こまごまネットなど(8)宇宙映画の矛盾点(1) | 定年後の風景

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太陽の公転や、月の落下を調べている時に、見つけたものです。タイトルは面白そうで、少し見始めるとすぐに「ゼロ・グラビティ」が出て来たので、それ以上見るのをやめました。ゼログラビティの監督は大好きですが、この作品は、この監督の素晴らしさを、世に知らしめるだめに作られました。

 

その意図通りに、見事アカデミー賞を取れて、それはそれでよかったのですが、作品はSF的には全く話にもならない酷いもので、これをこの動画の頭の方に持って来てたので、残りの出来は知れることになり、見てませんでした。

 

今回はネタ切れもあって、且つ少しは気にもなるので、一応見ておこうと思いました。35分もあり動画としては見ない長さになりますからね。まあ何か掘り出し物はあるか、やっぱり思てた通りのレベルかになりますね。

 

解説者が、元宇宙飛行士と言うことで、映画には素人で、SFにも詳しいのかどうかは気になりますけどね。どんな内容が欲しかったかと言うと、2001年でディスカバリーの太陽光の当たり方がおかしい、とこう言う話が欲しいんですけどね、さてどうでしょうか。この話は英語版は無いので、日本人しか知らないと思いますよ。自動翻訳すれば知り得ますけどね。

先ずは冒頭の「ゼログラビティ」では、スヘースシャトルに衝突するスペースデプリは、秒速8kmで周回しており、目に見えないと言ってます。何も見えず、シャトルに穴が孔き、破壊されるなんてリアルですなあ。

 

これだけで、痺れて勉強になりますなあ。うわあこんなんになるやあ、と驚き、よい勉強になります。監督は知ってたのかなあ。しかしちょっと待てよ、シャトルも秒速8kmで周回しており、同様な軌道を周回していると、見えるんちゃうかの気はして来ますな。だから衝突したのです。

 

ちゃうやろか?そこんとこどうなんでしょう?ユーチューブのコメント欄に書いときます。コメント欄は勿論全部英語ですけどね。日本人も見てます。また自動翻訳でも読めます。その他の台詞とかもリアルさに欠けると、こき下ろしていて正しいですね。

 

こう言う代表として、ゼログラビティを最初に持って来たのなら、正しい判断でした。冒頭の宇宙シーンは素晴らしいが、遊び心の満載は酷いと言ってて、自分も好きではありません。

次は「パッセンジャー」で、よく覚えてませんが、確か恒星間飛行の話だったと思います。それで巨大回転式重力発生機の動きについて、割と細かいこと言ってました。プールの水が巨大な球状になるのは正しいが、その中で無重力となっても、女性は溺れることはなかろうと言ってます。

 

また重力の回復が急すぎると言ってますが、これを緩慢に回復させるCG表現は難しかったと思います。計算し切れず専用ソフトが無く、現在では表現不可と思われます。また誰も見たことがありません。さてどんな動きをするものなのか。またそれは納得出来るものなんでしょうか。

次は「アルマゲドン」でだいぶ古いですね。ますます科学的には落ちて行くと思います。中々この人は真面目な方のようで、冒頭からもう爆笑してました。なんでこんな奇作を取り上げたんでしょうね。笑うためか。

 

先ずは通信時間遅れが無いとか、それとまあ鋭くは、スペースシャトルが、単独でエンジン噴射してますが、それは出来ないと言ってます。いやしかし待てよ。帰還する時減速するために、本体内の水素燃料は持ってる筈ですけど、まあ地球に帰還する時までとっておかないと行けませんけどね。

 

なので、確かにそれ以外には一切使えないのは確かです。機外の巨大水素タンクは、打ち上げる時に切り離して捨ててますからね。エンジンだけ持って帰って来てますね。もう噴射も出来ず、グライダー飛行で着陸してます。

 

解説者はきちんと駄作と言ってます。まあ科学的には完全駄作で、子供の教育には良くないですが、これは童話ですね。童話でも物理法則は無視出来ないのは辛いですけどね。解説者は映画にもちゃんと理解があるようです。

 

次は「オデッセイ」ですね。確か火星にマット・デイモンが置き去りになる話でしたっけ。宇宙服に付けた名札がオモロイと言ってます。普通はあんな少人数覚えると言ってます。実際今までも実際の飛行士に名札付けたことは一回もありません。色分けしてるくらいです。

 

やっぱりここでは、もっと大気は薄い筈と言ってます。高度3万m相当で、殆ど真空の感覚です。しかし実際には砂塵が起こり、パラシュートで降下し、ドローンは飛んでます。重力が地球の3分の1で、それにより薄い大気も舞い、大気も利用出来るのではと言ってて、その通りと思います。

 

火星での、この重力との関係はかなり難しい話だと思います。本作は科学的には農学も含めて、かなり正確だと言ってます。

次はいよいよ「アポロ13」が出て来ますね。これ見終わっても、まだ動画の半分も行ってませんから、残りは(2)に続きますね。家族も盆休みで、中々いつものように落ち着いては書けないので、盆休み用に(1)(2)とします。

 

アポロ13はさすがに絶賛していて、指摘することは一つも無く、大いに勉強になる作品としています。動画の作品の選択は自身では無く、プロデューサーかも知れません。

アポロが短かったので、もう一つは「インターステラー」でした。本作は複雑巧緻で中々覚えてませんが、ブラックホールに突入する場面があり、これは太陽に突入する時に似て、如何なる物質もその潮汐作用で、粉々になることが、ムーンフォールで勉強しました。

 

即ちは、ブラックホールには、全ての物質が、原子もしくはそれ以下の状態に、分解して突入するものだと想像すると、極めて興味深いことのように思われました。ひょっとすると、最後に残るものは物質に依存しない魂か、純粋知性のように思えるからです。

 

ブラックホールと言うのは、ひょっとして、こうして物質と魂を濾し分ける、唯一の仕組みかも知れないと思わせるのでした。まあ、この映画では、このブラックホールの視覚的表現と、4次元世界との表現と、時間との関連を、哲学的に解析表現してると思われ、その解説を技術者らしい視点で語っていました。


これで、半分越えて20分となり、かなり疲れて長くなりました。さて「2001年」は出て来るのでしょうか。アポロ13やインターステラー並みには視覚表現してると思うんですけどね。画像検索すると、2001年は出て来るようですよ。果たして何を語るんでしょうか。