2018年ブラジル作をアマプラ394作目となります。渋い地味な殺し屋物語りですが、ていねいにちゃんと作ってあり、実話ペースで1度警察に捕まりましたが、釈放されてて、それ以降も殺人続けて、犯人は自然死か事故死したのではなかろうかと思われます。
捕まった時に殺人がバレず、いつバレたんでしょうね。記録でも残してたんでしょうか。憶えてられないですわね。それとも異常な記憶力で憶えてるもんなんでしょうか。映画では男前の青年で描いてて、結婚して子供まで居ました。
奥さんはバーで知り合った女性で、途中で犯人と知りましたが、添い遂げたブラジルの国の物語でした。発端はどうと言うことなく、お前は射撃の腕がいいと、上役殺し屋に認められ、あれは恐らくステンレス製の銀色に光る、割と大型の高級スマイソンを与えられ、それで情け容赦なく、次々と指示通り撃ち殺して行きます。
まあその意味では、いくらブラジルでも最初から人格壊れてたでしょうね。スマイソンとはSWとコルトの良い所を合体させた激レア銃でした。SWのメカとコルトパイソンの銃身を使ってます。勿論殺し屋どもはそんな希少ガン使ってるとは知らないと思いますけどね。
とにかくトリガーフィーリングが最高で、よく当たるものと思います。後半はオートに銃変えてましたけどね。あまり使うと当然足が付きますからね。女も平気で殺してましたが、子供は殺さなかったと思います。まああんまり必要無かったですけどね。
ほぼすべて依頼を受けて殺す商売として成り立ってたようでした。彼女が出来、家庭が出来て来るとだんだんその金のために「仕事」に精出します。奥さんにやめてと言われますが、結局奥さんも金が欲しくて止め切れませんでした。
あ、そうそう本人や仲間らは全て警官で、制服着て出勤して勤務も制服着てやってました。こうするとバレにくいと自ら言ってました。そらそやろ、捕まらん筈やわ。そこで銃もらって「仕事」始めるときに、先輩から指示受けて、きっとその親分もその言いつけ守って殺しの業務続けてきたのでした。
それは妙に納得行くもので、確かにこれ守ってると、足出ず捕まり難い気はしました。大体親戚の伝えで、代々仕事を受け継いでるようでした。
1.盗みはするな。俺たちは泥棒ではない。
2.他の暗殺者を殺してはならない。同業者に敬意を払うんだ。
3.報酬はいつも前払いだ。
4.苦しませないために頭に弾丸を1発。それで終わりだ。暴力は同義に反する。俺たちはプロだ。
と言ってます。ま、殺し稼業を長続きさせるための不文律なんでしょう。確かにそれで長生きしてるようです。あ、ここでノートに標的をきっちり記録つけてて、これで全492人と分ったのですね。
時々画面に大きくカウントが出ます。3から始まり何十何百となって行き、300位で映画は終わってると思いました。殺し方は要望通りの苦しさ与えて殺してます。しかし女は要望通り溺れさせてから、撃ち殺してました。また子供に見つかっても撃ちませんでした。画像が殆ど1枚しか無いマイナー版でした。奥さん綺麗でしたけどね。
まあ、ブラジル裏社会の無茶苦茶だったと思いますか、切れがよくて殺し屋映画としては優れものと思いましたよ。南米国の警察のヤバさは、今でもよく出て来ますなあ。刑務所に入ってても自由だったり、特殊詐欺で稼いでいたりです。確か死刑が無いのではないかと思いますよ。
銃はよく見るとスマイソンでは無く、SWの下記モデルの6インチだったと思われます。