富士登山のアウトドア度はかなり高いと思う | 東京・横浜物語

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「富士登山のアウトドア度はかなり高いと思う」


最近、富士登山について聞かれたので、

改めて厄介な登山だと思い、

一般に思われているより遥かにアウトドア度が高いとも思ったので書いてみたいと思います。


世の中には色々なアウトドア活動があり、

それぞれに独自の楽しさがあるかと思います。


そんな中、あくまでもアウトドア度で考えた場合、

大人気の富士登山は想像以上に非常にヤバいです。


先ず第一に山小屋泊が基本です。


これ、意外にも物凄くハードルが高いです。


そもそも大抵の登山好きでも日帰りが基本です。


登山慣れしているベテランには山小屋泊は普通なのでしょうが、

未体験者にはキャンプよりもヤバいです。


オートキャンプなら温泉だって行けるし、

今時のキャンプ場には場合によると温泉もシャワーもありますし、

トイレは水洗が当たり前。


食堂だってあります。


しかし設備の整ったキャンプ場でも、

初めてテント泊する時、

意外にもハードな環境に驚き、

落ち葉や川の音で眠れなかったなどザラに聞きます。


アウトドアとは人間に非常に厳しいです。


これが登山になると比較にならないほどヤバくなるのですが、

普通は日帰りですから、

疲れはともかくもどうって事ありません。


一晩過ごす訳ではありませんから、

日帰り登山は考えようによってはキャンプより楽です。


悪天候でも食らわない限りにおいては。


駅の近くに温泉でもあれば極楽極楽。(笑)


ところが山小屋泊となると。


これはいきなりアウトドア度マックスになるかと。


先ず富士山の山小屋には水道がありません。


トイレは水洗ではありません。


風呂もシャワーもありません。


食事はカレーライスです。


美味しいですが。(笑)


そしてコロナ禍以降、山小屋により事情はかなり違いますが、

非常に良くてカプセルホテルをボロくした感じ。


普通だと、知らない人と隣同士で寝袋で寝ます。


コロナ禍以前のようなギューギュー詰めにはならないようですが。


普段から非アウトドア生活を都会でしていたら、

とても受け入れられない環境かと。(笑)


まあ、私の場合、2回目で慣れました。(笑)


むしろ山小屋は凄く快適だと思うようになってますが。(笑)


とは言え、私が一番ヤバいと思うのは、

富士登山の場合は何よりも高度です。


高所分類によると日本で唯一の「高高所」に行くヤバさ。


そうして体力度のヤバさと高山病のヤバさのダブルパンチによる超絶ド疲労を食らったところからの悪天候に襲われた場合。


即座に死の危険に直面するヤバさ。


富士山が牙を剥いて来た時、

本気で殺されると思いました。


暴風と雨と雷は本気でヤバいです。


死とはこんなに近い所にあるのか、

と思い知らされました。


吉田ルートで暴風で死ぬぞと思い、

富士宮ルートで豪雨と雷に遭い。


頂上が快晴でもアッと言う間に激変する天気。


装備を万全にしておかないと危険極まりないかと。


次は須走ルートを予定してますが、

何を食らうのか結構な恐怖かも?(笑)


余談:

いずれ行きたい北アルプス表銀座縦走。

槍ヶ岳の頂上の直ぐ下にはテント場があります。

標高3000mでのテント泊。

これぞアウトドア度最強かと。