「時代を超えて愛される「SF映画」の名作17選」(前篇) | 定年後の風景

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さて続編の長帳場は上手いこと行くでしょうか。ざっと見て知らないのが1本あって、これは何なんでしょう?の興味もあります。冒頭あたりは往年の古典名作が並び、わくわく嬉しくなって来ますなあ。しかし内容は殆ど忘れてるのが辛いところでしょうか。でも名作だったことは憶えてるのです。

1『来るべき世界』(1936年)
これは小学生頃に白黒テレビで見て、痛く感動したのを憶えてますねえ。洋画など映画館に見に行きませんから、これがSF洋画初体験だったでしょうか。確か英国映画で、未来世界などがよく出来てましたねえ。ウエルズの原作脚本で、WiKiも無いのが驚きです。

 

日本も良いSF作を、東宝特撮シリーズで作ってたのですが、映画館に見に行ってたのは、分り易い怪獣ものだけだったですねえ。思い出すために検索かけようと思いましたが、これやると思考が途切れて、数こなせないので、今回は記憶と感想だけで、とにかく数こなすだけにしてみましょう。

 

検索はあとでまとめてやってみます。英国映画は気品と格調があり、次作のように米国はすぐ攻撃するのとは違いますね。名作SFが原作だったかは憶えていません。

2『地球の静止する日』(1951年)
これも名作ですねえ。UFOが降りて来て、中からロボットが出て来て、軍隊と戦うと言う、王道行ってますね。米国映画なのですぐ武力でカタつけようとするのは今と一緒ですね。UFOが降臨して、ロボットやら異星人か何かが出て来る先掛けでしたね。

 

これも白黒テレビ放送で見たと思います。昔は深夜によく映画放送してくれててよかったですねえ。レンタルも何も無かったですから、小まめに名画座の再上映を見に行くか、このテレビの深夜映画が良かったですねえ。こんな素朴な仕上がりでも息を飲む緊迫感はありましたよ。

 

名匠ロバート・ワイズが監督してて驚きました。ワイズは「アンドロメダ…」を監督してましたね。ヘストンに似てSF好きなんですねえ。

3『宇宙戦争』(1953年)
これも往年の名作ですね。ウエルズの有名小説を、本格的に映画化したですね。この辺からカラーだったと思います。まあ、異星人の本格的侵略ものの先駆けだったでしょうか。軍も反撃する間もなく根こそぎ殺られてましたね。

 

単に雨とか水で、異星人が全滅したのは原作のままなので、仕方なかったでしょうね。武器付UFOに乗ってたので、異星人は殆ど出て来ませんでしたね。雨降ってもUFOの中におれば凌げたと思うのですが、詳しくは忘れました。

 

また感染の認識が無いので、双方とも免疫が無くて、地球人も異星人も両方全滅してたでしょうか。この辺がジョージ・パル監督だったと思います。

4『海底二万哩』(1954年)
これもウエルズ原作で、ディズニーの良い映画でした。世界制覇するネモ船長の潜水艦ノーチラス号が、あまりに格好よかったので、濃紺のプラモデルを買って組み立ててましたよ。デザインが抜群でしたもんね。19世紀的メカも良かったですねえ。これもカラーが綺麗で、色々迫力ありました。

5『禁断の惑星』(1956年)
はい、ここでやっと本格宇宙SF映画が登場して来ますねえ。リアルで脚本、特撮もよく出来てます。その割には物語は結局は人間の話だったりするのは分り易いですけどもね。ひょっとして2001年のように、壮大に恒星間宇宙にまで飛び出して、しかも次元すら超越して、人類の進化にまで関わるのは「2001年宇宙の旅」しか無かったのではないかと気づくのでした。

 

まあクラークと共同制作してますからね。当然そこまで行く訳ですわ。本格ロボットのロビンが登場しますね。これをもとに「宇宙家族ロビンソンン」のロボットを作ったと思いますよ。女優さんが綺麗で魅力的でした。思念が怪獣になって現れるのは、斬新で高度でした。これはかなりスタートレックの原形ですね。乗員は軍人でしたし。

6『アルファヴィル』(1965年)
それでこれですわ。知らないですこの映画は。題名変えたか、日本か関西は未公開だったでしょうか。これだけ検索かけます。ゴダール監督作のようですが、やはり憶えてないですね。ミニシアター系アングラ公開作でもゴダール自体にあまり関心無かったですけどね。

 

きっと芸術系過ぎて、見ても分らなさそうな感じです。難解系はSFでは無いかもです。と言うかそうなると、ファンタジー系はいくらでもありますからね。暗黒未来都市を描く思念映画のようです。どちらにしろマイナー系と思いましたよ。

7『ミクロの決死圏』(1966年)
はい、1960年代後半作となって来て、油が乗って来ますなあ。自分も中学生から高校生になって来て、自分でロードショーや名画座に見に行ってましたねえ。アシモフがノベライズし、リチャード・フライシャーが監督してて、これは申し分のない名作歴史作ですな。

 

完全理科的に本格的に縮小して、人体内に潜航する作品は多分未だに本作が唯一だと思いますよ。こういうのを量産作の中で、最高品質で作ってしまうのは、時代の勢い以外の何物でもありません。人体潜航艇プロテウス号のデザインが最高で、これも勿論真っ白いプラモ買いましたよ。組立てて写真も撮ってました。美麗ラクエル・ウェルチのデビュー作として花を添えます。

8『バーバレラ』(1968年)
SFも進化して来てコミカル、エロチック、アート系に幅が拡がって来ます。未来エロ系サイケデリック調でしょうか。特に内容に意味は無いですが、こう言う異系は大好きなのです。主役ジェーン・フォンダの大ファンでもあるので、内容は何でもよいのです。

 

まあ名だたる美女女優をいてこまして、片っ端から結婚しまくった色男監督の、お相手女優の一人に仲間入りして、美人を証明した作品でおました。当人はこう言う系統は二度と出ないと言ってるそうですが、そうと思います。後のアカデミー賞女優でっさかいにね。


これで午後休時間になって、腰も尻も痛くなって来て、17作の半分でしたね。ま、続きはネタの貯金として置いておくことにします。ああ、昔を思い出して懐かしく楽しかったです。まあしかし、次回の70年代後半になってくると、個人的には目ぼしいものはポツポツとなってくる気がします。