談に訪れた男子学生。

いまで言うならADHDのカテゴリーに入るのかもしれません。

18歳から20歳までの4回のリーディングからご紹介します。

(リーディング番号830-1~4)

 

※ ADHD(attention deficit / hyperactivity disorder)

注意欠如・多動症 : 不注意・多動・衝動性を特徴とする発達特性

 

 

「落ち着いて座って勉強することができない」

と本人も母親も言います。

そのためか学業も不振。

 

そのほかケイシーが指摘する彼の特徴は

 

・夢想家で人から理解されにくい

・努力はしているが集中力がない

・活力のあるときと明らかに低調なときがある

・気持ちが安定せず、思いがあちこちに飛ぶ

・環境にうまく適応できず混乱する

・受動的な状態でいることができず、活動せざるを得ない

・内面の想像力、正義感、自尊心、誠実さを表現しようとしても短絡的(short-circuit)になってしまう

 

 

 

ケイシーのアドバイスは次のようなものです。

 

①    母親のかかわり方

②    まず身体の調整をする

③    勉強と瞑想にもっと時間をかける

④    1日の終わりに経験したことを記録する

⑤    職業選択について

 

 

 

 

 

以下、解説していきます。

 

①   母親のかかわり方

 

ケイシーの回答がここから始まっているのは興味深いです。

心配し過ぎるのをやめて本人の理想・目的を尊重するよう、

長々と諭されています。

 

「母親が息子の助けになりたいと願うのは自然なことだが、個人の人生は、その人自身のものである。そのような思いが過剰になると、時に相手にとって躓きの石となる。彼の目的、理想を尊重するのが望ましい」

 

「自身で選択することをせず、他人の欲求に従って、あるいは導かれるままに生きるなら、それは本人の為にならずむしろ害になる」

 

「心配することは、息子の経験に混乱をもたらすだけでなく、母親自身も落ち着かない気持ちになるだろう」

 

「母親と息子の双方に必要なのは、確固とした決意、利己的でない態度である。 そうあることで互いの関係性が建設的で心地良いものとなる」

 

「心配するのではなく、相談相手になることである。 怒ったり、争ったり、不安に苛まれたりして心にバリアーを築くことにならないように。(中略)各々が神との関係性を適正に保つことができれば、各々の経験を通して愛のある建設的な関係性を育むことができる」

 

 

 

②   まず身体の調整をする

 

「身体的な不調のために集中力が欠けていたのである。努力が足りないわけではなく、集中することができなかったのだ。身体の不調や周囲の環境がかえって混乱を招いていたからだ」

 

…とケイシーは言います。

 

ADHDについて世の中の理解が進んできているとはいえ

いまも往々にして努力不足という誤解を招く場面が

あるかもしれません。

 

「この身体は、普通に見るならほぼ正常だが、精神的能力に物質としての身体機能が協調していない」

 

これは、思いと行動を同期させるのが難しい、と

言いかえてもよさそうです。

当事者の実感に近いものがあるのではないでしょうか。

 

身体機能だけ見ても

ADHDでは協調運動障害を併発することがよくあります。

走る、ボール遊び、などの手と足を協調させた動きが

困難になることです。

 

現代西洋医学では、まず脳に焦点を当てて

セロトニンやノルアドレナリンなどの

脳内物質を調整することを目指しますが

ケイシーは脊髄神経の通り道である脊柱の調整から

始めるようにアドバイスします。

 

いつもケイシーは“協調”を重視しており

脳脊髄神経系と交感神経系(=自律神経系)の協調、

表層循環と深部循環の協調についてよく指摘されています。

 

 

具体的な調整方法としては

 

・第4腰椎と尾骨の異常(インピンジメント)をオステオパシーで矯正

…この異常が副腎と松果体の活動を妨げ、軟骨量が不足して身長が伸びなかった、と指摘されています。

 

・波動治療(電気的振動の正弦波反応による波動)

