酒飲みの感覚でどうしても許せない事:自分の健康どころか他人の健康まで平気で侵して来る | 東京・横浜物語

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西麻布に生まれ育ち、現在は横浜に居住する筆者が、
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「酒飲みの感覚でどうしても許せない事:自分の健康どころか他人の健康まで平気で侵して来る」

 

ポイント:酒飲みは強い罪悪感の共有をしたがる

 

タレントの武井壮さんは酒を一切飲まないように我慢しているそうですが、

飲み会をいつも早目に切り上げて、

(もちろん一滴も飲まない)

帰宅後に筋トレする様子をSNSにアップすると、

友人達から「酷い劣等感(罪悪感)を抱くから飲み会に誘うのは嫌だ」

とまで言われると語っています。

 

武井壮さんのこの感覚は非常に良く理解出来てしまいます。

 

酒飲みはどこかで必ず、

不健康を意識しながらも無視して、

同じ酒飲み同士で集まり、仲間を増やしながら安心したがる傾向を強く感じます。

 

それが最初に挙げた罪悪感の共有となります。

 

さて、昔の友人が一昨年に亡くなり、

最近になってその原因がお酒にあったのが分かり、

このところ飲酒について考える事が多くなっています。

 

先月末にどうしても外せない酒席があり、

約1ヶ月の完全禁酒にストップがかかりましたが、

再び以降、完全禁酒が続いています。

 

もう今の私は習慣飲酒どころか機会飲酒すらもしていません。

 

ソーバーキュリアスと呼ばれる状態をキープしたいと思っております。

 

特に今、医師から禁酒を言い渡されていませんが、

私はアルコール分解酵素2つ持ちの、

本質的な酒好きなので非常に危ないのであります。

 

昨年末は腰痛で筋トレやマラソンが出来ないのを言い訳にして飲酒してましたら、

アッと言う間に毎日飲むようになり、

見事な習慣飲酒が構築されました。

 

もちろん次の段階の耐性形成も出来上がり、

量を増やしたいと思ってたところ、

娘から恐いサイトを教えられて、

取り敢えずの完全禁酒に踏み切ったのであります。

 

現時点では機会飲酒も止めまして、

「どうしても外せない仕事かそれに類するもの」

以外には一切酒を飲まない事にしました。

 

新しい概念で、酒を飲めるのに敢えて飲まないライフスタイルをソーバーキュリアスと言うそうです。

 

そもそも私は若い頃から超絶酒好きな父からアルコールハラスメントを受けまくっていましたので、

酒飲みには恨みつらみが非常に多いです。(笑)

 

酒飲みの中で私が不可解に思い、

しかも日本のみで特有な許せない行動パターンがあります。

 

実のところ日本だけでなく中国や韓国など東アジア特有の現象であり、

ヨーロッパでは見られません。

 

「酒の強要」

 

さらに言うと「こちらの健康状態がどうあろうとも強硬に勧めて来る姿勢」となります。

 

こんな行動パターンは飲酒以外には知りません。

 

別の趣味で考えてみましょう。

 

例えば、ハイキング仲間がいたとします。

 

休日に駅に集合して、これからハイキングに行こうとしたら、

1人の顔色が優れないので、

「どうした?大丈夫か?」と聞いたとします。

 

「ちょっと風邪気味で熱があるんだよね。」と返事があった場合、

まともな人間ならこう言うはずです。

 

「ダメだよ。早く帰りな。ハイキングどころじゃないよ。

 家で寝て良くなったらまた行こうよ。」と。

 

しかしコレが飲酒だと事態は一変します。

 

「じゃあ一杯飲んで身体を温めてから帰ったら?」

とか、

「風邪ひいたら玉子酒だってあるくらいだから飲めよ」

とか、

「栄養沢山摂ってから帰れよ」

等々、何らかの屁理屈をつけて絶対に酒を勧めて来ます。

 

まともな人間の発想 風邪→病院→薬処方→帰宅→寝る

 

酒飲みの発想 風邪→取り敢えず酒を飲む

 

ちなみに酒飲みは驚くべき事に自分の健康が侵されても飲み続けようとします。

 

私の父は痛風でしたが、

薬を飲んで数値が下がったら途端に再び飲み始めました。

 

実は知り合いにも痛風なのに飲み続けている人がいます。

 

