「富士登山、確定(山小屋のキャンセルが出る)」
今年の富士登山はまさかの健康問題で危ぶまれていたが、
何とかギリギリかわせるも大幅に出遅れてしまった。
さらに今年は一番人気の吉田ルート(コース定数42)のみ大幅な規制が導入されて、
他の3ルート、特に富士宮ルート(コース定数40)と須走ルート(コース定数50)に登山客が流れているらしく、
須走ルートの予定していた山小屋は全てほぼ満室状態だった。
最後の御殿場ルート(コース定数60)は、
最難関と言われているヤバい道なので混雑しているとは思えないが。(笑)
ともかく、キャンセルが出るのを待っていた次第だ。
すると本日、出た。
正直なところ、嬉しい半分、ビビり半分。
そもそも須走ルートでも、
最新の登山強度を知るためのコース定数を記しておいたが、
一昨年登った吉田ルートや昨年登った富士宮ルートとは違って、
最難関の御殿場ルートほどではないにしても、
それでも吉田や富士宮よりワンランク上の登山道となっている。
体力が回復し切ってないので、
かなり危うい事態となっている。
しかも山小屋の予約日は8月の結構早い日となってしまった。
(天候により延長する可能性もあるが今年は混雑しているため出来るかどうか分からない)
今回の問題点は、
天候リスクを除けば、ずばり体力のみ。
高山病リスクは余程の体調不良でもない限り、
過去2回の登頂経験から、3776mで自分の身体がどうなるのかは分かっている。
しかし体力は明らかに劣っている。
最初に臨んだ時と同じような不安を抱えている。
コース定数50の壮絶な須走ルートを登り切れる体力があるのか、ないのか。
幸い、須走ルートは割とバスの便が良い。
ヤバくなったら回れ右をして下山、素直に御殿場駅に戻る。(苦笑)
小富士のハイキングをする。(苦笑)
4月にフルマラソンを割とイージーに走れてからの脳梗塞の疑いは痛かった。
そこからのアフリカ原住民ダイエットの悪影響は大き過ぎた。
今の私はとてもではないがフルマラソンは走り切れない。
まして猛暑なので最も優れた体力指標であるマラソンが使えないのは痛い。
ジムのクロストレーナーとトレッドミルで超高強度有酸素Hタイプを頑張るしかない。
そしてもちろん無酸素運動で最後まで筋肉化もする。
これから先の食事はパワー最重視となる。
迂闊なダイエットは致命的になるが、
体重増加も危ない。
ちなみに山小屋の選定も苦労していた。
今回の富士登山は頂上からの御来光も予定しているため、
出来るだけ標高の高い山小屋に泊まりたい思惑があった。
しかし高過ぎると、須走ルートは吉田ルートと比較すると、
305mも低い位置から登るので、
登り切れない恐れがある。
当初、須走ルート八合目の「下江戸屋(標高3350m)」を予定していたが、
今の私の体力だと登れない恐れがありビビッていた。
そこで須走ルート本七合目の「見晴館(標高3200m)」にしようと思っていたが満室。
ようやく今日、キャンセルが出て予約を入れられた。
標高3200mは吉田ルートで泊まった八合目の蓬莱館(標高3150m)、
富士宮ルートで泊まった八合目の池田館(標高3250m)とほぼ同じだ。
さらに須走ルートは吉田ルートの本八合目で合流する。
従って本八合目から上は勝手知ったる登山道となる。
だが、逆に非常に厳しいのも嫌と言うほど分かっている。
ここは初心に戻り、
「どこで撤退するのか?」「撤退を恐れてはならない」
に忠実に行きたいと思っている。
ともかく。
今回体験する登山は私の数少ない登山経験の中でも、
間違いなく過去一厳しいものになるのだけは間違いない。
コース定数50の世界。
ビビる。
だが、このためにフルマラソンを走り、ジムに通っていると言っても過言ではない。
さらに須走の後は最難関・御殿場も獲りに行き、
その後はしばらく富士山を離れて北アルプスを獲りに行く気になっている。
最後はゼロ富士でキメたいとも思っている。
ここで躓いてはいられないのである。
さて、須走ルートからの富士登山。
万全の体制で臨みたい。
余談:
つくづく富士登山はフルマラソンと似ていると思う。
一度や二度出来たからと言って、
次が楽になる訳ではない。
ほんの僅かな体調不良や天候不良であっさりダメになる限界行為であるかと。
https://youtu.be/J6g1So5v7YI?feature=shared