…現在可能なケイシー療法のなかでは、ウェットセル治療ということになるのかもしれません。詳細も、実際におこなわれたかどうかも不明です。

 

・屋外での運動

…「朝は横隔膜より上の運動、夜は下肢の運動をそれぞれ2~3分」と指示されています。

 

・通常の食欲と活動を維持する

…このケースではとくべつ食事内容は指示されませんでした。

 

 

「じっとしているように強制してはならない! それは本人の意思を押さえつけ、反抗心をそそることになりかねない。 人は誰でも自身の行いを選択する権利があり、自身の理想に従って生きる権利を持つ。それがいわゆる習性、無意識的な行動となって表現されるのである」

 

「他人の意思に従わせることは、個人の魂が経験を通して成長するための大きな力を破壊することに等しい。 本人の魂、身体、精神が何を欲しているかを考慮しなさい」

 

「身体的な抑圧が解消され、正常な流れが回復すれば、この人は健全に発育する。集中力も高まり、献身への能力と願望はより明確になり、身体機能も周囲の状況に対する反応も、より完全に果たすことができるようになる」

 

 

 

③  勉強と瞑想にもっと時間をかける

 

詳細な指示はありませんが

ここには“ゆっくり”という意味も込められている気がします。

 

ADHDの特性から

何かを遂行することに時間がかかるものと

認識する必要があるのかもしれません。

 

「勉強と瞑想にもっと時間をかけなさい。無理矢理ではなく、自分の周りで起きることを観察できるように、自己を開くのである」

 

 

 

④ 1日の終わりに経験したことを記録する

 

“自己を開く”ためにケイシーは

「diaryではなくrésumé」つまり

「単なる日記ではなく、要点を整理してまとめた概要」

を作るように言っています。

これには詳細な指示があります。

 

・その日一日で経験したことを毎晩、心で思うだけでなく寝る前に紙に書くのをルールとする。

・人に見せるものではなく、自分自身のために書く。

・他者を非難しない。自分を非難しない。

・自分の考え、願望、希望、経験、自分がおこなった親切なこと、他者から受けた親切について書く。

・書いたものを少なくとも30日間は読み返さない。あとで読み返すと、自分のなかの変化に気がつくことができる。

 

 

不特定多数に見せるSNSとはまったく違うもので、

ADHD治療ですすめられる“スケジュール管理”とも

異なるものです。

 

客観的な視点を持つためと考えられますが

「1か月間は読み返さない」という指示も興味深いです。

 

私の年代では『愛少女ポリアンナ物語』の

“よかった探し”を思い浮かべてしまうのですが…

わかる人いるかしら?

 

「汝自身を知れ。誰を信ずるかを知れ。この世的なものでも物質的なものでもなく、精神的・霊的なものについて“なぜそうなのか”その理由を知りなさい!そして自分自身についての記録をつけることによって、肉体的にも精神的にも反応をもたらし、それぞれの魂が物質世界に現れる目的にかなうものとなるだろう」

 

 

 

⑤   職業選択について

 

職業についての相談には

厳しいとも思える回答をしています。

 

「願望を達成することは困難だろう。 建築士や技師になるには決まり事や条件が必要であり、この人には耐え難い経験となるのは明らかだ。結果として“努力するに値しない”という結論を下すことになる。ただ流されるままに身を処すようになるかもしれない」

 

「実際にその活動に関わってみて、その仕事が自身に適しているかどうかを判断すべきだ。自身の選択に任せなさい。無理強いをしてはいけない。 神は、各々の魂が、その活動を通して地上において神の御力を顕現すべく意図されたのであるから」

 

「(大学よりも働く方がよいか?)この人自身の選択に委ねられるべきだ。数か月後には身体の修正がなされるので、その間に再び社会との関わりや労働、人脈を通じて自己表現の機会が訪れるかもしれない。そうした表現を通して、仕事や活動にはもっと完璧な適合性が必要であると認識することとなる――あるいはすでに始まっている方向性へと進むべきであることに気づくだろう」

