今年は自然農で畑をやってみる。 | マサーヤンのブログ

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ブログ更新、また久しぶりになってしまいました…。前回のブログ更新が年明けの10日で、あれから約二ヶ月が経過。その間にも、須野町のお祭りがあったり、週末のお店の営業、薪ストーブとお風呂の薪の調達、そして次の冬用の薪の確保…などなど、毎日元気に暮らしております。

まだ寒い日も続いてますが、3月に入り、だいぶ春の気配が漂ってきました。
ということで、今年の畑の準備をやり始めます。家の裏に大家さんの甘夏畑があり、その一角を少しお借りして、畑をやっています。昨年は7月にここに移ってきて、そのあと、お店の開店とか、家の改装とか、ほんとにいろいろとやることがあり、本格的に畑をやるとこまで、なかなか手が回らなかったんですが、今年は本格的に畑も、そして田んぼもやっていく予定です。

今までやってきた自分の畑のやり方(農法)は、最初にスコップと鍬で耕し畝を作り、腐葉土と草木灰を入れ、種を蒔いたら、あとはほったらかしというやり方です(笑)。

今現在、カブ、ワケギ、コマツナなどを作っている畑↓


もしかして限りなく、自然農に近いやり方かもしれませんが、一度ちゃんと自然農というものを勉強して実践してみたいと思い、先日amazonで以下の本を買ってみました。



本のレビューがすごい良くて、
『これだけの網羅的で具体的な情報が一冊の本で手に入ってしまうというのは、正直すごいと思う。全体を読んで感じたのは、「なんとか農法」ということに依存・安住せず、野菜の状態、土の状態の実際を丁寧に見続けてきて、大いに試行錯誤をされてきたから、このような充実した情報があるのだろうな、ということだ。』
『10年くらい自然農の畑をやっていて、自然農では野菜取れないな、もうやめよう、と諦めていた矢先にこの本に出会いました。とても実践的であり、しかも何故そうするのか? という部分がかなり満足いく形で説明されていて、読んでいるだけで希望が湧いてきます。うーん、もう一度自然農でやってみるか、と思わせてくれる本です。』
などと書いてあったんでおもわず買ってみたんですが、これがとても実用的で勉強になる、レビューどおり素晴らしい本でした。



奇跡のりんごの木村さんの本にも書いてありましたが、農薬や肥料をやったり耕してもいないのに、なぜ山に生えてる木や草は毎年、花を咲かせ実をつけるのだろう?という疑問から始まり、その答えは自然そのものの中にあるとして、無農薬でのりんご栽培を成功されました。

そして上記で紹介した本の中にも書いてありましたが、自然農とは…ざっくり簡単に言うと、「自然のリズムにあわせた適期に、その土地にあった野菜を作ること。雑草や虫を敵とせず、野菜が草や微生物など菜園の生きものと共存できる環境を人間が作ってあげること。単一の野菜だけでなく、お互いに相性の良い助けあって育つ環境を作ってあげること。」などなど、、
他にもいろいろと大切なことが書いてありましたが、できるだけ人間が手出しするのでなく、自然そのものに近い環境を作り、あとは自然の力にお任せし、できた作物を自然界からお裾分けしてもらうという感じでしょうか。

考えてみれば自然界では、いわゆる一般的な畑のような地表がむき出しで耕され、単一の野菜(草)がたくさん生えてる状態というのは、とても不自然かもしれません…。
ましてや農薬や化学肥料というものも自然界にはありません。
人間が、こういう野菜がたくさん食べたい、綺麗な虫のついてない野菜が食べたい、冬でも夏野菜が食べたい…などなど、人間の都合に合わせ栽培されてることが現在では当たり前かもしれませんが、、

今ある常識が非常識に、非常識が常識にと、時代の流れや価値観が変わっていく中で、野菜の栽培方法も世の中全体で少しずつ少しずつ変わっていくのかもしれません。そんなことをこの本を読みながら考えていました。
というか、まずは自分自身が実践してみないと…!(汗)。


これならできる!自然菜園―耕さず草を生やして共育ち/農山漁村文化協会

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