大家MASAの世界まるごと不動産投資 メルマガ読者の皆様
マレーシア第4代首相 マハティール・モハマド氏の
「立ち上がれ日本人」をご紹介します。
- 立ち上がれ日本人 (新潮新書)/新潮社
- ¥714
- Amazon.co.jp
かれこれ10年前の著作となりますが、現在でも参考になる考え方が詰まっています。
序章は2002年11月に著者が都立国際高校で講演したスピーチからとったものです。
日本への尊敬の念、マレーシアが日本のおかげで成長し、ともに歩んできた事、、...
このスピーチを聞いた茶髪の高校生たちは涙したと言います。
私も目頭が熱くなりました。
愛国主義と軍国主義はそもそも同義語ではない、日本は歴史教育でミスリードされている。
愛国主義である事は国の困難を乗り越える上で助けになる。
日本は戦争の贖罪意識から解放されるべきと訴えます。
まさにアジアの鉄人宰相、世界のリーダーと呼ぶにふさわしい偉大な方です。
首相就任後、日本が戦後奇跡的な復興を遂げ、経済的に成功したことから、
日本から学ぶ、ルックイースト政策を展開。
日本人がもつ、職業倫理感、規律の正しさ、品質の高い製品に注目し、
教育、産業の各分野で“日本式”を取り入れました。
なぜここまで日本びいきなのか。
太平洋戦争の際、英国領であったマレーシアが一時期、日本の領土となりました。
日本軍はモノを奪うこともなく、規律指導がきちんとしており、英国人と対象的であったという事、こういった著者自身の原体験から、欧米各国よりも日本人を信頼するベースが出来たと言っています。
3000万人に満たない人口の小国であるマレーシアは今では、ASEAN域内の中心的国家ばかりでなく、2020年に先進国入り(ビジョン2020)も実現できる自信を持っています。
個人的にも、今年は2回ほどマレーシアを訪れており、そう実感しています。
また、本書には日本に対する様々なメッセージがちりばめられています。
公式、非公式を合わせて50回以上も来日している日本びいきの著者だからこそ苦言を呈しているのです。
欧米式の自由貿易の名の下に、現地の富を搾取するのではなく、日本が積み上げてきた、
信頼と規律に基づいた経済力を生かしてアジアの指南役としてリーダーシップを発揮してほしいとのエールがそこには感じられます。
東京オリンピックが開催される2020年には、マレーシアは世界の先進国になっています。
東京オリンピックの際には、日本は課題先進国として成熟国の次のステージを世界中に提示する責任があります。
ASEAN域内の統合も近い今、日本がリーダーシップを発揮し、
アジアの“平和”の盟主となる最後のチャンスとらえなければならないと思います。
今日のランチはカレーでした。タイカレーもいいけど和カレーもよいです!
■■読者様限定 イーブック&セミナー映像プレゼント中!■■
よろしければメルマガにご登録下さい。
投資に役立つ情報満載です! http://www.mag2.com/m/0001546250.html