 

 

 

 

 

・・・いかがでしょうか。

 

けっきょくこの男子学生は大学を辞め、

機械関係の専門学校を経て

飛行機会社で働くことになりました。

工場長になり、結婚して子どもももうけたとのことです。

 

 

「汝自身を知り、そして汝の理想が何であるかを知れ!」

 

「各々の魂は、創造的諸力たる神の御心に従って、自身の理想を実現すべくこの世に生まれて来るのである」

 

「自身が出来ることを行いなさい。後のことは、造り主である“主”がなさるであろう」

 

 

 

・・・自分の理想のためにできることをする。

けっきょくのところ、この世で生きていく私たちには

それがすべてと言えるかもしれません。

 

 

ADHDのような特性は

現世的には不利益があるかもしれませんが

個人のたましいが神と向き合うということにおいては

すべての人はみな同じなのだと思います。

 

 

長文お読みくださりありがとうございました。

 

 

思春期とは、WHO の定義によれば

第二次性徴の出現から性成熟までの段階

個人差はありますが8歳頃から18歳頃までを指します。

 

子どもから大人への移行期であり

成長にともなう大きな変化が

身体とこころ両方に起きる時期です。

 

アンバランスでアップダウンがはげしく

強気と弱気、期待と失望、極端な喜びと悲しみ

怒りと無気力、過剰なほどの自信と自己卑下

コントロールの難しい感情を抱えて頑張ってる世代

・・と言えるかもしれません。

 

大人世代から見ると

まぶしいけれど危なっかしく、扱いがむずかしい。

たぶんみんな

「自分とは何で、どこへ向かうべきか」

(♪拝啓、十五の君へ)

・・という問いを抱えながら生きている。

 

 

ケイシーにも

この世代の人についての相談が寄せられていました。

 

親にたいしては、まずこの時期の身体に生じていること、

ときには苦痛や不調をもたらすこともある変化への理解を求め

身体の調整(オステオパシー、マッサージなど)

をすすめられることが多くありました。

 

誰でも、いつのときも、変化に対応するのは

多かれ少なかれ骨が折れることです。

 

思春期では、成長にともなう身体の変化を経験するだけで

疲れてしまうことがあります。

 

身体的活動はもとより精神的な活動

――勉強、気遣い、人間関係や進路の悩み――

すべて疲労感を生じるので

そもそも体力のない子どもや

“現代の栄養失調”的な若者は

その疲労感から

学校に行けなくなったりすることもあるでしょう。

 

さまざまな問題がその疲労感から派生している場合でも

見えにくく理解されにくい部分でもあります。

とくに現代では、若い人も

身体のケアの必要性が高くなっているのかもしれません。

 

 

リーディングのなかでこの世代の人々に向けられる言葉は

きびしい内容であっても

ベースにとてもあたたかい眼差しを感じます。

100年前もいまも変わらない親子の姿が垣間見えたりします。

 

 

今回、私に響いた言葉をピックアップしてみました。

すべてのケースで当てはまるわけではないでしょうが

普遍的なメッセージがたくさん含まれていると思います。

 

 

 

 

*思春期の身体とこころの変化

 

 

この成長・変化の時期に身体が本来の均衡を獲得していく過程で、さまざまな不調が生じている。発達途上にある身体のバランスが整えられていく時期であるため、ときに身体に苦痛や機能の乱れをもたらしているのだ。・・・(オステオパシーやマッサージで脳脊髄系を調整するのが有効とのこと)

(276-5 / 15歳女性)

 

 

(少年少女を瞑想によって導くには?)

