「ザ・バルジ ナチスvs連合軍、最後の決戦」 | 定年後の風景

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2020年米国作をアマプラ390作目となります。どんどん並んでお勧め戦争作が出て来ますからまた見ます。前に見たかも知れないと終始思いながら見ます。暫く見てるとああ見たなとか、これは大丈夫と見続けられます。今回もそうですが、吹替え版は殆ど見ませんから初見の確率高いことに気づいて来ました。

 

こう言う名の知れない中作は、一定の需要があり、根強く作られ続けてます。今作も一定需要のある戦争映画として供給されてる一作だと思います。普通の映画会社では金と手間かかる兵装や武器車両など一定の装備を自社で持ってるか、常連の軍服装備を揃えてる会社と提携してて、専門に作り易いのだと思います。

 

またマニア向けに作ってたりしてるので、予算の割には細かいところに拘ってたり、拘ってなかったりしてますが、まあ大体はちゃんと作ってあります。発砲も少ないですが、ちゃんと実発砲して見せ場にしてるのが多いです。

 

これを全CG発砲なんかすると。殆ど戦争映画に拘りの無い、もっと中小のC級Z級会社作品になるでしょうか。いろんな業界があります。本作はそう言う意味でまあ大した作品では無いですが、それほどしょぼくも無い出来だったでしょうか。

 

所々しょぼいと言うか、下手なところもありますが、それなりに体裁取ってるだけでも映画業界としては大したものだと思いますよ。人数も割と多いです。ただし発射弾数は少ないでしょうね。戦闘内容はバルジ戦となってました。

 

これは内容聞いてると、どうも押されて後退したナチ軍が、起死回生の最後の大反撃戦に打って出て、連合軍が押されそうになるところを、連合軍のまあ言えば本気の戦力を発揮して、ナチを巻き返せたと、そう言う戦闘のようです。

 

バルジ大戦車戦とか、アルデンヌの森などの大激闘戦がよく出て来ます。まあ最後の決戦をかけ結局大敗戦した日本のミッドウエー戦に似てます。それで本作ではそれだけでなく、ナチの米軍擬装兵部隊が出て来ます。

 

且つその擬装部隊は、たっぷり備蓄してある米軍の燃料を横取りして、不足している独軍車両にたらふく使って、連合軍部隊をいてまえと言う結構凝った作戦内容を説明してくれて、そこそこスリルサスペンスあるぎりぎりの展開してくれてました。

 

おかげで昨夜は最後の決戦終わるまで眠くもならず30分夜更かししていましたよ。興奮して眠りも浅かったし、珍しく変な夢も見ました。前作とは違う、M3グリースガンや、勿論M1ガーランド、M1カービンが実発砲され、M4戦車や戦闘車やジープが実車で動いてました。

 

なので車載の12.7mmのM1重機関銃を実発砲しててど迫力でした。装填は力要って大変そうでしたけどね。ナチ軍はKal98k、MP40、MG42だったと思います。独軍の対戦車砲のパンツァーファウストを米軍が撃ってました。

 

結果は当然歴史の通り、ナチ軍は燃料が得られず。擬装部隊とも殲滅されてました。司令部テントに将軍と少佐が居って、見事に作戦立ててナチ軍を討ち負かす様子を描いてました。独軍擬装兵はテレビのコンバットで、こんなんおるんやと教えられてました。

 

敵の軍服着て戦うと、即刻銃殺刑にされる重大交戦違反なのでした。当然英語堪能で、米国の生活習慣や俗習やプロ野球の戦績などが問われるのです。本作ではジープを盗んでたので、その番号がおかしいとバレてました。

 

しかし、せっかく実銃器使いながら、銃撃場面は気が抜けるように下手でした。ああ勿体ない。スピルバーグのバンドオブブラザーズを見たかったですな。いつのまにか誰か撃ち始めて、スカスカ撃っとるのはあかんと思いまっせ。多分編集の都合でそうなったんでしょうな。

 

野戦テントに看護婦が居たのは、あれは英国軍でしょうな。医者は自分の血を輸血したりして、もう血が無いとか言ってました。映画の画像も少なかったです。確かブラトーンの悪側のトム・ベレンジャーが、年取って参謀として少佐役で出てたようです。