「MEMORY メモリー」 | 定年後の風景

定年後の風景

定年後や病気のこといろいろ書いてます

 

2022年米国作をアマプラ417作目となります。リーアム・ニーソンが出てたので見ました。大手本格作となります。しかし割と自分には苦手な、出演者の多いサスペンスもので、さらにリーアムがアルツハイマーを発症している殺し屋役してて、もうそれだけでもドラマは崩壊の危険に晒されます。

 

まあ大体は主人公の意識視点でドラマは展開しますから、これが崩れた状態で話を続けると、主人公の意識が曖昧ですから、これはもうあれではドラマ自体が曖昧になって、崩壊の憂き目に遭うのが当然ですが、さすがにアルツハイマーの症状が出るのはこまごまとした点に留めてるようです。

 

そうしないと映画は破綻だらけで、破綻してもかまわんと言う、支離滅裂に落ち込みますから、よって、物語の根幹をなすような部分には、症状は出てないと思いましたよ。キー部分に関連してるのが、気づかないだけかも知れずなので、主人公のアルツハイマーの設定は要るのかなあと思いましたけどね。

 

まあ殺し屋をやめる動機にはしてましたけど。それと常時錠剤薬を携帯してて、それを飲み続けてると、症状出ない、即ち薬が切れると、夢幻の世界に入って危ないと言う設定にしようとしてるのかも知れませんが。小説原作があり、また映画原作もあり、そのリメイクと言うことらしいです。

 

題名通り、何やら秘密のUSBメモリーの話だったようですが、その内容が何だったのかは自分にもそれほどはっきりは分からず、その題名でよかったのかも、やや疑問には思いました。まあ多分大まかな内容は、アルツハイマーで殺し屋を引退する最後の仕事の標的が、子供の少女だったので許さんとリーアム・ニーソンが公然と組織に文句言って、立ち向かうとそう言う話だと思います。

 

殺しをやめると、まあ当然他の殺し屋が現れて、少女を殺してしまいます。この辺は分っててそれでも命かけて少女を守ると同時に、組織も壊滅させると言うのは、どこかでみたようななので、今作はそれとはまた違います。

 

少女殺しの裏には国際人身売買組織があって、その組織の秘密陰謀情報がUSBメモリーにあって、FBIやらCIAが入り乱れて争奪を繰り広げると、そう言う話だと思うのですけどね。どうでしょうか。リーアムは年取ったのか痩せてて、役作りか大丈夫かと思いましたよ。

 

暫く見てると調子出て来てましたけどね。あ、銃は38口径とか32口径とか言ってて、小型銃にサプレッサー付けてましたね。ワルサーPPに思えましたがどうでしょうか。普通殺し屋は22口径が多いと思うので、割と少し大型使ってましたね。

 

22口径でも貫通力あり、殺傷力は充分で音も小さいです。38口径の自動銃は少ないですね。実質9mm銃ですよね。登場人物が何故多くなるかと言うと、まあリーアムは、もともと殺し屋犯罪者で、彼を追うFBIが、上司入れて4人ほど出て来て、悪党も何組も出て来て、その中の悪たれ息子の元締め大ボスに、中年のリッチ母親が出て来たり、さらに組織の手下が多数出て来ます。

 

勿論リーアムの知り合い女性や男性が出て来たりもします。あ、地元メキシコ警察も出て来ます。評判評価などはWikiでは分りませんでした。それと細かいあらすじは誰も書いてませんから、どのサイトにもありませんでした。

 

(以下ネタバレします)リーアムは少女の死の真相を知るために、FBIと警察と殺し屋、麻薬、人身売買組織に追われながら、全ての窮地を超人的に乗り越えて行きますが、最後にとうとう薬が切れて捕まり、しかし病院に担ぎ込まれて治療されつつも、そこでも殺しに来た殺し屋をも殺します。

 

捕えに来た味方のFBIを救うために、意外にもリーアムは撃たれて死にます。もう余命少ないので同じことと思ったでしょうか。超人殺し屋が、不治の病とは言え、割とあっさり殺されたのは意外だったでしょうか。最後までどこかで生きてると思いましたが、やはり死んでました。

 

ひょっとして、何かの病気で撮影の体調悪くて早く死なせたとか。かなり痩せてましたからねえ。あ、そう言えばその前の銃撃戦で、珍しく腹を撃たれて、自分で腹の傷口に火をつけて火炎消毒して出血止めてましたけどね。それでも重傷で、出血多量でもう死期近かったでしょうか。

 

そしてリーアム絡みが終わった後で、暗黒街の大ボスの超リッチ母親が、豪邸の庭の椅子で優雅にワイン飲んでると、背後に男が忍び寄り、母親の喉を20センチほど真一文字に切り裂かれて、ドバーと血を流して殺されてました。

 

FBIのメキシコ系仲間が殺りました。もとから人種差別で恨んでました。まあなので、どこまで行っても、ワルもFBIも非合法の映画でした。銃撃戦は迫力ありました。ストレートブローバック銃で撃つと、音は殆どそのまま排莢口から筒抜けとなります。リーアム・ニーソンは味があって見たくなりますねえ。