お酒の非常に恐い話:本当に死ぬ | 東京・横浜物語

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東京・西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、
東京の山の手地区の昔話や東京・横浜の生活などについて語って行くブログです。

ダイエット、筋トレ、ランニング、登山、クラシック音楽、美術館・博物館巡り、能、歌舞伎、落語などの古典関連の記事が多いです。

「お酒の非常に恐い話:本当に死ぬ」


最近、かつての古い友人がお酒が原因で死んでいたと知り、

非常に驚いてしまい、飲酒について色々と考えていた。


実は私のリアルな知り合いの周囲で、

病気で死んだ同年代の人はいなかった。


いても事故か自殺だった。


そのためどこかで今くらいの加齢だと病気になって死ぬのは滅多にないと思い込んでいた。


だがアッサリ死んでいた。


原因は長年の飲酒により肝臓がズタボロになって入院中に亡くなったと言う。


今、私が選んだ生き方はソーバーキュリアス。


お酒は飲めるけど敢えて飲まない生き方を意味する新しい造語だ。


直訳するとシラフでいる事への興味となり、

必ずしも全面的な禁酒を意味する訳ではない。


ほぼ飲まないか、

飲んでも少量にする生き方。


飲み会の席だとノンアルコール飲料を楽しむなどして、

気負わずに楽しく、飲酒とかなりの距離を保ちながらも拒絶はしないと言ったところか。


さて、さらに最近、

友人と電話で話していたところ、

共通の知り合いに会ったと言う。


友人は「多分アイツ近いうちに死ぬと思う」と言い出した。


おそらく15年くらいは会っていない人なので、

どうなっているのか分からないでいたが、

・酒の飲み方が20代と全く変わらない

・大量の酒をずっと飲み続けていた

・腹だけが異常に膨れ上がり見た事ないレベルだった

と言うもの。


当人も自分は酒が原因で死ぬだろうと笑っていたと言う。


記憶に間違いなければその人物は酒に非常に強い体質だった。


毎日毎日かなりの酒量を飲んでもほぼ変わらない。


ちなみに以前その人物ともう1人別の酒好きが家に来た時、

私としては歓待していたつもりなのだが、

夜、懇願するように言われて驚いた記憶がある。


要するに「酒が飲みたい」だ。


毎日毎日酒を飲まないと眠れないと言われて非常に驚いたのである。


今になって改めてアルコール依存症の進行レベルで考えると、

初飲→機会飲酒→習慣飲酒→精神依存→耐性形成→身体依存・離脱症状→アルコール依存症

の中の耐性形成で止まる人、

くらいのイメージでいたのだが違う。


なまじ強いだけに離脱症状になり難いだけで、

既に完全なアルコール依存症になっている。


「多分近いうちに死ぬと思う」と言う友人の言葉。


本当に酒が原因で死んだ者が現れた今、

俄然真実味を帯びて来た。


酒は強いけど酒嫌いでほぼ飲まず、

健康にうるさい私の妹は昔私にやたらと説教していた。


「まだ若いつもりでいい気になって食べて飲んでるが、

 もう基礎代謝は相当落ちてるんだぞ。

 今から食べる量も酒も減らし、

 運動もしないと手遅れになるぞ!!」

と何度も。


当時の私は基礎代謝って何だったっけ?レベル。


はー、それで?くらいの感じだった。


これが7〜8年くらい前から3年半前までの、

まだ私が倒れる前の時には、

娘もやたらと説教するようになっていた。


娘の場合は色々なデータを出したり、

娘自身がジムに通い始めて身体作りをしたりしていた。


このような時、酒好き大飯食らいの超ダイエット劣等生はどう考えるのかと言うと。


今の私は当時の自分の超劣等生の思考回路が手に取るように分かる。


先ずは現実を見ない。


体重を計測しない。


病院に行かない。


検査をしない。


鏡を見ない。


そうして警告をしてくれる唯一の親族には、

「キレる」と言う見事な手法を駆使して、

飲み続け、食べ続ける。


結果、倒れるまでそれは続く。


では、当時の私や前述の「オレは酒が原因で死ぬんだろうな」とニヒルを決め込む人物が本当に悟りを開いていて、

穏やかに死んで行くのか?と言うと。


襲って来る激痛や失われそうな視力にリアルに直面した場合、

「救急車を」

と無様に叫ぶしかなくなる。


それが3年半前の私の姿だ。


普段から食事量や食事の質に拘り、

自分の標準体重をキープし、

毎日毎日血圧や体脂肪率他をしっかり計測して記録。


さらに何らかのスポーツを楽しみ、

お酒はソーバーキュリアスを実践。


このような生活体制を構築しておかないと、

本当に死ぬのだ、しかも苦しみながら、

とリアルに思う。


現実を見ないで若いつもりでいて、

さらには過去のどうでもいい栄光とやらに浸り、

飲み続け食べ続けた場合、

本当にアッサリ死ぬリアル。


しかもソレに襲われた場合の痛さと苦しさと。


人間普段から健康に留意していないと、

いや、していても加齢と共に健康の維持は困難になるのだから、

食事制限や飲酒制限は即座に実行して、

何らかのスポーツに親しまないと、

死ぬ。


本当にアッサリ死ぬ。


不摂生しているとこんなにもアッサリと死ぬんだと思い知らされている。