少年少女の生命の中で最大の化学的変化が肉体に起きている時期である。このことは絶えず考慮しなければならない。個別性を認識して活動する領域そのものに応じて、心に初めて疑問が湧き起こる時期である。更に、それぞれの精神と心の中に理想が形成される時期でもある。これも考慮されねばならない。

(281-39 / 祈りのグループ)

 

 

人生周期のこの時期にあって、精神的態度に多くの変化が生じている。 これらは正常な反応である。 この時期は助言や導きが最も必要とされる時期でもある。

(759-17 / 12歳男性)

 

 

神経系や精神活動に過度な負担がかかっている。身体に蓄えられている活力が少なすぎる。それゆえ適切な方法で身体的発達に必要なことに対処する能力がないのである。また時間がかかるはずの発達に必要ないくつかの条件が体内であまりにも早く進んでいる。・・・(神経衰弱を避けるため勉学は中止するよう、自然のなかで休養し運動するよう勧められた)

(259-3 / 11歳女性)

 

 

 

*学校選択について

 

 

(問)娘の気分がどうであれ、とにかく娘を学校にやるべきですか?  
(答)否。彼女にはそれなりに分別がある。 自分がひどく落ち込んでいて家にいるべきか、あるいは学校にいくべきか、彼女はわきまえている。あまり彼女の機嫌を取るようなことをしてはならないが、彼女には分別がある。

(324-10 / 9歳女性)

 

 

(私立学校に進むのがよいか?)

面倒をみてくれる人々が、彼女の必要としている霊的、精神的な面において共感してくれるならば、有益なものになるだろう。 (中略)それを自分で選ぶことだ。 もちろん本人の心と体に調和するものにしなければならない。

(2153-11 / 13歳女性)

 

 

(大学進学する方がよいか?)

その願望が自身の本質から湧き上がるものであるならば、道は自然に開かれるはずだ。しかし他者の望みによって特定の活動を身につけさせたり植えつけたりするためのものであるならば、その人は単なる苦役を強いられる者となる。

(963-1 / 15歳男性)

 

 

(大学進学する方がよいか?)

自身のみがその問いに答えることができる。(大学進学が)環境や身体的能力によって叶わないのならば、汝の手中にあるものを活用せよ。その活用に従って、次のステップが与えられるのだ。

(361-9 / 18歳男性)

 

 

 

*学業について

 

 

(成績が上がらない理由は?)

この人の好き嫌いについて注意が払われてこなかった。個性を理解するための配慮が為されてこなかった。(中略)能力が欠けているということではない。進むべき方向に能力を集中する力が欠けているのである。説得や理屈による働きかけは可能かもしれないが、他者が望むような変化を無理やり強いることはできない。この人は自分自身の人生を生きる時期に達したのだ。

(1098-1 / 18歳男性)

 

 

 

*スケジュール管理

 

 

時間を適切に配分しなさい。 どんな活動でも根底には常に霊的な理想が働いているように。 そして決めた時間配分はしっかり守ること。(中略)ルーティーンの奴隷になってはならないが、家庭・学校においてもう少し規則的な行動が必要だ。 しかしそれはあなたの経験において自然なものとなるように。(中略)時間を配分する際、祈りと瞑想の時間を外してはならない。ときには自分自身の言葉、自分自身のやり方で瞑想しなさい。祈りは、お決まりの言葉として唱えるのではなく、その意味を実感すること。自身の一部として、その祈りの言葉を生きなさい。

(1206-13 / 16歳女性)

 

 

(夏休みの過ごし方は?)

