私は生活が好きです。掃除、洗濯、料理、買い物はもちろん、銀行に行って手続きしたり、風で壊れた軒を直したり、地域の掃除に出たり、知人の発表会に行ったり、病気の家族を看病したり、家計の収支を考えたりすることも、そして、仕事、歯磨き、メール、噂話、時々悪口、写真を撮ったり、今日着る服を選んだり、空を見たり、昼寝をすることまで含めて、すべて大好きです。
例えば料理にしても、誰かに喜んでもらったり、自分が作らないと困る人がいるからという理由よりも、自分の楽しみのためにやっています。だから、私の料理は、あまりおいしくありません。実験みたいな料理を出して、ひんしゅくをかいそうになります。文句を言わずに食べてくれる家族のおかげで、毎日楽しく作ることができます。食べてくれる皆さんに感謝しています。
掃除も、こうやれと指示されることもないので楽しくできます。ときには四角い部屋を丸く掃くこともありますが、だれも文句は言いません。子供だったら、「やり直し！」って言われるけど、大人でよかった。きれいにしておかないと恥ずかしいから掃除するのではなくて、掃除したいからやっているだけなのです。トイレ掃除は、小学生のときに潜水艦のプラモを作ったのと同じ楽しさです。水中で全然進まずに全部分解して組み立て直した末、電池を逆に入れていたことに気づいて、すごい人生の勉強をした気持になりました。
生活はとてつもなく面白い世界です。悲しみも喜びも、結局私には生きて活動するためのスイッチや、エネルギーなのです。プラスマイナスを間違えないで接続すれば。
