「ソリス」 | 定年後の風景

定年後の風景

定年後や病気のこといろいろ書いてます

 

2019年英国作をアマプラ419作目となります。英国ではこう言う作品を地道に作ってるんですねえ。さすがに欧州ですね。しかし最近英国映画もなかなか見かけませんね。EU離脱して景気下がってるんでしょうか。

 

まあ落ち着いた映画ですけどね。米国ではこんな沈滞した宇宙映画はもう作りませんね。昔は結構あったのですけどね。出演者は2人でしたが、1人は最初から死んでましたけど。人形では無いと思うんですけどどうでしょう。

 

と言う訳で、太陽の近くで遭難した宇宙カプセル飛行士の一人芝居となります。一人芝居と救助に向かう巨大宇宙船の女性船長の声だけで1時間半を持たせます。内容は15分くらいでしょうか。劇場だと、終わる頃には観客が居ないか、寝てると思いました。

 

しかし、まあまあ面白くて、映像は今時でよいですけどね。一体どういう事態になっていたのかを確かめるのが書く目的でもあります。Wikiが無いので難航すると思いますけどね。どこまで分るでしょうか。ネット情報も少なそうです。

 

でも登場人物が一人で、個人的には書き易いです。もうちょっと調べないと、遭難の原因や状況は分らないですね。最後まで分らないかも。とにかく大そうな描写はありませんから、何やらかなり小型の脱出カプセルの様な中で、主人公宇宙飛行士は目覚めます。

 

多分衝撃受けて気絶したのでしょう。そう言えば、小惑星が爆発して、その破片が降り注ぐ場面が出てましたから、これらに衝突したですね。隣の席には顔に大きな傷負って死んでる同僚が居ました。その時は無線は通じませんが、非常電源は点いてて、音声コンピュータも動いてます。

 

問題なのは、太陽に非常に近くに居て、下手するとすぐに灼熱の地獄で燃え上がる環境でしょうか。映画の中ではカブセルの太陽側では数百度となり、陰ではマイナス百度の極寒と言ってますがほんまやろか。熱は移動するので、陰でもそんなに差が出来るやろかです。

 

人工衛星としては、確か水星までは探査機が近接してて、写真送って来てて月そっくりだったですか。金星は火星に似てましたか。とにかく水星までは人工物体が行けるのです。何か冷却してたのかは憶えていません。

 

まあ主役はたった一人だし、無線も通じないし、もうあとは太陽に突入して死ぬだけやなと諦めてると、突然無線が入り、女性の声で救助に向かってると言って来て、しかし酸素切れたりの時間がギリギリで、そうなると主人公も非常に可能性は低いが、助かる可能性も出て来るものの、それも却って残酷な気もします。ひと思いに焼け死んだ方が楽かも。

 

しかし、必死に無線でやり取りを交わして、藁にも縋る、九死に一生の絶望的悪戦苦闘を描く映画となります。女性は大型船の船長で、他には誰も出て来ません。また女性の場面もありません。あくまでも声だけの、よくあるパターンです。

 

ただし、カプセルの外部や女性の乗る大型船の外観などはCGで出て来ます。要は前方に巨大な日除け傘を展開出来て、太陽の熱射を防げる構造を持っているようで、要は主人公はこの巨大船に救助されれば生き残れると言うことです。

 

(以下ネタバレします)男性の乗るカプセルの前方には、円形の大きな窓があり、なので太陽の方を向くと、灼熱の日射が差し込んで、男性はその熱に苦しむことになります。しかもそのガラスは直射の日射で、ひび割れて来て、しかも小惑星の破片は時折降り注ぎ、カプセルに穴開けたりの窮地が襲います。

 

まあそして、幾多の苦難を乗り切り越えて、酸素残量が0%になって、二酸化炭素中毒で意識喪失の警告聞きながら、救助船の女性船長に必死に励まされながら、ひと時お互いの家族の話を交わしながら、船外活動までして、必死に生き残りに賭けますが、遂には万策尽きます。

 

主人公は大きな正面窓から差し込む強烈な殺人日射に顔を焼かれていく場面で、映画は終わります。結局助かりませんでした。うむむむむ何を描いてるのかはよく分りませんでした。太陽の近くに有人で云ってた理由もよく分りませんでした。

 

通常は大型救助船から耐熱カブセルを出して、救助に行くのが筋と思いましたが。大型船は外形が出てただけで、ダメージの程度も分らなかったのが、歯がゆかったでしょうか。ネットでもこれ以上の情報は無さそうに思いましたけどね。博識な方が、科学的に盛大に突っ込んで戴けたら勉強になるんですけどね。

 

尚、内装や宇宙服やヘルメットなどは綺麗でよく出来てました。但し太陽の大きさと距離感には間違いがあると思いましたよ。太陽は想像以上に大きいので、イメージ的にあんなに近づいてら、満天太陽だらけの絵図になると思うんですよ。

 

勿論そうなると、その熱と強烈な放射線を防ぐのは難しいでしょう。水星でも太陽は満天に見えると思いましたけどね。主演俳優さんは、米国TV番組の有名俳優さんらしいです。熱演してました。ま、検索は1ページだけにしといて、映画の冒頭をもっかい見ときましょか。何か言ってるでしょうか。

 

動画冒頭から見直しましたが、やはり全ては小惑星らしきの突然の爆発が原因のようで、任務の目的も分らないようでした。