「お酒は楽しく人を惑わす厄介なもの」
再び娘がお酒についてのネットニュースを送って来た。
超酒好きだった父が亡くなってから随分と経っているが、
今の私の家族で「いわゆる酒好き」は壊滅している。
私の妹と娘はアルコール分解酵素2つ持ちの酒に強いタイプだが、
何故かアルコールの匂いが嫌いなので普段は絶対に飲まない不思議な性質を持っている。
私の母はアルコール分解酵素1つ持ちの酒に弱いタイプだが、
何故か酒が嫌いではなく、しかし弱いため普段は絶対に飲まないこれまた不思議な性質を持っている。
この3人に共通しているのは、
私が酒を飲むのを極端に嫌っている点にある。
何かこう・・・もう人間扱いされなくなると言うか。(笑)
今や深酒などはしないし、そもそも飲むのは1本なので、
どうしてそこまで言うか?と思うほどクソミソに罵詈雑言の限りを尽くして来る。(笑)
妹に至っては、元々江戸っ子で口が悪いのもあり、
それはそれは悲惨な言い回しを次から次へと、
落語の大工調べか?と言うほど叩きつけて来る。(笑)
私自身はアルコール分解酵素2つ持ちの「いわゆる呑める口」だが、
強くはなく、また超酒好きだった亡き父から壮絶なアルコールハラスメント(笑)を受け続けて来たので、
酒については異常に屈折した心理を持つ者だ。
いわゆる酒好きではない。
そもそもそんなに飲まないし飲めないし飲みたくない。
だが酒をとても美味く感じてしまう。(笑)
現在の私はソーバーキュリアスどころか、
再び完全禁酒体制に突入している。
目指しているのが7月中旬の血液検査全項目クリアだからだ。
そのためには悪玉コレステロール値だけでなく、
全ての項目も念頭に入れたらやはり飲酒は出来ない。
娘が送って来たサイトでは、
専門医が「とにかくやめてほしい」と警告すると書いてあるから、
てっきり禁酒を勧める内容だと思っていたら、
「どうやって快適に酒を飲むか」について腐心して書いてあった。(笑)
私的には「こうまでして飲みたいのか?」と思ってしまう。
ソーバーキュリアス体制を維持していた時は、
本来の「シラフでいる自分に興味がある」と言う意味で考えて、
完全禁酒している訳ではなかった。
1ヶ月に1回あるかないかの飲酒。
しかも飲む量は微量だ。
習慣飲酒を全くしないでいると、
たまに飲む酒は「耐性形成」が完全に打ち破られているため、
少しの酒で驚くほど酔ってしまう。
この状態を全ての酒飲みは「弱い」と言って笑い、
習慣飲酒により耐性が出来上がった状態を「強い」と言って良い事に捉える。
だが、実はこの耐性形成がどれだけ危険かを知らないで無邪気に言うだけだ。
何故こうも人は飲酒をしたがるのだろうか???
答えは実に簡単だ。
楽しいから。
これに尽きる。
世の中には禁酒を説く人は多い。
だが、ほとんどは聞く耳を持たれてなどいない。
何故なら、そんなヤツは楽しくないから。
酒飲みは禁酒だとか酒が飲めないのをこの世の終わりみたいに考えて来る。
だがその酒飲みは、大量飲酒が本当のこの世とのお別れに直結しているのを知らない。
と言うより考えない、見ないふりをしてやり過ごす。
この矛盾。(笑)
今の私はこう考えている。
人間は習慣の動物である。
ダイエットもランニングも筋トレも勉強も飲酒も全て習慣によって決まっている。
その習慣は90日連続する事によって確立する。
つまり今から90日間、
あるいは過去の90日間に連続してやって来た事が習慣化されている行為と言っていい。
何をして来たのか?何をしたいのか?
そこが問われている90日と言ってもいい。
1つはっきり言えるのは、
肉体をしっかりと使う行為(激しいスポーツ)をする人達は、
飲酒との両立はかなり難しい現実がある事になる。
どちらかを極端に減らすかゼロにしない限り、共倒れになる。
そんなスポーツ選手はかなり多い現実もある。
その辺の考え方は選択の問題であり、
個人に委ねられている、ある意味、非常に冷酷な世界でもあると思っている。
楽しみ尽くして若くして死ぬのか。
楽しまないで100まで生きるか?
まあ、人生の展開は誰にも分からないし個人差も大きい上に運の問題もある。
迂闊にこうすべしとは言えないが、
こうは言える。
出来るだけ良い選択だけはしておいた方がいい、と。
運は分からないが選択は分かる。
ならば分かる物はしっかりと選択しておくべきかと。
その回答が今の私の場合、完全禁酒にある訳だが、
この選択は私自身のものであり、
誰からも侵されたくないし、
また私自身も他人の選択に踏み込みたくはない。
飲酒とは本来、極めて個人的な問題なのだが、
どうも我が国では個人主義が存在していないため、
他人から侵されるケースが多発していると思う。
まあともかく。
悪玉コレステロールを殲滅し、
血液検査をオールクリアするまでは、
完全禁酒どころかアフリカ原住民ダイエットを貫く。
肉も玉子も牛乳も砂糖も摂らない。
基本ゼロの生活に。
徹底的に、ヤる。
余談:フランスのジョーク
患者「先生、私は100歳まで生きられるでしょうか?」
医者「貴方はタバコは吸いますか?」
患者「吸いません」
医者「貴方はお酒を飲みますか?」
患者「飲みません」
医者「貴方は女性と遊んでいますか?」
患者「いいえ、遊んでいません」
医者「一体貴方は何のために100歳まで生きたいのですか?」
違うんだな、私の場合は。
100歳まで生きたいのではなく、
痛いのが嫌なだけ。(笑)
あのね、不摂生が原因で倒れてみると分かるのだが。
メチャクチャ痛いんだな、これがまた。(苦笑)
挙げ句に医者から末期ガンの疑いやら脳梗塞の疑いやら、
糖尿病だぞ、痛風になるぞ、脂肪肝だぞ等々、メチャクチャ言われもするし。
心臓に悪いんだな、これがまた。(大苦笑)