大家MASAの世界まるごと不動産投資 ブログ読者の皆様
ホームインスペクションの先駆けであり、幅広い見識をお持ちの長嶋氏の
「これから3年不動産とどう付き合うか」をご紹介します。
- これから3年 不動産とどう付き合うか/日本経済新聞出版社
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近年、不動産の市場予測において“上昇”を予測する事は稀でした。
過去、2003年、2007年と上昇基調があり、リーマンショックで再びダウン。
今回はアベノミクスと世界的な出遅れ感による上昇サイクルに突入するというのです。
今、不動産は買い、だけれども、、、
少子高齢化の日本の全ての不動産が買いでも無ければ、
2020年のオリンピックを見据えた景況感もあり物事は複雑です。
短期的には、都心3区などは良いでしょうが、
地方都市には上昇の恩恵はほとんど無いでしょう。
更に、政府の施策として欧米並みの不動産中古市場の流動性を促進するために、
中古住宅の取引量が現在の50万戸から200万戸と5倍以上、
これに伴いリフォーム市場も2倍に膨れ上がります。
住宅性能評価や、リフォーム履歴などの建物ごとの履歴を
きちんと客観的価値を公開する事で新築中心の建設業者主導の市場から
ストック市場に切り替わるとも言えます。
例えば、アメリカでは、Zillowという検索サイトで
物件の履歴から相場からの価格価値などが明確になっており、
日本の相対取引的なグレーな感じ(?)とは異なっています。
また、日本では木造建築の法廷耐用年数はたった22年ですが、
アメリカでは築年数が100年経ってもメンテナンス次第で価値が保たれます。
ちなみに私がバンクーバーに留学していた際の
ステイ先は築120年と言われ、非常に驚いた記憶があります。
また、今後の日本の人口動態にも注目する必要があります。
移民を受け入れたり少子化の歯止めに効果的な施策が
実行されたら状況は変わるかもしれませんが、
2050年には1億人を割り込み、2100年には「坂の上の雲」の時代の
3000万人の水準まで急速に低下する事が予測されています。
今から85年後には、地球上の日本人がピーク時の1/4になるという予測なのです。
以上の事から、今のタイミングで35年間の住宅ローンを組む場合、
完済時の2049年の日本の状況を見据えておく必要があります。
通常、多くの借入を行うマイホームには“魔物”が住んでおり、
所有者の人生を輝かせることもあれば、どん底に陥れる負債になる可能性もあり、
本当にマイホームが必要なのか、購入するのであれば、
ライフスタイルの変化に合わせて、売却などが柔軟にできる物件か、
など良く吟味する必要があるのです。
特にマイホーム購入を検討している方には参考になる一冊だと思います。
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