横浜市都筑区の「都筑区ウォーキングフィールドMAP」の考え方
先日、市のジムに行ったら壁に掲題のMAPが貼ってあったので、
受付で聞いたら無料でもらえたのであります。
以前から何度も書いておりますが、
改めてフィールドMAPとして眺めて見ると、
都筑区内にはかなりの面積の公園や森があるのが分かります。
とても横浜市内とは思えないレベルであり、
この公園群が緑道で結ばれていて、
非常に広大な遊歩道が展開しています。
フルマラソンも簡単に出来るほど非常に長い道です。
横浜市では健康福祉局が市内での、
「よこはまウォーキングマップ」を作成し、
市内他地域の遊歩道マップもダウンロード出来るようになっています。
https://enjoy-walking.city.yokohama.lg.jp/walkingpoint/walkingmap/
さて、今回のテーマはウォーキングとランニングです。
部分拡大した地図をご覧頂くと分かりますように、
「徐々にペースをあげて、将来はジョギングにつなげましょう」
との記述がある事に問題があります。
ウォーキングMAPと言いながら、
最終的にはジョギングをしようと地図の冒頭ではっきりと書いている事にあります。
何故なのでしょうか???
その意味を考えて行きます。
何度も書いておりますが、
これは命に関わる問題になって来ますので、
切り口を変えながら何度も話題にして行きたいと思っています。
私自身、3年以上昔のまだ倒れる前は、
「物凄くウォーキングしているから健康だ」
と本気で思い込んでいました。
しかし様々なトレーニングに昔から興味があり実行していた娘には何度も何度も言われていました。
「ウォーキングはダメだよ!!」と厳しく、何度も。
ここで大問題なのは、
トレーニング好きと非トレーニング好きの間には、
埋められないどころか天と地ほどの知識の差が存在している事にあります。
決して消費カロリーを考えないで、
自分の思い込みだけで楽な事を繰り返すのがダイエット偏差値が低い者の特徴です。
もっと酷いのになると何もしないで大食い大酒を繰り返すのも珍しい事でもありません。
元々ダイエット偏差値が50以上ある健康人が、
趣味の延長でウォーキングをするなら何ら問題はありません。
何でも好きな事をやるべきです。
しかしながらダイエット偏差値が50を切るような劣等生(不健康な者、病気を抱えている者)が、
ウォーキングをトレーニングの一環として考えたら致命傷を受けます。
私は自分が倒れるまで全く分かっていませんでした。
倒れて病院に駆け込んで、
医師から「ウォーキングはダメですよ。ウォーキングはダメですからね!!」と、
二度念押しされるほどダメ押しされてしまいました。
それまでの私は週に1~2回、2~3万歩くらいは歩いていて、
さらに言うと、一度はフルマラソン42.195kmを歩き切った事もあるため
自分を凄く運動していると本当に思っていたのであります。
だからこれだけ食べて酒を飲んでも大丈夫だと言って、
大盛飯を食らいストロング缶を隔日で飲み続け、
そのような生活を10数年続けておりました。
結果的に今よりも20kgほど太っていて、
不摂生が原因で倒れ、末期ガン、脳血管障害の疑いを筆頭に、
全血液検査項目アウトで、ベテランの医師が初めて見たと言う数値を叩き出し、
その後、高コレステロール、高脂血症、脂肪肝、糖尿病の疑い、
等々、ともかく生活習慣病のオンパレードとなっていた訳です。
医師は娘が言い続けていた事と全く同じ指摘をして来ました。
つまり「ウォーキングは運動になっていない」と言うのがその根本にあります。
1万歩を歩けとはよく言われますが、
では1万歩を歩くとどのくらいのカロリーが消費されるのかと言いますと、
約300kcalです。
カロリー計算は体重や強度によって変わって来ますから注意が必要ですが、
ここでダイエット劣等生は「だから考えない」として来ますが、
その防止策としても平均値でしっかりと目安を持っておくべきでしょう。
おおよそ1万歩ウォーキングは300kcalです。
2万歩で600kcal、3万歩で900kcalです。
それに対して食べ物で考えます。
チョコレートケーキ1切れ = 約500kcal
カツカレー大盛り = 約1500kcal
ちょっと食後にケーキとかを食べていたら、
あるいはカツカレー大盛りなんぞを頻繁に食べていたら、
1万歩どころか2~3万歩を歩いていても絶対に痩せません。
事実、私は10数年の歳月をかけて太りに太ったのであります。
当然、横浜市の健康福祉局はそのような運動レベルの差を理解していますから、
「将来はジョギングにつなげましょう」
と言う表記になる訳です。
ではランニングがどのくらいなのかと調べますと、
これまた分かり易いように各サイトの数値を参考にざっくりと考えます。
また、ウォーキングでは歩数が問題にされますが、
ランニングの世界ではほぼ無視されます。
走行距離こそが大切になって来ます。
さて、専門サイトをチェックするとメッツなる単位を使って、
細かく表にして来ますが、
これらはダイエット劣等生に「そんなに面倒なら考えない」と言う口実を与えてしまいます。
ダイエット劣等生はかつての私がその典型でしたが、
考えない、計測しない、病院に行かない事で切り抜けようと「本気で」実行して来ます。
そこでざっくりとした数値を挙げます。
多少の誤差はご容赦願います。
10kmランニングで584~730kcal(低い方は女性、高い方は男性)
20kmランニングで1200~1400kcal
30kmランニングで1800~2200kcal
42.195kmフルマラソンで2500~3500kcal(富士登山オフィシャルHPより)
細かい差をざっくり捨てて考えますと、
おおよそ上記のような数値になります。
カツカレー大盛りの威力が凄く良く分かるかと思います。
また、ウォーキングとランニングの差も分かるかと思います。
ちなみにウォーキングで3万歩を歩いても900kcalになるから、
楽そうなウォーキングにしたい、と言う人もいるでしょう。
基本的に無理だと考えた方がいいです。
3万歩は、私は何度も昔から歩いた事がありますが、
間違いなく1日がかりになります。
朝から晩までかかります。
ただ黙々と歩くだけならある程度の時間短縮は可能でしょうが、
絶対に飽きます。
休日を全てウォーキングに使っても3万歩。
効率が悪過ぎるのであります。
ランニングはケガや病気によって出来ない人もいますが、
そう言う人は残念ながらそもそもウォーキングでも危ないです。
必ず医師と相談して医療メインに医師の指示の下で自分に合った事をやって行かないといけませんが、
取り敢えず健康人ならばMAPに書いてあるようにジョギングに進んで行った方がいいでしょう。
そうしないと「そもそもトレーニングにはならない」からであります。
この問題は想像以上に非常に危険であり、
何かが起こった時、それは既に手遅れになっている可能性が高いので、
非常に恐いです。
余程普段から食べ物に気を遣っていて、
身長体重のBMIもずっと標準をキープし、
ストレッチや体操も毎日して、
定期的に病院に行って検査もし、
血液検査も全項目クリアしている人ならばウォーキング万歳でありますが。
そうではない場合、
危険過ぎるかと。
終わり