その決断をしなければならない時までの間に生じる状況や変化に基づいて、自分自身で判断するのが最善だ。最も望ましいのは、自身が瞑想を行い、示されるものに耳を傾けながら判断を下すことだ。・・・(何が正しいのか問うて自動書記で答えが示されるのにまかせよ、とのこと)

(276-7 / 16歳女性)

 

 

 

*怒りっぽい

 

 

(尊敬され好かれるようになるためには?癇癪を起こさないためには?)
自分が平安、調和、幸福に寄与するところの建設的な影響力とひとつであることを知って、自分の存在意義を確立しなければならない。

(家族はどう接すれば?)
「愛ある無関心」とでも呼べるような仕方で、怒りの爆発に対処するのである。彼女を非難するのではない。彼女の性格が建設的な力や影響に向かうよう、じっと静かに彼女のことを見守ってやるのだ。

(352-1 / 17歳女性)

 

 

この人が癇癪を起こしそうな時には、きつく当たってはならない。 この人の意志を打ち砕いてはならない。それとうまく取り組むことだ。(中略)優しさ、忍耐、そしてこの人の選択に反対するのではなく、それに沿って行動する姿勢が不可欠である。

(3806-1 / 14歳女性)

 

 

 

*反抗的

 

 

(問)なぜ彼は極端なまでに権威に反抗するのでしょうか?  
(答)これらは(過去生も含めた)彼の経験の一部なのである。 それゆえ彼は権威に反抗すると同様にルーティーン(作業)に反抗するのである。 ただし自分でルーティーンを作ることを任せた場合、彼がそれを実行することを当てにすることができる!  

(2780-3 / 10歳男性)

 

 

 

*神経質

 

 

(神経質な性格の原因は?改善するには?)

これは身体的な状態に由来する部分であり、克服するには身体的側面からアプローチするのがよい。理想に対する個人の目的が定まっていないことも大きな要因だが、部分的に身体的要因も関係している。

(3807-1 / 17歳女性)

 

 

 

*自信過剰

 

 

この人は自信過剰になるところがある。それは(過去生も含めた)さまざまな人生経験から来ている。 自分に自信を持つことは必要だが、それが世俗の知恵に関する自信にならないようにしなければならない。 まず次のことを習得させなさい。「私は主のものである。主が私をお使いになる時、私は主の愛、主の強さ、主の力を現すことが出来るのである。 自分では何も出来ない。しかし、主の力、主の霊が私を通して働かれるので、どんなことでも達成出来る」

(3183-1 / 12歳男性)

 

 

 

*悪口を言う

 

 

ときどき露見することだが、安易な方法を求め、少しばかり他人の悪口を言うところがある。 これらは諭してやめさせ、あらゆる創造的な性質の自己表現を勇気づけて伸ばしてやることだ。

(1149-8 / 12歳女性)

 

 

 

*友情について

 

 

類は友を呼ぶ。友を得たいなら、友好的になりなさい。愛に満ちた人間関係を望むのであれば、自分自身が愛すべき人でありなさい。あなたが心の中で、また日々の行いにおいて蒔いたものは、必ず自身の人生経験の中で刈り取ることになるのだ。

(1035-1 / 18歳女性)

 

 

(問)先生や、男の子でも女の子でも友達と、もっと仲良く親密な関係を築けないのはなぜでしょうか?  
(答)孤独感や、自分より優れた人がいるという感覚についてよく考えなさい。そんな人は一人としていない!

(5256-1 / 17歳女性)

 

 

(学校で人気者になるには?) 

人気者になりたいと願うなら、まずはほかの人を人気者にする必要がある。自分自身や自分の能力をオープンにすることなしに友情や人気が得られると考えてはいけない。(中略)あらゆる場面で、賛成するときも反対するときも、自分自身よりもまず相手のことを考える。これこそが真の意味での人望をもたらすのだ。時代のヒーローのような人気を得ようとするのではなく、良き友を選び、他者への奉仕をまず行いなさい。覚えておくように。人生におけるささやかなこと――ちょっとした言葉、眼差し、ふとした親切――これらはどんな自慢話よりも、山と積まれた黄金よりも、はるかに価値があるものなのだ。

(4877-2 / 18歳男性)

 

 

(友達の選択にあたって母親ができることは?)