別の知り合いに糖尿病でも薬を飲みながら、

あるいはインシュリンを打ちながら飲んでいる人がいます。

 

しかも複数います。

 

まともな人間の発想 病気になる→治療に専念する

 

酒飲みの発想 病気になる→治療しながらも酒を飲む

 

ちなみに酒以外に同様の行動パターンを見せそうなものは、

糖分、麻薬くらいしか思いつきません。

 

しかし糖分を他人に強硬に勧める人はいませんし、

(オレのケーキが食えないのかと言う人はいない。笑)

麻薬は迂闊に他人に勧められません。

 

密告されて逮捕されますから。(笑)

 

他人に強要させて来ると言う一点において酒ほど酷いものは存在していないと思っています。

 

また、日本国における酒の世界では、

他人に食べ物の種類や順番まで強要して来ます。

 

それが何故か酒飲みの間だけで確立している「ご飯は後」です。

 

誰が決めたのか知りませんが、

何故か酒飲みは酔っ払うのが目的なのでしょうが、

腹に余り入れないで飲みたがるかと。

 

このため私は一時期、日本では絶対に飲まない、と決めていたほど酒を憎悪していました。

 

しかし今はさらに進み、ソーバーキュリアスの実行、となりました。

 

とは言え、全面禁酒はしません。

 

酒の世界で大嫌いなのは「強要」「健康無視」「ご飯は後」ですから、

医師から言われた「500ml9%を週に1~2回程度なら何ら問題ない」として、

酒を強要しない人と一緒に、健康に気遣いながら、ご飯も食べつつ、

たまに飲む、のならありかな、と。

 

まあともかく日本人の酒の飲み方。

 

何でこうも他人の酒の量が気になるのか。

 

大嫌いです。

 

そうして何故か酒への抵抗性は、

民族的に世界で最弱の遺伝的性質を持っているのも皮肉です。

 

約40%がアルコール分解酵素1つが不活性型(酒に弱い人)で、

約4%が2つ全部が不活性型(全く飲めない人)で、

つまり約半数が酒に弱いか全く飲めないか。

 

これをさらに突き詰めて言うと、

酒飲みは楽しいと思っている飲み会は、

日本人の約半数にとっては苦痛な現実。

 

こう言う元々悲惨な状況なのにも関わらず、

酒飲みは自分が気持ちいいからとやりたい放題をして来た訳です。

 

ようやくアルコールハラスメントなる言葉が出来て、

昭和飲みが駆逐されつつあるのは素晴らしい事かと。

 

終わり

 

余談:

昭和の酒の世界では、

一気飲みなる愚行は論外としても、

普通に飲み会の席にいる女性は酌をしにウロウロしなければなりませんでした。

男性の酒量に気を配り、減ったら酌。

それが出来ない女性は気配りの出来ないダメな女扱い。

よくよく考えると、一気飲みより酷かったかと。

まあ女性は女性で酒を飲んで倒れる男を面白がっていたようにも思うし。

ともかく昭和の酒の世界は悪夢だったかと。

 

余談2:

昔、中国に赴任していた友人を訪れた時、

現地の飲み会に誘われました。

さすがに本場の中華料理が抜群に美味しくて、

それは良かったのですが、

酒の飲み方が思い切り昭和で辟易しました。

女性達も女性達で、酌こそしませんが、

やたらと飲ませて潰れさせたいと考えているようで、

合わせるのが凄く大変でした。

韓国に留学経験がある娘も似たような習慣(やたらと飲むのが善)があったと言います。

もっとも娘はアルコール分解酵素2つ持ちで、

さらに強いので、現地の韓国人男性が焼酎3本飲んで潰れてしまったところ、

同量を飲み、平然と帰宅して行ったと言います。(笑)

ともかく。

日本人だけでなく中国人や韓国人と飲む時も注意が必要です。(笑)


余談3:

その点、(中流以上の)ヨーロッパ人は凄く安心して酒が飲めます。

マナーさえ守れば、強要はされないし、

社交術も日本人と比較すると格段に上手いし。

しかし要注意です。

ヤツらは遺伝的にほぼ100%、アルコール分解酵素2つ持ちの呑める口です。

しかも身体がデカいので日本人とは比較にならないほど強いです。

美味しそうに飲むためつられたら最後、

潰れます。(笑)