友情はこの人にとってたいへん大きな意味を持っている。その交友関係を妨げようとすることは、この人の精神を打ち砕くことになる。教訓や模範によって導くことは可能だが、人は自らの意思で生き、自らの友情を築き、自らの人間関係を選ばなければならないのだ。この人が選ぶ人間関係は、周囲から疑問視されることがあるとしても、最終的には、より良い状況をもたらすものであることがわかるだろう。

(2686-1 / 16歳女性)

 

 

 

*恋愛について

 

 

あなたの好意や愛情につけ込もうとしたり、それを弄んだりするような言動をとる者たちには警戒しなさい。自らの内なる声に応えるものに従いなさい。自分自身にも、他の人々にも、忍耐強くありなさい。人を厳しく裁いてはらない。しかし動じないよう、説き伏せられたりしないように。「義務」という言葉で促されたとしても、内なるより深い部分からの響きに応えない個人や集団と関わりを持ったり、手を組んだりしてはならない。

(1043-1 / 17歳女性)

 

 

 

*性について

 

 

それは生理的欲求の一部であるが、その人が掲げている理想によって制御できる。まずは性(セックス)そのものは創造的であるという概念に立脚しなければならない。性が乱用されるか、正しい方向に使われるかどうかは次のように考えればよい。他の魂が地球に入ってくるための水路を作る相手を選ばなければならないとき、その相手に何を望むべきか。あなたが配偶者として選ばれることを望む場合に、あなたが異性からして欲しいと思うようなことを、その異性に対して行うことである。

(3198-3 / 26歳男性←思春期じゃないけど)

 

 

 

*人生の目的・方向性について

 

 

まずは自分自身を見つける事だ。何をしたいかを知ることだ。あらゆる善き完璧な贈り物の与え主である主を求める方向に自分を置くのだ。そうすれば道は開ける。なぜなら汝は、名指しで、主に祝福されてきたのだ。

(2444-1 / 16歳女性)

 

 

この人はすぐに落胆するところがあり、友達が少ないために孤高になりがちだ。 覚えておきなさい。この世で生きることが命のすべてではないし、死によってあらゆることが終わるわけではない。 なぜなら、この人がこの世界に入ることで、この世界をより良い場所にすることができるよう、自分を活かすことのできる具体的な奉仕の機会があるからである。

(5384-1 / 18歳女性)

 

 

(なぜこの身体を選んだのか?)

この環境において、その活動が他者に有益な力をもたらす可能性があるからである。それを機会として活用しなさい。自己満足や自己顕示のために濫用してはならない。

(3205-1 / 13歳男性)

 

 

 

*すべての親御さんへ

 

 

(13歳の息子を導くためにはどのような態度がよいか?)  

決して強制することなく、助言を与えることが最善である。ここではきわめて肯定的な姿勢が不可欠だ。これが調和を築くためのより良い方法となる。議論するのではなく、助言を与えるのだ。

(903-33 / 40歳女性)

 

 

(娘の性格に母親としてどう対処すればよいか?)  
それに対処するというよりも、ただ正面から向かうだけでよい。 あなたが子供に対してそう願うのと同じだけ、あなた自身が忍耐強くあることだ。そうすれば、子供もあなたに対して忍耐強くなるだろう。

(3053-3 / 11歳女性)

 

 

(娘のことをもっと理解するためには?)

こうあって欲しいと願うのではなく、自分が同時期にどのような人間であったかを考えてみることだ。娘の心を悩ませている事柄に深く入り込んで理解するのだ。(中略)そうすれば娘との距離はどんどん近くなるだろう。一方的に指図するのではなく、ともに歩むのだ。

(3393-2 / 年齢不詳ですが)

 

 

(母親へのアドバイスは?)

この魂の環境を担う者への助言としては、まず、この魂が汝の環境にいるのは義務としてではなく機会としてであると自覚せよ。自身のためだけではなく、汝の元にいる魂の成長のためであり、それによりこの魂は「天国はこのような者たちのものだ」とおっしゃった主の言葉を他の人々に思い出させるものとなるかもしれない。

(608-7 / 8歳女性)

 

 

 

 

 

・・・いかがでしょうか?

大人として、こんなふうに接することができたら・・

そう努力したいと思います。

 

 

長文お読みくださりありがとうございました。

 

 

ケイシーのリーディングから

子育てについてのアドバイスをご紹介します。

(rdg番号566-7)

 

6歳の女の子についての両親の話です。

「落ち着きがなく、数分もじっとしていられず、すぐに疲れる」

「嘘をついて周囲が翻弄されるのを楽しんでいるように見える」

「爪を噛む、物を口に入れる」

「食欲がなく、食べるのがひじょうに遅い」

「おかしなしゃべり方をする」

「想像上のペットのために毎晩お皿にミルクを入れる」

「矯正することはできない。理屈は通らず罰も効果がない」

 

客観的にどれほどだったかはともかく

(このくらいは普通にいそうな気がする)

「親としてうまく指導できていないのではないか」

と両親はひどく気に病んでいました。

 

そんなご両親にケイシーのアドバイスは

①    まず身体の状態をよくする

②    睡眠中のできごとを大切にする

③    夢を聴いて(こっそり)記録する

 

それぞれ詳しくご紹介します。

 

 

 

① まず身体の状態をよくする

 

ケイシーはいつも「まず身体から」と言います。

 

当時はみんなそうだったかもしれませんが

この女の子も風邪、扁桃炎、百日咳など

治るまでずいぶん大変だった記録が残されています。

 

じっさい体調のよいときは

機嫌も聞き分けもよいのですが

万全でないと手を焼く状態だったとのこと。

 

親の目にはわがままに映る数々の行動も

この身体の状態であれば

普通で正常なことなのだとケイシーは言うのです。

 

この視点はとても重要だと思うのですが

誰かが太鼓判を押してくれないと

なかなか納得できない気がします。

 

一般的に身体の状態を言葉で表すことは

10代になっても難しい場合が多く

行動でしか伝えることができないからかもしれません。

 

身体の状態をよくするために

ケイシーは脊柱の矯正をすすめています。

 

この女児への提案は

第4腰椎と第11-12胸椎をオステオパシーで矯正すること。

それによって副腎・松果体の圧迫が解除されると

内分泌系全体にも作用して

精神的・身体的な反応がまったく異なってくる、

というものでした。

 

さまざまな症状が

脊椎の異常に由来するという考え方は

現代西洋医学にはないものですが

ケイシーは必ずと言っていいほど指摘します。

それも明らかな変形があるわけでなく

レントゲンやMRIで指摘できないくらいの

軽微な異常のように思われます。

 

オステオパシーが受けられない環境も多いと思うので

とりあえず

脊柱のオイルマッサージをおすすめしたいです。

(小学生以下ならココアバターのマッサージ)

 

脊柱の状態を明確に把握することができなくても

マッサージしてわるいことは何もありません。

 

スキンシップによって

幸せホルモンとも呼ばれる

オキシトシンの分泌も期待できます。

 

そして身体が酸性傾向にあると

リンパ循環や自律神経系の

アンバランスを招きやすくなります。

つまり酸性過多になりそうな食生活を避けること。

 

この女の子の場合は

炭水化物の摂りすぎに注意と言われました。

 

 

 

② 睡眠中のできごとを大切にする

 

朝食を食べられない原因として

「睡眠中の精神的な経験を引きずっている」

と言われたのも興味深いです。

 

睡眠の意義は、単なる肉体の休息にとどまらない

ということはよく知られています。

 

脳は覚醒時とは異なる重要な情報処理モードで

活発に働いており

記憶の整理・感情の処理・神経回路の再調整・

代謝の回復・老廃物除去

…といったことが行われています。

 

そしてそれらの物質的な事象を介して

さらに重要なことが行われていると

ケイシーは言うのです。

 

「物質界・宇宙界における経験全体で築き上げた自己と、たましいそのものとしての自己が感情的に闘っているような状態」

 

「現実での自らの言動をたましい的視点から精査し、相互に関連付けて深く理解する」

 

「睡眠は、地上での経験における休息期間、つまり死と呼ばれる状態の影である。」 (5754-1~2)

 

睡眠は “期間限定の死”

の経験と言ってよいものなのです。

 

「寝るのも体力つかう」

と言う患者さんがいますが

このような重大な脳内会議?が

おこなわれているのであれば

朝の疲労感となってもなんら不思議ではありません。

前夜とは違う気分で目覚めることもあるでしょう。

 

「(女の子の状態は)内分泌系に影響を及ぼしている身体的な状態であり、心理学的・精神病理学的な学び、つまりこの人の精神的な力、とくに睡眠中の心的イメージの働きを必要とするものでもあるのだ!」(566-7)

 

 

 

③ 夢を聴いて(こっそり)記録する

 

この両親にすすめられたのは

どんな夢をみたかを女の子に尋ねて記録すること。

身体の調整で起こってくる変化をよく観察すること。

 

このあたりこまかく丁寧に指示されています。

無理強いはNG。

本人の印象を質問で確認することはOK。

記録していることを本人に知られないように。

しかし夢や睡眠中の経験について

語るのを期待されていることは理解させる。

 

さらに

眠りにつくときに暗示をあたえるように

とも言っています。

 

暗示の具体的な内容は示されていませんが

夜尿のある子どもにもすすめられているように

愛されていることが伝わるような言葉がけなら

何でもよいのではないでしょうか。

 

そして両親が冷静な目で観察して変化を実感し

安心することができれば

それは子どものためにもなるでしょう。

 

 

「ヴィジョンとして語られたイマジネーションが自由に存分に広がっていくにまかせなさい!この人が眠りにつくとき、矯正しようとか欠点を探そうとすることによってではなく、やさしさによって導くようにするのだ!」

 

 

「欠点を探すのではなく、相応しい発達になるようなよい資質を伸ばしてやるのだ。 そしてその印象を分析することは、とくに大きな変化をもたらすことになる。 この人の夢や、この人が遭遇してきたさまざまなものごとについて、とんでもない話が語られると予想しておくように。それらをすべて真実であるかのように聴くこと。なぜなら、この人の精神体にとっては真実なのだ!」(566-7)

 

 

 

 

****************

 

 

私自身は子育て経験はありません。

いまの時代、ワーキングマザーが大半なので

ゆっくり子どもの相手をするのは

物理的に困難なのかもしれません。

 

おふとんに入っても自分の方が先に寝落ちしてしまうzzz

そんな話もよく聞きますが

できるだけ、子どもの話に耳を傾けてもらいたいな。

 

ときには、子どもの夢を尋ねてみてはどうでしょうか。

分析は必要ありません。

ただ、どんな夢みた?ときいてみる。

 

それだけで、私はあなたのことを気にかけていますよ

というメッセージになります。

そのうち自分から夢の話をしてくれるようになるでしょう。

 

自分の気持ちを言葉にすることが不得手な子どもでも

夢から思いをくみ取ってあげることができます。

 

 

夢を学んでいる仲間には

こんなふうに子どもの夢を聴いて

子どもの真意の理解に努めながら

子育てをしている素晴らしいママがたくさんいました。

 

小冊子『夢みるコ育て』で

中山幸子さんの経験を読むことができます。

https://www.instagram.com/sachiko_n0407?igsh=NDd4NHFvcWN3Mno3&utm_source=qr

 

 

夢の師匠・坂内慶子先生の2016年のブログ記事ですが

ママが息子くんの夢を聴いています。素敵です。

http://dream-art.sblo.jp/article/174570923.html

 

 

 

長文お読みいただきありがとうございました(*^_^*)